はぁい♪ミス・メリーよ♪
昨夜はキリスト生誕以前のクリスマスについて、さらりとお話したわね。
今夜は時計の針を少し進めて、キリスト生誕後のクリスマスを、さらりとお話するわ。
キリスト教祖であるイエスは神の子と崇められてる一方、多くの民に教えを説いた偉人として、歴史に名を残してるわね。
イエスが生きた時代は強大なローマ帝国が治めていて、イエスの説いた教義は当時支配されていたユダヤ民族の宗教改革を訴えるものだったと云われてるわ。
現在のユダヤ教はキリスト教とは異なる立場を貫いてるけど元は親類、宗教の世界は複雑だわね。
それはさて置き、現在世界で最大の信徒数を誇るキリスト教だけど、ローマ帝国統治下の時代は、極小さな新興の宗教にすぎなかったの。
それが古代ローマ人に度々弾圧を受けた事で、皮肉にも信徒同士の結束が強まり、規模を拡大させて行ったのよ。
キリスト教と同時期に勢力を競っていたのが「ミトラス教」。
太陽と光明と戦闘の神「ミトラス」を主神と崇める宗教で、紀元前1~5世紀にかけ兵士の間で流行したと伝えられてるわ。
ライバルとして競っていた為かしら?
2つの宗教には多くの類似点が見られるの。
例えば一神教である点、
日曜を聖なる曜日と定めてる点、
洗礼が有る点、
天国と地獄の概念、
十字のシンボル、等々…
何よりミトラスもキリストも生誕日は12/25、果たしてこの12/25という日付には、どんな意味が篭められてるのかしら?
――答えは太陽再生の日。
当時の冬至は12/25で、太陽神ミトラスはこの日、岩から生れたと伝えられてるの。
キリストの生誕日が12/25と定められたのは、紀元325年小アジアのニケアで開かれた、キリスト西方教会議以後で、それ以前は1/6に祝われてたの。
現在でも東方教会圏では1/6もしくは1/7をクリスマスと定めているのよ。
ローマの太陽暦では1/1が天地創造の始まり、人間を創造したのはそれから6日目だというキリスト教義を受け、1/6にキリストの生誕日を定めたものの、神の子=世を照らす光=太陽という連想から、12/25の太陽生誕の日こそ相応しく感じたのでしょうね。
何より彼らの聖書に記述された最重要イベントはキリストの復活、死から再生する太陽はキリストそのものだと信徒達は深読みしたのよ。
そして現代に繋がる聖クリスマスの日は誕生したというわけ。
ところでイエス・キリストの本当の誕生日は何時なのか?
この謎を解いた人は歴史上1人も居ないの。
古い文献には4世紀半ばの地中海で、キリスト教徒が5月初めに生誕を祝ったと記述されてるそうだけど、果たして真実かは判らない…。
もう1つの謎、かつてキリスト教のライバルだった「ミトラス教」は、その後どうなったのか?
4世紀頃、ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌス1世がキリスト教を公認。
382年グラティアヌス帝がキリスト教以外の宗教を禁止する勅令を出して以降は衰退して行ったわ。
そしてミトラス教は歴史の狭間に埋もれてしまったの。
でも一説には仏教の弥勒菩薩はミトラスが祖じゃないかと云われてるわ。
だとして仏教はミトラス教と繋がってるかもしれないわね。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス2曲目の歌は――「Silver Bells」!
