瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

王国の地下2

2011年02月20日 06時56分41秒 | ハウステンボス冬の旅行記
おはようございます。
長崎の朝は遅い。
6時半位だと夕暮れの様ですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王国の地下1

2011年02月19日 22時53分24秒 | ハウステンボス冬の旅行記
…には潜りませんでした。
だってすげー混んでんだもん。(汗)

パレスのカフェ行ったら、チョコ祭に出品してた一部売ってた!ラッキー!

てか花火観られた!!超ラッキー!!
誰かプロポーズしたらしい、やるねえv
(ハウステンボスでは花火打ち上げてのプロポーズ大作戦コースが有る)
結構打ち上げるのな、2分上げてたよ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャの王国17

2011年02月18日 21時50分34秒 | ハウステンボス秋の旅行記
ハウステンボスの地下迷宮物件もとい地下冒険が大人気、加えてスタッフがまだ対応不慣れな事も重なり、体験するのが難儀な様子。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/hikarinomachi2010/dark/)
※ツアーには定員がございます。定員になり次第、受付終了となりますので、予めご了承ください。
↑こんな一文が付加えられてるし…果たして行ったとして、無事体験出来るだろうか?
1日目に持って来る予定だったけど、2日目の午前に回そうかと現在悩み中。
それはさて置き前回の続きで、ラストは土産編で御座います。





↑1番目に紹介するのはチョッパーマンクッキー。



↑記事上の写真もそうですが、クッキーの表面にチョッパーマンの顔が描いてあります、似てるぞ!



↑3枚有る内、何故か真ん中は風車。(笑)
しかし有った方がハウステンボス限定土産って感じしますな、ちなみに製造国はベトナムだった。



↑割って断面見たら砂糖のコーティング部分がクッキー部と同程度の厚さだったのにはウケた、言っちゃ悪いが不味かったよ。(笑)
見かけに思っ切し騙された感じだ。(笑)



↑おまけでチョッパーシールが3枚付いてました。
瞳キラキラなチョッパーが持ってる紙バックに、ちゃんとハウステンボスの紋章が入ってるのが芸細。
スパーケンブルグに有る「シーブリーズ」って店で買いました。



↑2番目に紹介するのは「ピエモンテ・モスカート」。



↑丁度旅行の次の次の日が弟の誕生日だったもんで、プレゼントに買った微発泡甘口の白ワインです。
写真の背景に醤油やら何やら見えるのは、その祝い席故(汗)、写真撮ってるから待てっつっても聞いてくれないんだもんな~。(汗)
(名前から察せるでしょうが)ディオニソスで飲んだモスカート・ダスティーと同じ、イタリア産のワイン。
甘口ながら非常に後味のすっきりしたワインですv



↑天和元年(1680年)創業、江戸中期より続く長崎カステラの老舗、松翁軒のチョコラーテ。
伝統のカステラをチョコレート風味にする事を考案したのは、なんと明治中期の八代目貞次郎さんだったそうな。



↑その斬新なアイディアに脱帽、巷で見られるチョコ味のカステラより、しっとりした食感が特徴です。



↑プレーンタイプのカステラも買いました。
ハウステンボスオリジナルのカステラも売ってるんですけど、正直なところこちらの方が美味しいと感じる。
やはり老舗が培って来た歴史は伊達じゃないって事でしょう。
買ったのは「シーブリーズ」だけど、出国棟スキポール等でも多分販売してる。



↑マルシェ・ド・パラディ内「ラフレシール」の季節限定チーズケーキ、「ラ・ジュードゥ・ランジュ」のマロン味。



↑レアとベイクド二層仕立てで、こってりクリーミィな味わい。
美味しかったけど栗の風味はあまり感じられず残念だった。
ちなみに今度は春季限定苺味が出るそうな。(→http://www.huistenbosch.co.jp/shopping/topics/000744.html)



↑ビネンスタッドにオープンした、「ストロープワッフルカフェ」で買った、オランダ伝統菓子ストロープワッフル(5枚入り)。



↑可愛いハート型してて、間に蜜をサンドしてる。
割るとドロリ出て来るんで、食べる際は要注意、指に付くとネバ~ってしますぜ。
素朴で食べ慣れると美味しい、レンジで20秒程温めれば、出来立ての食感を味わえるんだとか、次回試してみよう。

