「見えないモノが
見えた気がした」
桜の花びらが
春風の誘惑に
酔い痴れて
舞い始めた
瞬間に
「いつも
ボクらは
花見に行きそびれるよね」
って
泣き笑いの真似事
それを
横目に見ながら
「ワタシは
それ以上のモノを
見ている気がするわ
二人で居ると」
そう
キミは
達観した仙人のよう
胡座などかきながら
瞑想しているみたいに
呟く
・・眠いだけだろ（笑）
いつも
短いコトバで
キッパリ
言い切るキミを
羨ましくも
恨めしくも
思う
夢描くのは
欲しがるのは
女々しいかな
ボクばかりじゃん！
キミの居ない時間
ふいに
見上げた桜空に
それは
たしかに
見えたんだ
ココロにいつも
居座ってくれてる
キミが
見たいと願えば
叶うのよ
そうウィンクしながら
あやうく
踏みにじりそうになった
命拾いした
ちいさなハートの花びらを
今度キミに逢えたら
渡そう
「セカイでいちばん
小さなラブレターだよ」
「誰と行ったのかしらん？」
なんてイヤミを云う
照れ隠しの
素直じゃないトコロも
スキだよ
ヒトをスキになると
季節は
あっという間に
巡るようだね
そう感じさせてくれるキミへ
儚く散っていく
桜たちを眺めるのが
実は淋しくて
いたたまれなくて
不安でたまらない
かよわくも
たくましくキミへ
雨が強まりそうな
おも暗い空を
引き連れて
マスターが
店内に入ってきた
マジンガーZの
あしゅら男爵のように
顔半分は
笑いながら
あと半分は
引き攣りながら
何処か
異次元から
迷い込んだ
時空旅人の
ようだ
何事かと思いきや
開口一番
「キミ、ココヤメルノ？」
とは
何語⁈
何事⁉︎
聞けば
バードモナミの
道向かいに
エレガントで
ラグジュアリーな
セレクトショップが
在るのだが
そちらの
これまた
麗しのマダムが
「タナカさん
今月いっぱいで
辞められるんでしょう？
残念ですねぇ・・」
と
なんとも
嬉しい云い回しながら
見に覚えのない
卒業宣言を
聞いたとか
聞いてないとか・・
気になって
配達の時に
話を伺ってみると
どうやら
FBからの
タナカ違いの
卒業情報だったよう
バードモナミで
働いて
早一年半とすこし
毎日が
笑顔と
イイ出逢いに
包まれている
おかげさまで
辞めたいなぁとか
行きたくないなぁとか
一度も思ったコトはナイ
（晴天の通勤途中に
サボりたいと思ったコトは
幾度か・・）
市の中心部なのに
ちょいと
路地裏みたいな
ワクワク感がある
この通りは
いつ歩いていても
旅人のような
ココロ持ちになる
故郷に似た
風景を追い求める
引き寄せられて
手繰り寄せた
えにしの糸で
ワタシたちは
みな繋がっている
時には
窮屈や痛みすら
感じるコトも
あるけれど
それは
生きる証
そこに
在る証
まだまだ
やりたいコトがある
まだまだ
続けたいコトがある
まだまだ
まだまだ
田中は、バードモナミを 辞めません
これからも
よろしくお願い申し上げます
重い頭痛を
感じながら
早々に
眠りについた
母からの
久しぶりの電話に
揺り起こされ
カーテンを開けると
外は
薄暗く
たよりない雨が
不思議なくらい
リズミカルに
落ちてきた
あぁ
今年も
桜が咲ききるのを
見届けると
空はグレーの
スイッチを押すんだ
容赦無く
桜雨
それは
なにかを
試すように
美しさ
幸福感
それらに酔い痴れて
抱えた荷物を
ポトンと
落としてはいけないコトを
妖しくも
魅了される
ひととき
それは
弱さではなく
強さゆえだというコトを
狂い舞う
桜吹雪に
動揺して
見落としがちな
花弁一枚一枚は
実は
愛らしい
ハートのカタチを
しているコトを
咲ききった先に
うなだれる隙もなく
緑色に燃ゆる
輝かしい未来が
ワタシたちを
待っていてくれると
いうコトを
「めまい」
～DREAMS COME TRUE～
降るように 突然に
車の上 桜が散ってる
エンジンを あなたがかけたら
小さく一緒に震えた
いろんなことを
ぶぁっと思い出した
はじめて撮った
ツーショットの写真
ピンぼけのポラロイド
どんな どんなふうに
あなたがわたしの
電話番号聞いてきたか
何度もからかった
今までで一番きれい
今までで一番悲しい
「行かないで」
つぶやきは ウインカーあげて
ミラーを覗いてる
あなたには届かない
花びらと走り出した
いろんなことを
ぶぁっと思い出した
抱きしめられて
あなたの心臓も
ドキドキいってた
どんな どんなふうに
わたしは
抱きしめ返せばいいか
恥ずかしくて
腕も回せなかった
今までで一番きれい
今までで一番悲しい
めまいがするほど
散り出した花は
さっきまで車が停まってた
その場所だけ
ぽっかり空いてた隙間
埋めるように 降る
いろんなことは今日から
変わるんだね
いつもいっしょにいたから
まだ全然リアルじゃないけど
こんな こんな桜を
ふたりで 見られなかった
涙が出てくる
ほんとにきれい
すごくきれいで
今までで一番悲しい
どんな どんな顔で
あなたを
見送ったんだろう?
