2018.7.19 (北八ヶ岳白駒の池にて)
「バイケイソウ」(梅慧草):ユリ科の高山植物で深山や湿地付近などに群生する。本州から北海道にかけて分布し草丈は100~150cmになる。初夏の頃から直立した花茎に多数の緑白色の小花を咲かせる。
「コバイケイソウ」(小梅慧草)は同種だが草丈は100cm以下と小型で高山帯の登山道脇などに群生しているのをよく見かける。葉もよく似ているが花は白色で房状に咲き、「バイケイソウ」と比較すると草丈と花の色・形が異なる。ともに新芽、葉、花、根茎全体にアルカロイドを含有し毒性がある。山菜としてよく知られている「オオバギボウシ」は同じような場所に生育していて新芽はよく似ているため、誤食事故の発生が多いといわれている。
国内で標高2000m以上にある湖沼の中では最大の長野県八千穂高原の「白駒の池」(標高2115m)の水辺に群生しているのを見かけて撮影した。白駒の池は一周40分ほどの散策コースがあり貸しボートもある。秋の紅葉風景は見事で、星空の観察、撮影場所としても人気がある。池畔の通年営業の山荘「白駒荘」は10月に新館がオープンする予定で現在工事が進んでいる。
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