他にこんなのも買ったり…後は毎度紹介してる物ばっかなんで割愛。
駆け足ながら、これにて秋レポ終了!
最後までお読み下さった方、有難う御座いました♪
そんじゃ私は明日っからまた、ハウステンボスに旅立ちます。
次回は冬レポでお会い致しましょう~♪



【完】
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャの王国16

2011年02月13日 16時14分44秒 | ハウステンボス秋の旅行記
旅行行く前には終らせようって事で、今回で秋レポ纏めさせて頂く。(汗)
写真も26枚と過去最高に多いし文章少な目で、余計な前置きせずに前回の続きで御座います!



旅行最終日の朝は遅くまで寝てる予定だったが5時には起きてしまってた。
頑張ってゴロゴロしてたんだけど、一度冴えちまった頭は休んでくれない。
諦めて6時前に起き出し、散歩に行く事にした。

窓から外を観たら天気は快晴、右方の稜線が既に明るくなっている。
ちょっと前は夕方の様な紺色の空だったというに。



↑更なる覚醒を促す為、昨夜買っといた「ホラースパークル」を冷蔵庫から出し飲んだ。
醤油じゃありません、コーラとも違う、黒サイダーです。
ヨーロッパには「アイオープナー」といって、優雅にシャンパンで目覚める習慣が有るそうだが、サイダーで目覚める習慣の有る国は無いのでしょうか?
ちなみに「アイオープナー」を体験したければ、ホテル・ヨーロッパのデ・アドミラルで朝食を取るといい。
そういやあこの時以来デ・アドミラルで朝食頂いてない…食べたくなって来た。



↑昨日の夕方散歩した水門側まで朝焼けを観に行く。



↑何時も観光丸が繋留されてるデ・ラウター桟橋で朝日拝んでばっかだから、偶には変えようと考えて。
しかし残念ながら筋雲が空を覆っていて拝めなかった。



↑柵から頭を伸ばしてヨットの整備所(?)を覗いてみたり。



↑朝陽は拝めずとも、日の光に反射し、金の鳥の羽毛の様に輝く筋雲は美しかった。



↑水門近くの木に実が生っていた、緑色のグミみたいな形をした実、何て名前の木なんでしょうねえ?

すっかり空が明るくなった為、朝御飯食べにホテルへ戻る事にしました。



↑朝陽を受けて赤く染まった中央広場の教会。
いやモデルにした建物は市役所なんだけどね。(笑)
内部は「ギヤマン・ミュージアム(硝子の美術館)」になっており、1度は休館したものの現在は復活しております。
結婚式場にも利用されてるので、その時は休館しちゃうけど。(→http://www.huistenbosch.co.jp/wedding/style/)



↑7時前、朝食会場ア・クール・ヴェールはまだガラガラ、しかしカフェスペースの席も用意してるって事は、これから団体様が来るらしい。
読みは当って7時を過ぎるとゾロゾロゾロゾロ入って来た。
外国からのツアー客が多く、スリッパで入って来た為、注意されて部屋に戻る等の光景が見られたです。



↑この日案内された席は珍しく中央、先ずは朝の牛乳を取りに行く。



↑続いてサラダ、



↑湯豆腐と菊花なます、一緒の皿に盛んなよって感じですが。(汗)



↑何時もはパンを選ぶとこだが、2日間食べ過ぎた事もあり、さっぱりと朝粥で行く事にする。
米はコシヒカリ、昆布の佃煮、紫蘇梅干、あさつき葱、焼味付海苔に、鼈甲餡をかけてあります。



↑とか言いつつデニッシュパンも1つ取った、だって美味しいんだもん。(汗)

余談だが場内ホテルに宿泊してる場合、他の場内ホテルの朝食に替える事も可能。
アムステルダム・フォレストヴィラ→ヨーロッパの場合は、発生した差額を払う必要が有るが、ヨーロッパ→アムステルダム・フォレストヴィラの場合は差額が発生しない、てかわざわざお高いヨーロッパに宿泊しといて、他のホテルの朝食に替えようって人は少ないに違いない。
替えるなら吉翠亭かデ・アドミラルでの朝食をお勧めする、どちらもメチャ美味いんだ!



