きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

山手線の6扉車が4扉車に

2010-02-17 | 書斎
本日の帰りに目黒駅に写真のようなお知らせが掲示されていました。

(上の写真をクリックするとお知らせの拡大画像になります)


それによると、2月22日(月)から6扉車を順次4扉車に変更するとなっています。
また、19日(金)限りで6扉車のラッシュ時の座席収納をとりやめるとも書かれています。

この6扉車の4扉車化は、山手線各駅への可動式ホーム柵(いわゆるホームドア)の設置によるものです。
JR東日本のリリース(2008年6月)によれば、

山手線の西日暮里~浜松町駅間(東京駅経由)は輸送障害の発生時等に、京浜東北線と同じ線路を使用した列車運行を行っているため、山手線の6扉車が停車する位置に京浜東北線の4扉車が停車する場合があります。このため、可動式ホーム柵の本格的な整備に合わせて、山手線の6扉車をすべて4扉車に取り替えます。

ということです。

これがまたネット上で話題になりました。
というのは、山手線の11両編成に対して京浜東北線は10両編成です。
そのため、ホームドアの運用開始時には山手線の10号車(サハ)の位置に京浜東北線の先頭車(クハ)が止まることになります。
今さら言うまでもないですが、E231系(山手線)、E233系(京浜東北線)はサハとクハでは4扉車といってもドアの位置が異なっていますので、そこをどう対応するのかが興味の的だったわけです。

鉄道ファンの2010年2月号では、山手線10号車用の新製車両(サハ)のドア位置は京浜東北線の先頭車(クハ)のドア位置に近づけたものにするというJR東日本の記事が掲載されていました。
要するに前後非対称(?)のサハになるわけで、個人的には「美しくないなあ」と思ってしまいました。
(6扉車も美しくないと思ってましたが)

今回の件については、朝日新聞にも記事が掲載されていました。
「山手線、朝から全席使用可」
記事によれば、6扉車の運用停止に踏みきった(踏みきれた)理由のひとつが山手線の混雑改善にもあるようです。
だとすると現在工事中の東北縦貫線(東京~上野)東北縦貫線(東京~上野)が完成したら山手線の混雑はさらに改善されることが予想されます。
そうなると山手線の再10両編成化もあるのかなと予想しています。
その時は「美しい」10両編成が実現(復活)するのかな?