1951年に映画「The Lemon Drop Kid」の挿入歌として発表されて以来、米国ではポピュラーなクリスマスソングよ。
作詞はジェイ・リヴィングストン、作曲はレイ・エヴァンス。
映画は1934年に製作された同名作のリメイクで、「レモン・ドロップ・キッド」と言うあだ名のペテン師を主人公にしたコメディーだったのだけど、映画より歌の方が有名になってしまったのね。
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【Silver Bells】
City sidewalk♪
Busy sidewalks♪
Dressed in holiday style♪
In the air there's a feeling of Christmas♪
Children laughing♪
People passing♪
Meeting smile after smile♪
And on every street corner you'll hear♪
Silver bells♪
Silver bells♪
It's Christmas time in the city♪
Ring-a-ling♪
Hear them ring♪
Soon it will be Christmas day♪
City street lights♪
Even stop lights♪
Blink a bright red and green♪
As the shoppers rush home♪ with their treasures♪
Hear the snow crunch♪
See the kids bunch♪
This is Santa's big scene♪
And above all this bustle you'll hear♪
Silver bells♪
Silver bells♪
It's Christmas time in the city♪
Ring-a-ling♪
Hear them ring♪
Soon it will be…Christmas day♪
【訳】
クリスマスはワクワクするね
パーティーをしたり、礼拝をしたり
何が起こっても、何が有っても
それが僕にとってのクリスマス
街の歩道は人が行き交う
お祭り気分の様子でさ
そんな雰囲気溢れる
クリスマス気分でさ
子供達は笑い、人々が通り過ぎる
次々に出会う笑顔、また笑顔
そんな街角では、聞こえて来るよね
銀色のベル 銀色のベル
それは街中のクリスマス
リンリン鳴ってる、音が聞こえて
もうすぐクリスマスがやって来るんだ
街の灯り、信号の灯りも
赤と緑に輝いているよ
買い物をしたら、家に急ぐよ
大事なプレゼントを抱えてね
雪を踏みしめる音、やって来る子供達
これがサンタさんの、季節の様子
活気に溢れた、そんな中から
銀色のベル 銀色のベル
それは街中のクリスマス
リンリン鳴ってる、音が聞こえて
もうすぐクリスマスがやって来るんだ
(↓から、びょり記)
…曇ってて皆既月食観れんかった。
毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ!
他民族の宗教や文化を吸収し、今のキリスト教は成立してる。
他の宗教もそれは同じだけど、そうせざるを得なかった事情が、特にキリスト教には在ったというわけで…な~んて事は今迄クリスマスの度に聞いたと思われるでしょう?
ミス・メリー曰く――此処までの記事はおさらい、次回から期待しててね♪――という事です。
皆様、御期待下さい。(笑)
今回挙げた映画、自分は観た事無いです。(汗)
検索したら競馬でペテンを働く主人公の話みたいだけど…。
映画から広まったクリスマスソングは多い。
それだけ当時映画の影響力が強かったという事で。
写真はイクスピアリ中央広場のクリスマスツリー…に飾られた銀色の鐘をクローズアップした物です。
昨夜はキリスト生誕以前のクリスマスについて、さらりとお話したわね。
今夜は時計の針を少し進めて、キリスト生誕後のクリスマスを、さらりとお話するわ。
キリスト教祖であるイエスは神の子と崇められてる一方、多くの民に教えを説いた偉人として、歴史に名を残してるわね。
イエスが生きた時代は強大なローマ帝国が治めていて、イエスの説いた教義は当時支配されていたユダヤ民族の宗教改革を訴えるものだったと云われてるわ。
現在のユダヤ教はキリスト教とは異なる立場を貫いてるけど元は親類、宗教の世界は複雑だわね。
それはさて置き、現在世界で最大の信徒数を誇るキリスト教だけど、ローマ帝国統治下の時代は、極小さな新興の宗教にすぎなかったの。
それが古代ローマ人に度々弾圧を受けた事で、皮肉にも信徒同士の結束が強まり、規模を拡大させて行ったのよ。
キリスト教と同時期に勢力を競っていたのが「ミトラス教」。
太陽と光明と戦闘の神「ミトラス」を主神と崇める宗教で、紀元前1~5世紀にかけ兵士の間で流行したと伝えられてるわ。
ライバルとして競っていた為かしら?
2つの宗教には多くの類似点が見られるの。
例えば一神教である点、
日曜を聖なる曜日と定めてる点、
洗礼が有る点、
天国と地獄の概念、
十字のシンボル、等々…
何よりミトラスもキリストも生誕日は12/25、果たしてこの12/25という日付には、どんな意味が篭められてるのかしら?
――答えは太陽再生の日。
当時の冬至は12/25で、太陽神ミトラスはこの日、岩から生れたと伝えられてるの。
キリストの生誕日が12/25と定められたのは、紀元325年小アジアのニケアで開かれた、キリスト西方教会議以後で、それ以前は1/6に祝われてたの。
現在でも東方教会圏では1/6もしくは1/7をクリスマスと定めているのよ。
ローマの太陽暦では1/1が天地創造の始まり、人間を創造したのはそれから6日目だというキリスト教義を受け、1/6にキリストの生誕日を定めたものの、神の子=世を照らす光=太陽という連想から、12/25の太陽生誕の日こそ相応しく感じたのでしょうね。
何より彼らの聖書に記述された最重要イベントはキリストの復活、死から再生する太陽はキリストそのものだと信徒達は深読みしたのよ。
そして現代に繋がる聖クリスマスの日は誕生したというわけ。
ところでイエス・キリストの本当の誕生日は何時なのか?