↑別にアムステルダムの朝食に不満が有る訳じゃありませんよ(汗)、他にはヨーグルトも頂きました。



↑そして何時も通りミルクティーで〆ました。

食後は部屋に戻って荷物の片付けをしました。
実はこの時帰りの飛行機の便が16時だったんで、あまりゆっくり出来なかったのですよ。
予約の際、既に遅い便は無くなってたの。(涙)

そんな訳で何時もだったら会員特典のレイトチェックアウトを活用し、13時ギリギリまで部屋でゴロゴロしてるんですが、11:50頃後ろ髪惹かれつつホテルを出たのです。



↑最終日の空はこんなに青いのに…時間が無い為何処にも寄れません。(涙)



↑デ・リーフデ号前に広がるデッキ、写真右のアクティビティセンターは、3/19~ワンピースイベントの為の会場、「シャボンディハウス」に変身。
そうかだから元ランガダイクにレンタサイクルが移動する事になったのか。
しかしよく移動させられるねアクティビティセンター。(笑)
さながら砂漠を移動する遊牧民の如し。



↑長崎空港行きの高速船乗場、「マリンターミナル」の側まで来たら、「よろず茶屋」が営業していた。
実はここ夏季限定の営業予定だったのよ、でも去年は秋になっても暑かった為、営業を延長したらしい。
売ってるのは長崎名物「チリンチリンアイス」、鐘をチリンチリン鳴らして客を呼びこむから、そういう名前が付けられてるらしい。
店の側に移動用の台車が置いてあったから、多客時は場内廻って売る事も有ったのかも。
荷物は宅急便で送ったため手ぶら、となれば買うしかあるまい。



↑買いました、チリンチリンアイス、1つ200円でした。
へらで薔薇の花を上手~く形作って下さる、ちなみに薔薇の形じゃなく普通の盛り付けを選ぶなら、価格は50円引きになります。
しかし味は同じでも、折角なら綺麗な方を頂きたいじゃありませんか?
アイスクリームじゃない、ミルクシャーベットの風味、カンカン照りの空の下、水分補給するのに丁度良かったです。
店の前のベンチに座って食べてたら、興味を惹かれて他のお客さんも買いに来る、意図せずサクラ役を務めたらしい。



↑出港15分前にマリンターミナル内へ、けどまだガラガラだった、てかこんな早い時間に帰ろうって人は少なかろう。



↑で、まだ空港~ハウステンボスに入国する便も動いてた為、ターミナル内の入国口と出国口が連結されてい、トイレを使用する事が出来たという。
何時も最終の17時台選んでたんで、この時間帯に帰るなら利用出来る事を知らなかった。
不便だな~とは思ってたんだ、ターミナル内にトイレは有るのに、入国側に有る為出国する時には使えないのが。
どうにか出来ないんですかハウステンボスさん?
いちいち外のトイレ使うのは面倒です、出国時も中のトイレ使えるようにして下さい、ってここに書いてもね。(汗)



↑折角だからターミナル内をあちこち撮影して回った、自販機横のカウンターデスクに人が居るのが判るでしょうか?こちらは高速船で入国した方用の場内ホテル受付です。
預かった荷物は陸路用ホテル受付と同じく、各場内ホテルに送って下さる。



↑トイレ奥の入国ゲート、高速船に乗って来た人は、このゲートに入場チケットを通して、ハウステンボスに入国致します。



↑こちら高速船乗場の桟橋へと繋がる出国口、出れば再び戻る事は叶いませぬ。

そして帰る時間がやって参りました、案内に従い乗場に向います。



↑桟橋を渡ってく途中、豪華レストラン船デ・ハールに、椅子を運び入れる様子が見えた。
昨日の夕方ホテル・デンハーグに椅子を運び入れてたのは、多分船内を掃除する為一時退かしてたんだろうな。
んで掃除が終ったんで、ホテル・デンハーグから椅子を運び出してたと。

ハウステンボスではデ・ハールでの結婚披露宴等、各種パーティーを受け付けております。
詳しくはお電話かHPから、御利用お待ちしています――なんちゃって。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/wedding/hall/)

