はぁい♪ミス・メリーよ♪
昨夜はクリスマスの元になった「陽」のお祭を紹介したわね?
「陽」在れば「陰」も在る。
今夜はクリスマスの元になった「陰」のお祭、「ユール」について紹介するわ!
「ユール」とはキリスト教伝来以前に、北欧で行われていた冬至祭を指す言葉。
現代でも北欧のクリスマスを「ユール」の名で呼んだりするわ。
1年が終る12月、古代ゲルマン人は12日間に渡り、収穫を神々に感謝して、盛大な宴を催したの。
12/25~1/6迄続く「十二夜」と呼ばれる習慣はここから来てるのよ。
オーディン・フレイ・トールといった北欧の神々に、ビールやパンや猪豚を捧げ、丸太を燃やして祭の間中、火を絶やさなかったと云うわ。
やがて神々は自然の精霊に変り、自分達の祖先の霊と結び付いた。
ユールの夜には祖先の霊が古代神に率いられ、家に帰って来ると人々は信じたから、かつて古代神に捧げてた時と同様、各家庭で料理と飲物を食卓に供える習慣が生れたの。
この時死者に供える食事は「ユールボード」と呼ばれてるんだけど、日本の習慣で言えばお盆の頃供えられる「盆棚」に当たるわね。
祖先の霊と一緒に悪霊なんかも人里に降りて来ると恐れられてたから、冬至祭の終りには必ず火を大きく焚き、騒音を立てて霊を追い払う儀式を行うのよ。
これも日本式に言うなら「送り火」、また旧正月頃見られる「どんど焼き」、それから「節分」にも似てるわね。
年の終りに精霊を迎え、春の到来と共に送り出す(追い払う)儀式が、遠く離れた国と国で共通に見られるのは不思議だわ。
キリスト教伝来以前の「ユール」は死者の祭。
それがキリスト教伝来以後は、悪魔崇拝の儀式に見られ、禁止されてしまったの。
けれど習慣という形でしぶとく継承されてった。
現代で「ハロウィーン」と呼ばれる祭、あれは古代のケルト人が11/1に行っていた収穫感謝祭を起源にしていて、当時は「サヴィン」の名で呼ばれていたそうよ。
古代ケルト人にとって1年の終りは10/31、新年の前夜には精霊や魔物が訪れると考えられてたの。
それらから身を守ろうと化物の扮装をして騒ぐ習慣が生れたのだけど、このイベントをプロテスタントの信徒達はクリスマスを浄化する為に利用したの。
クリスマスから「陰」の要素を取り除き、「ハロウィーン」と言う名の別の行事に作り替えたってわけ。
一方でヨーロッパのカトリック圏のクリスマスには、今でも死者の祭(ユール)的要素が色濃く残されてるようよ。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス4曲目の歌は――「サンタが町にやって来る」!
1934年頃、ヘヴン・ギレスピーが作詞し、フレッド・クーツが作曲して生れたと言われる、知る人ぞ知るクリスマスの名ソングね。
サンタクロースを待ち侘びる気持ちは、大人になっても変らず持ち続けるものかしら?
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【サンタが街にやって来る】
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
待ち切れないで♪
お休みした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
待ち切れないで♪
お休みした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
(↓から、びょり記)
…前年紹介したように、元の歌詞はこの日本語版と全然違う。
しかし日本語で歌われる場合、大抵は↑じゃないかと。
それだけ日本人に親しまれてる証拠だろう。
自分も気に入ってたり。
2番の歌詞なんか、歌ってるとほろり来る。
ちなみに訳したのは神戸孝夫氏らしい。
毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ!
向うから見れば日本人も中国人も一緒な様に、こっちから見ればヨーロッパ人は皆一緒。
が、ヨーロッパの人達にとっては大いに違ってて、今でもそれぞれの系譜が揉め事の発端になったりしてる。
ケルト人は紀元前5世紀頃、古代ヨーロッパに流れて来た民族で、後に彼らの文化にローマ帝国が侵入。
更に5世紀頃ローマにゲルマン人(ローマ人の他称)が侵入を開始し、449年にはアングロ・サクソン人が現在のイギリス領土に侵入を開始したそうな。
繰り返される侵略が、異なる人種と文化を混然とさせ、キリスト教が統一を図り、現代の複雑なヨーロッパを形成した。
島国日本も実は色んな民族の文化が交じり合ってて、例えば秋田県の慣習「なまはげ」と似たものが、ドイツやオーストリアで見られるんだな。
つまり昔東北地方にヨーロッパの民族が流れて来たって事で、秋田美人の肌が白いのはそのせいだと言われている。
秋田犬のDNAを調べたら、ヨーロッパ犬種との繋がりを認められたそうな。
そういや秋田と青森の県境辺りに、「新郷村(旧戸来村)」と言う、不思議な村が在る。
何故か古代ヘブライに纏わる慣習が残されてるそうで、眉唾だがキリストの墓と呼ばれる遺跡が在る。
大昔ユダヤ民族が流れて来たんでしょうねぇ。
(新郷村の観光スポット→http://www.net.pref.aomori.jp/shingo/07sight/sight_sub.html)
今日の写真は「らくーあ」内の、バスグッズを専門に扱う店、LUSH前で見付けたプレゼントの山(無論デコレーション)。
この店で扱ってる商品、興味は有るんだが、近付くと店員さんが物凄い勢いで商品の説明を始めるので、恐くて側に寄れない。
商売熱心な店というのは、客の立場から見ると、有難迷惑な部分も有るよな。
全国展開してる店なので、知ってる人は大いに違いない。
昨夜はクリスマスの元になった「陽」のお祭を紹介したわね?