明日からは
もう 会えないのに…
空豆ひとつ
空豆の空は
中身が少ないコトを
文字ってる
なんて
皮肉は
云わないでよ
きっと
春の空の下みたいな
広がりを
感じさせてくれる
若い匂いと
甘みが
ギュウッと
詰まっているからじゃない？
量は
少ない方が
よりありがたみを
感じさせてくれる
コトもある
ちょうど
ボクらの時間みたい
空豆は
キミの
耳朶みたいな
愛らしいカタチだし
皮を剥くと
キミの唇みたいな
やわらかな触感に
似てるから
つい
欲張って
手が伸びる
ノンアルコールビール
なのに
酔ってるみたいに
ふわふわ
夢見ごちだよ
「ワタシをダシに
愉しんでるわね」
そんな
空耳すら
聴こえてきそう
空豆
空言
空耳
空しいの
空じゃないからね
空々しいなんて
云わないでね
ヒトリの時も
キミを
想ってるボクのコトを
春は
目に映る
やわらかな色彩が
溢れている
春は
頭に浮かぶ
美しいコトバが
溢れている
春は
ココロに浮かぶ
たったヒトリが
だれよりも
あたたかく笑う
キミに
手紙を
書こう
出せないけれど
返事はいらないけれど
「桜の花の咲く頃に」
～渡辺美里～
郵便受け 水色の手紙
右あがりの丸い文字
元気ですかと たずねるほど
時間がたってるわけじゃないけど
度の強いメガネ 片方のえくぼ
因数分解を いつも教えてくれたけど
恋の答はみつからないの
覚えていてね 想いだしてね
さくらの花の咲くころに
覚えていてね 想いだしてね
風の強い春の日には
砂ぼこり からっぽのフィールド
ぽつんと立ってみた
ころんでも 傷ついても
風に吹かれて 手あてもせずに
春の雨がこんなにまでも
冷たいなんて…
知らずにいた自分と
さよならをするときかもしれない
けんかした日も なげだした日も
輝きにかえてゆくよ woo…
うれしいときも つらいときにも
あの歌を口ずさむの
覚えていてね 想いだしてね
さくらの花の咲くころに
覚えていてね 想いだしてね
風の強い春の日には
けんかした日も なげだした日も
輝きにかえてゆくよ woo…
覚えていてね 想いだしてね
風の強い春の日には
あらゆる
世代の
ガールフレンドに
恵まれている
みんな
先生で
師匠で
同志で
天使で
小悪魔で
タフで
儚い
先日
情報誌の取材で
「同性として
恋をしたら
あのコ変わったわねぇ・・
と（皮肉も込めて）
思う瞬間って？」
と
問われた時に
何故か
ピョンピョン飛び跳ねる
己の姿は
浮かんだモノの（笑）
そんな
ケッと
一瞥するような
スイッチ女子は
アタイの周りには
居ない気がした
ワタシの好きな
オンナのヒトたちは
恋は
周りを巻き込むコトなく
恋をしたいヒトと
ひっそり二人で
築いているようだし
悩んだり
俯いたりした時は
ひとまず
鏡の中の
もうひとりの自分に
問うくらいの
一呼吸のゆとりを
持っている気がする
つまりは
目の前に
現れる時は
戦の果て
はたまた
出陣式
だったりするのだ
自分の人生
自分にだけは
わがままで
ありたい
自分にだけは
素直に
なりたい
自分のコトは
いつも
抱きしめて
あげたい
そう
想える
オンナトモダチ
と
そう
願わずには
いられない
ワタシだから
出逢えたのだろうね
見届けますよ
喜んで
見守っていてね
それだけで
頑張れる気がする
から
春になると
雲みたいな
白いシャツを
欲しくなります
今年は
スタンドカラー
と
オトナ刺繍
を
選びました
無造作に
腕まくりしたり