13時半、高速船出港。
波穏やか、日の光を反射してキラキラ。
陸は遠ざかり、広がるのは海と空。
昼間の為日が眩しかった。

14:20長崎空港到着。
16時発飛行機に乗って東京へ。
羽田に着いたところで漸く日暮れを迎えたのでした。



【終】…と言いたいところだけど、後1回土産編に【】きます。(汗)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャの王国15

2011年02月12日 16時47分52秒 | ハウステンボス秋の旅行記
公式サイトに漸く春イベント情報が載り出しました。
冬の光の祭典が予想を超える大好評、延長した煽りを食らう形で、今年のチューリップ祭は短期集中型のもようですが、ハウステンボス19歳の誕生日祝いを含む、重要なイベントに変りありません。
毎年潰れる潰れる言われ続けていながら、遂に成人が近付いて参りましたよ。
30歳まで頑張れば、ただのテーマパークではないという箔が付く。
50歳まで頑張れば、長崎の文化遺産入りが見えて来るかも。(パレスの幻の庭園なんかは、オランダにも無い、ハウステンボスだけの物という点を鑑みて、個人的には文化遺産登録されても不思議無いと思うよ)
先ずは目指せアラサー!

ちなみに観光丸は既に国の近代化産業遺産に認められてます。
観光丸にデ・リーフデ号、咸臨丸は他所に旅立ってしまったが、今度はサニー号が加わって、復元帆船3隻所有ですよ。(ってよく考えたらサニー号の場合「復元」とは言わんな)
苦労して実現させた船を簡単に手放すとは思えないので、サニー号イベントは多分長く続けられるかと。
だから期限をはっきり定めてないのだろう。
そういやお台場でイベント用に実現させた、かつてのゴーイング・メリー号は、今何処でどうしているのだろうか?
解体されてたら切ないなー。

毎度前置きが長くて済みませぬ(汗)、↓からようやっと前回の続きです。



夕暮れ時に海岸沿いを散歩、18時を前にポツポツ点り始める街灯。
昼間の空と海の色より濃い蒼に染まった街を橙の灯火が暖める、ハウステンボスの夕べはマジカル・アワー。(自分で書いてて笑っちゃう表現だな…)
ハウステンボスの水門側に立てば、驚くほど近くに感じる海。
ていうかマジで間近なの、ギリギリまで海に近寄れるから、お子さん連れのお母様は、絶対に手を離しませんように。
柵越えて海へ下りようとすれば可能だから。



↑水門側からゴッホ橋を眺めてみた。
ホテル・アムステルダム裏の海岸通りから、ミュージアムスタッド方面へは、夕方のお勧め散歩コース。
夜間も星が綺麗に観えて好きなんだよね~。
ハウステンボス側が推奨するお散歩コースはこちらに。(→http://www.huistenbosch.co.jp/flower/walk/sea.html)

昨夜同様スリラー・ファンタジー・ミュージアム・イルミネーション・ショーを観に、スリラー・ファンタジー・ミュージアムへと移動。(やっぱ長過ぎだよ名前…)



↑まだ明りが点る前のドムトールン。

18:30、スリラー・ファンタジー・ミュージアム・イルミネーション・ショー開始。
赤・青・黄・緑・紫と目まぐるしく変化してく街の照明
雷がスパークしたり蜘蛛の巣が現れたり、オカルトタッチかつファンタジック。
この夜は賑やかな音楽に合わせ、骸骨紳士が広場でダンスを披露してくれた。
ダンス終了後はお客の記念撮影に応えたりと気さくな振る舞い、黄金バットを髣髴させる方で御座いました。(イメージ古…)

