農家に嫁いだ友人から、段ボールいっぱいの栗が届く。
ご近所の料理人T子におすそ分けしても、まだいっぱい。
とりあえずシンプルにゆでて食べてみて、レシピを検索。
マロングラッセもどきをつくってみました。
といっても、無農薬で蛾の幼虫つきだったので
ひとつひとつ虫チェックのため崩してしまい
形は「わけありグラッセ」風ですが。
砂糖で少しずつ煮詰めること5日。
ブランデーがなかったので、香りづけはバルザンで代用。
バルザン(バルサンではないですよ)というのは
ロシアの果実酒で、いろんな種類あり。
余っていたスズダリのお土産の果実酒と
ハバロフスクで買った野イバラの実のコニャックづけを
ちょっと多めにふりかけてみたら、
それっぽい味に仕上がりました。
こちらは鶏肉と一緒にスープいために。
今年は夏からずっと、あちこちから食材が届くので
とても助かっております。
お返しのギンナンをもっとたくさん取ってこねば!
秋の食材・栗の大量入荷に、食欲を刺激されたプロブレーマちゃんが、日頃自慢の腕を揮って次々と調理。写真を眺めているだけでも、視覚を楽しませて貰いました。御馳走様です。
で、昨日と今日、秋も深まる東京神田のニコライ堂にて、正教信徒が集まってのバザーが開催されており、平素はキリスト教とは何の縁も無いYozakuraも、通りがかりに覗いてみました。
門を入ると、敷地が限られている所為でしょうか、もう眼の前に鐘楼と聖堂が連なっており、その入口の辺りまで続く狭い中庭に、幾つもの机が並べられ、お菓子や文房具が広げられ、ルーマニアのワインまで販売されていました。
私は、その向こう側、やや奥まった場所にズラリと吊るされた洋服類から、背広と夏向きの半袖シャツを購入。信仰の篤い人々が販売なさっている所為でしょうか、値段は驚く程の安さ。異教徒も祭りを楽しませて貰いました。
少し期待していたのですが、北方地方の特産品・黒パン(Rye Bread, ライ麦パン)は、誰も販売しては居ませんでしたね。
あの、軽い酸味の中に広がる、お餅の様なねっとりとした噛み応えは、中中に捨て難い味なのですが、今回はありつけず仕舞い。
お元気で。
リトアニアに行った時、飲兵衛の先輩への土産に、当地のバルザムを購入しました。
リトアニアのバルザムは薬草系のものが主流のようで、薬代わりに飲んだりすることもあるようです。
ちなみにこれら(100ml小瓶3本セットを10ドル程度で購入)のアルコール度は確か、50,70,90だったと思います。私には飲めません…
ロシア各地にも地酒ならぬ、地バルザムがあるのでしょうか?