この謎を解いた人は歴史上1人も居ないの。
古い文献には4世紀半ばの地中海で、キリスト教徒が5月初めに生誕を祝ったと記述されてるそうだけど、果たして真実かは判らない…。
もう1つの謎、かつてキリスト教のライバルだった「ミトラス教」は、その後どうなったのか?
4世紀頃、ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌス1世がキリスト教を公認。
382年グラティアヌス帝がキリスト教以外の宗教を禁止する勅令を出して以降は衰退して行ったわ。
そしてミトラス教は歴史の狭間に埋もれてしまったの。
でも一説には仏教の弥勒菩薩はミトラスが祖じゃないかと云われてるわ。
だとして仏教はミトラス教と繋がってるかもしれないわね。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス2曲目の歌は――「Silver Bells」!
1951年に映画「The Lemon Drop Kid」の挿入歌として発表されて以来、米国ではポピュラーなクリスマスソングよ。
作詞はジェイ・リヴィングストン、作曲はレイ・エヴァンス。
映画は1934年に製作された同名作のリメイクで、「レモン・ドロップ・キッド」と言うあだ名のペテン師を主人公にしたコメディーだったのだけど、映画より歌の方が有名になってしまったのね。
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【Silver Bells】
City sidewalk♪
Busy sidewalks♪
Dressed in holiday style♪
In the air there's a feeling of Christmas♪
Children laughing♪
People passing♪
Meeting smile after smile♪
And on every street corner you'll hear♪
Silver bells♪
Silver bells♪
It's Christmas time in the city♪
Ring-a-ling♪
Hear them ring♪
Soon it will be Christmas day♪
City street lights♪
Even stop lights♪
Blink a bright red and green♪
As the shoppers rush home♪ with their treasures♪
Hear the snow crunch♪
See the kids bunch♪
This is Santa's big scene♪
And above all this bustle you'll hear♪
Silver bells♪
Silver bells♪
It's Christmas time in the city♪
Ring-a-ling♪
Hear them ring♪
Soon it will be…Christmas day♪
【訳】
クリスマスはワクワクするね
パーティーをしたり、礼拝をしたり
何が起こっても、何が有っても
それが僕にとってのクリスマス
街の歩道は人が行き交う
お祭り気分の様子でさ
そんな雰囲気溢れる
クリスマス気分でさ
子供達は笑い、人々が通り過ぎる
次々に出会う笑顔、また笑顔
そんな街角では、聞こえて来るよね
銀色のベル 銀色のベル
それは街中のクリスマス
リンリン鳴ってる、音が聞こえて
もうすぐクリスマスがやって来るんだ
街の灯り、信号の灯りも
赤と緑に輝いているよ
買い物をしたら、家に急ぐよ
大事なプレゼントを抱えてね
雪を踏みしめる音、やって来る子供達
これがサンタさんの、季節の様子
活気に溢れた、そんな中から
銀色のベル 銀色のベル
それは街中のクリスマス
リンリン鳴ってる、音が聞こえて
もうすぐクリスマスがやって来るんだ
(↓から、びょり記)
…曇ってて皆既月食観れんかった。
毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ!
他民族の宗教や文化を吸収し、今のキリスト教は成立してる。
他の宗教もそれは同じだけど、そうせざるを得なかった事情が、特にキリスト教には在ったというわけで…な~んて事は今迄クリスマスの度に聞いたと思われるでしょう?
ミス・メリー曰く――此処までの記事はおさらい、次回から期待しててね♪――という事です。
皆様、御期待下さい。(笑)
今回挙げた映画、自分は観た事無いです。(汗)
検索したら競馬でペテンを働く主人公の話みたいだけど…。
映画から広まったクリスマスソングは多い。
それだけ当時映画の影響力が強かったという事で。
写真はイクスピアリ中央広場のクリスマスツリー…に飾られた銀色の鐘をクローズアップした物です。