イルミネーション・ショーが終る頃にはすっかり夜空、GMAレストランでホラースパークリングを買って、ホテルへ戻る事に。



↑その途中寄ったアレキサンダー広場には、夏に観た様にカラフルな電球が点っていた。
ドムトールンも黄金色に輝いています。

部屋に戻って買った飲物を冷蔵庫に仕舞い、窓を開けて場内の音を聴いてたら、19:10~ニュースタッドを出発した光のフロートが、パークの宣伝をしながらアレキサンダー広場を廻って来た。
乗っていたのは劇団スイセイ・ミュージカルの皆さん、教会下の花時計前に到着するや、車を降りて華やかに歌劇を演じます。
昼間通った際、花時計の周りを赤テープで囲ってあり、何の為か不思議に思ってたんですが、ここを舞台に踊るスイセイ・ミュージカルの為だったんですね~。
去年華麗なミュージカルで瞬く間に観客を虜にした劇団スイセイ・ミュージカル、熱烈なアンコールに応えて今年2/26に帰って来るそうな。
中にはこの劇団のミュージカルが観たくて、ハウステンボスに通ってた人も居るって話。
去年のハウステンボスイベントを成功に導いた最大的立役者ですな。
ショー自体は2/27~開始なのですが、2/26にプレビューを行うそうです。
夏にプレビュー観たけど楽しめたよ、物凄い綿密に打ち合せた上で、ショーを演じてる事が解った。
日本最高水準という謳い文句は決して過言じゃないと感じたです。
(詳しくはこちら→http://www.huistenbosch.co.jp/event/flower2011/entertainment.html)

ミュージカルショーのクライマックスは広場の街路樹&教会の点灯式(成る程、この時点灯させてたのか!)、その後は観客を集めて劇団との記念撮影タイム。
19:30~広場にまで轟くスリラー・ファンタジー・ミュージアム・イルミネーション・ショーの音楽。
19:40~民族舞踏ショー夜の部スタート、19:45頃光のフロートがホテルの下を通り戻ってった。
思い起せば賑やかな夜だったな~。(笑)



↑一通り窓からショーを眺めた後、オークラウンジへ夕食を食べに行きました。
結局営業してく事を決めたのか、記事を書いた時流した涙を返して欲しい。(笑)



↑ホテル・アムステルダム館内エレベーター左横に在るオークラウンジ、私が訪れた頃はアイスティーフェアをやってました。
秋といえども暑かったから、夏季フェアを続けてたっぽい。
夏限定茶「Natsukoi(ナツコイ)」、トロピカルフルーツ風味の「パラダイス」、キャラメル&アーモンド風味の「キャラメレ」、インドの紅茶と果物のブレンド「ダルマ」、ルイボスティーにハイビスカスとローズの香りをブレンド「ラビアンローズ」、そして王道「ダージリン」と、6種のアイスティーが各600円で飲めるフェア。
茶葉の見本の横に飾ってあった花は、ハウステンボスで栽培したミニ胡蝶蘭でしょうかね?



↑店内はガラガラ、何処でも御自由にと言われた私は、窓辺の席を選んで座りました。
ソファーがフカフカで気持ち良いんだよん。(店内全ての椅子が座り心地良いんだけど)
エレベーターの横という死角に在るせいで、ここのラウンジは宿泊客以外あまり入って来ない。
内装は海の男の書斎風、レジから見え難いお陰で静かに過せるのです。
復活してくれて本当に嬉しかった。



↑アイスティーにも心惹かれたが、スタッフの「今ならハッピーアワーの時間内でカクテル500円ですよ」との言葉に釣られ、ピンクレモネードを注文。
後5分で時間終了だった、ラッキーでしたよ。



↑そしてミックスサンドウィッチを注文、中身は卵+キュウリ、ハム+クリームチーズ+レタス+ニンジンの2種でした。
流石ホテルクオリティ、美味しいサンドウィッチでしたv
オークラウンジのメニューについては、まったりさんのブログが詳しいですので、御参考にされて下さい。

途中「ロビーでピアノコンサートが始まるから、宜しければ近くの席に移りませんか?」と勧められたが、一度腰を落ち着けると移動がめんどいので断った。(御免なさい…)
ロビーに響くピアノの調べ、歌声、外国人の方がクラシック音楽を演奏して下さってた。
復活したと言えば、これもそうだな。
ホテル・ヨーロッパのアンカーズラウンジのウォーターコートコンサートも、その内完全復活果たすかもしれん…そうなるよう希望。
巧いミュージシャンの演奏を只で聴くのは心苦しいというのも有るんだわ。
結局のところ各ホテルでコンサートを続けてるのなら、有料にして客を呼んだ方が弾く方もテンション上がるでしょう。
帰る間際ロビーを見たら、そっちにもお客さんが座ってて、コンサートを聴いて居た。
オークラウンジ同様、ロビーにも、新聞を置いてるセカンドロビーにも、各テーブルのランプに火が灯されていた。

部屋に戻って片付けしながら、ケーブルTVで秋のイベント情報を観る。
22:30、街のイルミネーション消灯、しかし昨夜と同じくスリラーファンタジーミュージアムだけは、その後もイルミネーションが点いていた。
流石夜の魔物が巣食う区画――不夜城?



