瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

2010年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2010年12月25日 07時46分17秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ今日は待ちに待ってたクリスマス♪
グラスをカチンと合せて乾杯しましょ♪

――メリーークリスマーーース♪♪

…はぁ…1年に1度開けるワインの味は格別だわv

一息吐いたところで、今回は中世のクリスマスについて、お話するわね!

4世紀頃にローマの国教と認められるや、キリスト教は正に破竹の勢い、熱心な伝道師達のお陰で布教はヨーロッパにまで及び、11世紀にはほぼ全域がキリスト教化されたの。
そして冬至の祭日だった12/25は、聖キリストの生誕日として、世に広く知られるようになったわ。

ローマ時代のサトゥルナーリア祭と、古代北欧のユール祭を吸収したクリスマスは、聖夜に変わってもどんちゃん騒ぎを継承し、中世の貴族や庶民から最も愛される行事に成長して行ったの。

例えば中世のイギリス宮廷では仮面劇が盛んに行われ、身分と関り無い仮装を楽しんだと云うわ。
そして昼夜ぶっ続けで舞踏会を催したんですって。
王への贈り物が義務付けられ、豪勢な食事に公認のギャンブル…この辺りサトゥルナーリア祭そのまんまの雰囲気ね。

庶民の間で人気を呼んでたのは無言劇。
キリストの生誕劇や英雄劇を行う習慣が生れたと云うわ。
劇を演じた芸人達は、その後家々を廻り、お金や食べ物を貰ったの。

クリスマスキャロルを歌う慣わしが普及したのも11世紀の頃よ。
即席聖歌隊が近所の家を訪ねて廻り、歌い終わると温かな飲物と菓子を御馳走になったと云うわ。
特に、最初に訪ねて来た合唱隊は、充分に時間をかけてもてなさなければ、不運に見舞われると考えられてた為、歓迎せずには居られなかったんですって。
有名なハロウィーンの決まり文句、「トリック・オア・トリート?」を思い起させるわね。

とまぁ楽しいお祭だったんだけど、何時の世も無秩序を好ましく思わない人達が居るもの…

…と言った所でお話の続きはまた次回!

今年のクリスマス6曲目の歌は――「きよしこの夜」!

ヨーゼフ・モールが作詞し、フランツ・グルーバーが作曲した、珠玉のクリスマスソングは、雪深いオーストリアの小村、オーバンドルフの教会で生れたの。
それはクリスマスが呼び起した奇跡だったのかもしれない。

歌いながら今回はグッバイ――また次回ここで会いましょう♪





                         【きよしこの夜】





聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪

救いの御子は♪
馬槽の中に♪

眠り給う♪
いとやすく♪


聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪
御子の御前に♪

額づきぬ♪
畏みて♪


聖し♪ この夜♪
御子の♪ 笑みに♪

恵みの御世の♪
朝(あした)の光♪

輝けり♪
朗らかに♪





(↓から、びょり記)
…現代のクリスマスがキリスト教徒以外にも受容れられてるのは「楽しさ」故。
楽しいからこそ「ウチでもやってみるべ」となり、加えてそれが商売になると知れればやらずにおれぬ。
ローマ帝国が治めてた時代から、クリスマスは資本主義のお祭だった。
ローマ帝国からアメリカに変っただけの事なのですよ、実は。

毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ
今年は歌い易いように、日本語版が広く知られてる場合は、そっちを採らせて頂いてるけど、英語版で歌いたいと言う方は、こちらを参考にされて下さい。

今日の写真はイクスピアリのミュージアムレーン。
施設内のイルミネーションで、毎年1番綺麗なのは此処。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする