パレード行進が目指すはレーニン広場。
ヴォロネジにはまだレーニンさんがいた!
5月9日。戦勝記念日。
『ヴァルシェブニキ』のコンサートに同行するのは午後からなので、
ナタリアさんがその前にパレード見学に連れて行ってくれるという。
のっけから飛ばしすぎのKくんは、電池切れ間近のヤバイ状態。
午後の部に備えて寝かせておき、Oさんと二人で出かける。
朝8時半。パレード開始は10時だというのに、
すでに目抜き通りの革命大通りは人ごみでごった返していた。
町のあちこちでバブシュカが花を売っていて、
道行く人々がそれを2本、3本と買っていく。
ナタリアさんもチューリップを手早く選んで購入。
これを無名戦士の墓に供えるのだという。
大通り沿いにはいくつか仮設ステージが設けられ、
子供たちや民族楽団が歌や踊りを披露している。
『ヴァルシェブニキ』の歌を歌っている子供グループもいて、
ナタリアさん、ちょっぴり誇らしげ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/29/2e/cb4c1f268acfbf2a872e9e945e44f7a3_s.jpg)
こちら、グルジア少年少女舞踏団。
衣裳がめちゃくちゃかっこいい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ef/89ba10496931e71df52cf3f976e856b5.jpg)
10時。無名戦士の墓の前で式典が行われ、パレードが始まる。
「先回りしましょ!」というナタリアさんに手をひかれて、
再び革命大通りに戻る。子供の姿がやけに多い。
花を手にして沿道にズラリと並んでる。
「退役軍人がきたら、子供たちが花を渡すのよ」とナタリアさん。
本当にそうだった。行進してくるパレードの列のなかに、
勲章を胸につけたご老人の姿を見つけると、
子供たちが駆け寄って次々に花を手渡すのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/e0/c912d6acc9c33d3e621b58d864352c4e_s.jpg)
なんなんだろう。これって。
これがソ連時代であれば、「戦争功労者を労う模範的少年達」
とでも安易にキャプションをつけてしまうのだろうけれど、
そういうこととはまったく次元が違う気がする。
戦争功労者だからというのではなく、
何かを成し遂げた人生の先輩たちを心から敬う
という教育が、この国ではなされているのだ。
そうとしか思えない。
この日、またしてもナタリアさんにお昼をごちそうになる。
おまけに、明日はホテルの支払日だというのに
まだ両替を済ませていなかった我々のために
休日に営業している両替所を見つけてくれたうえ、
両替所でのトラブルにも根気よく立ち会ってくれたりして、
本当に頭の下がる思いだ。
ヴォロネジにはまだレーニンさんがいた!
5月9日。戦勝記念日。
『ヴァルシェブニキ』のコンサートに同行するのは午後からなので、
ナタリアさんがその前にパレード見学に連れて行ってくれるという。
のっけから飛ばしすぎのKくんは、電池切れ間近のヤバイ状態。
午後の部に備えて寝かせておき、Oさんと二人で出かける。
朝8時半。パレード開始は10時だというのに、
すでに目抜き通りの革命大通りは人ごみでごった返していた。
町のあちこちでバブシュカが花を売っていて、
道行く人々がそれを2本、3本と買っていく。
ナタリアさんもチューリップを手早く選んで購入。
これを無名戦士の墓に供えるのだという。
大通り沿いにはいくつか仮設ステージが設けられ、
子供たちや民族楽団が歌や踊りを披露している。
『ヴァルシェブニキ』の歌を歌っている子供グループもいて、
ナタリアさん、ちょっぴり誇らしげ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/29/2e/cb4c1f268acfbf2a872e9e945e44f7a3_s.jpg)
こちら、グルジア少年少女舞踏団。
衣裳がめちゃくちゃかっこいい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ef/89ba10496931e71df52cf3f976e856b5.jpg)
10時。無名戦士の墓の前で式典が行われ、パレードが始まる。
「先回りしましょ!」というナタリアさんに手をひかれて、
再び革命大通りに戻る。子供の姿がやけに多い。
花を手にして沿道にズラリと並んでる。
「退役軍人がきたら、子供たちが花を渡すのよ」とナタリアさん。
本当にそうだった。行進してくるパレードの列のなかに、
勲章を胸につけたご老人の姿を見つけると、
子供たちが駆け寄って次々に花を手渡すのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/e0/c912d6acc9c33d3e621b58d864352c4e_s.jpg)
なんなんだろう。これって。
これがソ連時代であれば、「戦争功労者を労う模範的少年達」
とでも安易にキャプションをつけてしまうのだろうけれど、
そういうこととはまったく次元が違う気がする。
戦争功労者だからというのではなく、
何かを成し遂げた人生の先輩たちを心から敬う
という教育が、この国ではなされているのだ。
そうとしか思えない。
この日、またしてもナタリアさんにお昼をごちそうになる。
おまけに、明日はホテルの支払日だというのに
まだ両替を済ませていなかった我々のために
休日に営業している両替所を見つけてくれたうえ、
両替所でのトラブルにも根気よく立ち会ってくれたりして、
本当に頭の下がる思いだ。