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャの王国14

2011年02月11日 16時04分46秒 | ハウステンボス秋の旅行記
今年もハウステンボスでワンピースのイベントを開催するぞ~~~!!!
(→http://www.huistenbosch.co.jp/onepiece/index.html)

以前「永遠に延長してくれ」なんてここに書いたけど、ひょっとしたらマジでそうなるかも。(笑)
少なくともH.I.Sがワンピースをイメージキャラにしてる間は続けると見た。
それだけ昨年のイベントが盛況だったって事で、改めてワンピース人気の高さを知りました。
凄いよ尾田先生!!不況に喘ぐ日本経済を救ってる1人として、TV東京放送「この日本人がスゴイ」に採り上げて貰いたい。

今年ハウステンボスで開催されるワンピイベントはサニー号出航プロジェクト。
最初観光丸をサニー号に変身させるのかなと思ったら、イベント地図で確認したところ別っぽくって、ウロウロさんに訊いたら中古船を改造し活用する積りらしい。
内部まで造りこむ予定だそうで期待が高まります。
長崎は造船所の街だもんね、リアルガレーラカンパニー、ハウステンボスだからこそ可能なビッグプロジェクトだ。
少なくとも9/30迄やるみたいなんで、私は秋に体験しに行く積り、春とGWと夏は値段高くて混雑するのでな。

尚、ワンピースイベントのメイン会場はフリーゾーンなので、もしもサニー号に乗船する等アトラクションだけを目的に、有料ゾーンには入らないと言うなら、入場&チケット代は一切かかりません。
場外ホテルに宿泊してフリーゾーンでだけ遊べば費用安く抑えられるよ。(有料ゾーン内のワンピレストランやショップには行けないが)
ハウステンボス好きとしては、パレスだけでも金払って観てって欲しいけど。(笑)
ワンピースイベントを目的に初めて訪れようって人へ、コースの提案等のアドバイスを3/3に発表予定、待て暫し!(完全なるお節介だな~)

宣伝を終えたところで前回の続きです。


17時頃、自転車を返却する為、ホテルを出て港町スパーケンブルグへ向いました。
アクティビティセンターへ返す前に、名残を惜しんで海岸通りをサイクリング。
現在休館中のホテル・デンハーグの前を通ったら(↑)、スタッフが豪華レストラン船デ・ハールから椅子を運び入れていた。
この話の続きは最終日レポまでお待ち下さい。(引っ張る程のネタではないが…)



↑元々静かだった港は、側に建ってたホテル・デンハーグが休館した事により、更にひっそりとしていた。
だが現在営業再開に向け動き出してるのだとか、場内きっての眺望の良さ、埋もれたままにするのは惜しいですよ。
休業してる間も朝陽を観に、この港まで散歩するお客は少なくなかった。
フリーゾーンでワンピイベント開催するのなら、ホテルの需要は高まるに違いない。
ちなみに写真に写ってる大型の船がデ・ハール、国内初の双胴型レストラン船で、結婚式や季節限定のイベント会場に利用されとります。



↑港町スパーケンブルグ内に張られていたテント、10/9~開催するガーデニングワールドカップの準備が着々と進んでました。
数多くのテントが張ってあって、期間中はさぞや賑やかだったろうと想像。
今年の秋も開催予定だそうで、5月頃その国内代表予選をパレスで行うとか。
森の都ハウステンボスに相応しい緑の祭典、今から楽しみです♪



↑スパーケンブルグのシンボル、帆船デ・リーフデ号。
今年のワンピイベントでキャラショーを行うそうだが、舞台はここだろうか?
大航海時代の帆船を忠実に再現した物なので、作品の雰囲気にぴったり合うと思う。