「陽」在れば「陰」も在る。
今夜はクリスマスの元になった「陰」のお祭、「ユール」について紹介するわ!
「ユール」とはキリスト教伝来以前に、北欧で行われていた冬至祭を指す言葉。
現代でも北欧のクリスマスを「ユール」の名で呼んだりするわ。
1年が終る12月、古代ゲルマン人は12日間に渡り、収穫を神々に感謝して、盛大な宴を催したの。
12/25~1/6迄続く「十二夜」と呼ばれる習慣はここから来てるのよ。
オーディン・フレイ・トールといった北欧の神々に、ビールやパンや猪豚を捧げ、丸太を燃やして祭の間中、火を絶やさなかったと云うわ。
やがて神々は自然の精霊に変り、自分達の祖先の霊と結び付いた。
ユールの夜には祖先の霊が古代神に率いられ、家に帰って来ると人々は信じたから、かつて古代神に捧げてた時と同様、各家庭で料理と飲物を食卓に供える習慣が生れたの。
この時死者に供える食事は「ユールボード」と呼ばれてるんだけど、日本の習慣で言えばお盆の頃供えられる「盆棚」に当たるわね。
祖先の霊と一緒に悪霊なんかも人里に降りて来ると恐れられてたから、冬至祭の終りには必ず火を大きく焚き、騒音を立てて霊を追い払う儀式を行うのよ。
これも日本式に言うなら「送り火」、また旧正月頃見られる「どんど焼き」、それから「節分」にも似てるわね。
年の終りに精霊を迎え、春の到来と共に送り出す(追い払う)儀式が、遠く離れた国と国で共通に見られるのは不思議だわ。
キリスト教伝来以前の「ユール」は死者の祭。
それがキリスト教伝来以後は、悪魔崇拝の儀式に見られ、禁止されてしまったの。
けれど習慣という形でしぶとく継承されてった。
現代で「ハロウィーン」と呼ばれる祭、あれは古代のケルト人が11/1に行っていた収穫感謝祭を起源にしていて、当時は「サヴィン」の名で呼ばれていたそうよ。
古代ケルト人にとって1年の終りは10/31、新年の前夜には精霊や魔物が訪れると考えられてたの。
それらから身を守ろうと化物の扮装をして騒ぐ習慣が生れたのだけど、このイベントをプロテスタントの信徒達はクリスマスを浄化する為に利用したの。
クリスマスから「陰」の要素を取り除き、「ハロウィーン」と言う名の別の行事に作り替えたってわけ。
一方でヨーロッパのカトリック圏のクリスマスには、今でも死者の祭(ユール)的要素が色濃く残されてるようよ。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス4曲目の歌は――「サンタが町にやって来る」!
1934年頃、ヘヴン・ギレスピーが作詞し、フレッド・クーツが作曲して生れたと言われる、知る人ぞ知るクリスマスの名ソングね。
サンタクロースを待ち侘びる気持ちは、大人になっても変らず持ち続けるものかしら?
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【サンタが街にやって来る】
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
待ち切れないで♪
お休みした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
待ち切れないで♪
お休みした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪
さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪
(↓から、びょり記)
…前年紹介したように、元の歌詞はこの日本語版と全然違う。
しかし日本語で歌われる場合、大抵は↑じゃないかと。
それだけ日本人に親しまれてる証拠だろう。
自分も気に入ってたり。
2番の歌詞なんか、歌ってるとほろり来る。
ちなみに訳したのは神戸孝夫氏らしい。
毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ!
向うから見れば日本人も中国人も一緒な様に、こっちから見ればヨーロッパ人は皆一緒。
が、ヨーロッパの人達にとっては大いに違ってて、今でもそれぞれの系譜が揉め事の発端になったりしてる。
ケルト人は紀元前5世紀頃、古代ヨーロッパに流れて来た民族で、後に彼らの文化にローマ帝国が侵入。
更に5世紀頃ローマにゲルマン人(ローマ人の他称)が侵入を開始し、449年にはアングロ・サクソン人が現在のイギリス領土に侵入を開始したそうな。
繰り返される侵略が、異なる人種と文化を混然とさせ、キリスト教が統一を図り、現代の複雑なヨーロッパを形成した。
島国日本も実は色んな民族の文化が交じり合ってて、例えば秋田県の慣習「なまはげ」と似たものが、ドイツやオーストリアで見られるんだな。
つまり昔東北地方にヨーロッパの民族が流れて来たって事で、秋田美人の肌が白いのはそのせいだと言われている。
秋田犬のDNAを調べたら、ヨーロッパ犬種との繋がりを認められたそうな。
そういや秋田と青森の県境辺りに、「新郷村(旧戸来村)」と言う、不思議な村が在る。
何故か古代ヘブライに纏わる慣習が残されてるそうで、眉唾だがキリストの墓と呼ばれる遺跡が在る。
大昔ユダヤ民族が流れて来たんでしょうねぇ。
(新郷村の観光スポット→http://www.net.pref.aomori.jp/shingo/07sight/sight_sub.html)
今日の写真は「らくーあ」内の、バスグッズを専門に扱う店、LUSH前で見付けたプレゼントの山(無論デコレーション)。
この店で扱ってる商品、興味は有るんだが、近付くと店員さんが物凄い勢いで商品の説明を始めるので、恐くて側に寄れない。
商売熱心な店というのは、客の立場から見ると、有難迷惑な部分も有るよな。
全国展開してる店なので、知ってる人は大いに違いない。