いつでも
歩けるように
クルマの中には
my red shoes
四方を囲む
山々の
何処かしらを
ちょいと
遠回りして
辿る
家路
静寂
が
教えてくれる
ココロの声
雪深い
木立の中の
先住者たち
の
逞しさ
と
孤独
に
敬意を
はらい
冷凍保存された
ハン・ソロ
を
憶い出し
ヒトリ
笑いながら
白のカーペット
に
寝そべって
ひんやり
空を
仰ぎ見る
いつぶりだろうか
無心に造った
雪だるま
の
微笑み
が
何処かしら
キミ
と
重なって
〜溶けて消えてしまわないでね〜
そう
呟きながら
頭を
撫ぜる
山々
は
迎えてくれる
〜よく来たね。キミが選んだんだよ。〜
と
暮れゆく空
に
街中
の
夕焼け小焼け
の
音楽
が
重なり合えば
それは
下山の合図
〜さぁ キミを待つ場所へと おかえり〜
ぐんと
冷え込む
その前に
すこしだけ
加速して
鼻の頭を
赤くして
僅かな時間
でも
思考回路
の
circulation
には
じゅうぶんに
必要な時間
だから
ふたたび
眺める
静寂の世界
も
すこしだけ
優しく
映る
帰り途
の
ナビゲイター
は
零れ落ちそうな月
きっと
キミ
も
見上げているだろう
そんな
確信を
持てるまでに
さよなら
今日の雪景色
さよなら
今日の
すこしだけ
弱気だった
ワタシ
さくさく
さくさく
あれは
雪を
踏む音
では
なくて
ココロに
纏わりついた
薄い膜を
破る
音
いつも
いつでも
大切なモノ
は
変わらない
いつも
いつだって
大切なモノ
は
傍らに
いてくれる
から
真っ白な世界
に
恥じぬ
ココロで
在れるの
ならば