時には
かしこまったり
白いシャツは
キャンバスのよう
広い空のよう
いろんな
自分を
映してくれます
花嫁の
ウェディングドレス
みたいに
あなた色に
染めてください
なんて
時には
従順に
ココロに
跪いたり
素肌に
無造作に
羽織り
ヌーベルバーグの
女優を
気取ってみたり
装い
も
人生
も
愉しまなくちゃ
損じゃない？
選択肢は
多い方が
いいんじゃない？
でも
まっさらな
ココロに
なれる
瞬間は
見逃しちゃ
いけないんじゃない？
ジュースや
お菓子などの
嗜好品の
復刻版を
コンビニなどで
見かける
iTunes片手に
子供たちが
口ずさんでいるのも
ファッション雑誌を
穴が空くほど
見て吟味して
身につけているモノも
８０年代９０年代を
思い起こさせる
テイストが多いし
時代は
いま
昭和４０年代生まれの
アタイたちに
スポットを
当ててるのかしらん
なんて
ニヤリ
でも
よくよく
考えたら
それらの仕掛人サイドが
ワタシたち世代って
コトなんですよね
この前
ご来店下さった
女子高生コンビは
原田知世さんを
知らなかったし！（泣）
流行は
繰り返すと
いうけれど
追い求めた
憧れが
現実になり
それを
通り過ぎて
戻れなくなった頃
次のキラキラした世代へ
託されて
受け継がれていく
それが
実際のところ
なのかも
ひとつだけ
云えるのは
イイモノは
残ると
いうコト
そして
イイモノは
そうそう
変わらないと
いうコト
時を経ても
時を越えても
コスメ好きなムスメ
ズボラケアのワタシ
そんな
親子二代で
お気に入り
佐賀大和の
Savon de Rinさん
出島の
listさんで
ベーシックソープ
と
クレンジングオイル
購入できました
素人目で
見ても
一目瞭然
優しい素材を
使ってくださってます
ひとつひとつから
手仕事の
温もりや
手間隙が
ズシリと
伝わってくるようです
お肌にいい
基礎化粧品
それは
過剰過ぎず
簡素過ぎず
負担にならぬは
勿論のコト
意味が無くては
いけません
不要なモノだけ
取り除き
必要なモノだけ
取り入れる
なんだか
理想の関係ね
コスメのみ
ならずとも
今日は
空にも
ココロにも
光が溢れる
一日でした
日が良かったのでしょうか
結婚式に参列された方も
多かったような
ワタシも
ステキな披露宴に
お招きいただき
イマドキの
結婚式スタイルや
受け継がれる伝統を
目の当たりにして
絶句⁉︎したり
ジーンとしたり
帰宅すると
知り合いの方に
待望の第一子が
誕生されたという
ニュースが
飛び込んできたので
早速
逢いに行きました
小さな
愛らしい眠り姫
金平糖みたいな
儚くもチカラ強い
掌
そこに繋ぐ
大切なヒトを
探す旅が
始まるね
そして
めでたい続き
フィニッシュは
愛娘の誕生日
１６歳とは・・
カラダとココロの
潤いMAX！
羨ましくて
見惚れちゃいます（笑）
たくさん
出逢って
たくさん
愛して
ちょっぴり
痛みも
分かち合ったり
触れ合ってほしいな
そして
憧れのシンガー
土岐麻子さんも
お誕生日だったよう
重ねておめでとうございます
カーステレオに向かって
最敬礼！
めでたいな
あぁ
こりゃ
めでたいな
桜の蕾も
ヒトツ
また
ヒトツ
開き始めた
この
佳き日に
ステキなヒトたちの
花開く時を
見届けられて
春風は
ココロを
すぅっと
軽く撫ぜる
冬を越え
夏に立ち向かう
つかの間の
休息みたいな
春
愛するみんなに
幸あれ！