↑自転車を返却した後は歩いて有料ゾーンへ戻った、途中ビネンスタッドの通りで出くわした馬車。
カッポカッポと足音立てて場内を廻る馬車は、約1時間の観光ツアーで通常1日3便出ています。
料金は大人2,000円、4歳~小学生1,000円、予約制なんでお問合せ下さい。
(詳しくはこちらを→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/vehicle/000283.html)
何度か乗った事有るけど、車体が高い為、眺めが良いです。
ゆっくり場内を観て廻りたい方にお勧め。

花と飲食のイベント目白押しな秋のハウステンボス。
1,000円の参加証を購入すれば100種類のワインを試飲出来るサンヴァンサン祭も、私が帰った次の次の日から開催予定だった。(涙)



↑せめてもの慰めに、ワイン専門店「ディオニソス」に寄って、ワインを1杯飲んで来た。
この店にはカウンター席が設けてあり、買ったワインやツマミをその場で頂けるのです。
特筆すべきはグラス1杯~ワインを購入出来る事。
レジ受付けの「本日のグラスワイン」で選べるワインはその時によって変る。



↑私が選んだワインはイタリアの甘口スパークリングワイン、「モスカート・ダスティー」。
国内独占販売品がなんと1杯600円で飲めるのですよ!
味はマスカット葡萄の爽やかさ、甘口ながら舌に纏わりつかず、すっきりと飲めますv
他にも4種のワインがメニューに載ってた、高くても千円、飲めない人用に葡萄果汁ジュースも置いてあるし(450円)、年中サンヴァンサン祭気分なお店です。
試飲も気軽に出来るので、ハウステンボスに訪れた際は必ず寄ってる。
ディオニソスについて詳しく知りたい方は、まったりさんの記事を御覧下さい。
フロア繋がりで隣の酒販店「DEJIMA」も良い店だよ、ワイン以外の酒をお求めならこちら。

窓辺に座って暮れ行く街を眺めてたら、昼に見たルフィとナミのコスプレした人が前を横切ってった。
泊り?泊りなの?何処に泊ってるの?場内?場外?やっぱり勇気出してインタビューすべきだったな…。



↑外に出てホテル・アムステルダム裏の路を散策、海岸に広がるヨットマリーナ。



↑17時半を過ぎると空の青は急速に濃さを増す、山向うに落ちた夕陽が僅かに火を残して。



↑ヴィンセント・ファン・ゴッホ橋近くの水門、この街の運河と海が繋がってる事を印象付ける情景。



↑ゴッホ橋からドムトールンを眺めて、こうすると額縁入りの絵画の様に見えません?
ミュージアムスタッドがリニューアル工事中、ここらには立ち寄る事が出来なかった為、久し振りに観た風景なのです。



↑んでゴッホ橋の後ろを振り返ったら、椅子が1つポツンと置いてあった。
座って眺めろって意味だろうか?……謎。
後ろの区域は主にマリーナにヨットを繋留してる人の為の整備場じゃないかと。
そういや何時の間にかサイトから観光客用のヨットコースが消えてる。
夏季限定で復活するとは思うけど、消える前に乗っときゃ良かった…。







…ところで連載の件ですが、今更重大な間違いに気が付き、修正させて頂きました。
今ってホテル内でもなきゃ、自販機で酒を売ってないよね。(汗)
昔は有った為、そのイメージで書いちゃったけど、結構以前に未成年が気軽に買う事が出来ないようにって、改正された気がする。(汗)
煙草もカード無くちゃ買えなくなったし、ビニ本売る自販機も何時の間にか消えたし、健全な青少年育成の為とはいえ煩くなったな~。
ってか誤った事書いて御免なさい。(汗)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ろびん誕

2011年02月06日 17時54分27秒 | ワンピース
2/6はロビンちゃんの誕生日。
ハッピーバースデー♪ロビンちゃ~ん♪♪
お祝いにハウステンボス通販サイトで買ったチョコレートケーキを。
チョコレートハウスのロングラン商品、アルコールが結構効いており、苦みばしった味が苦手な人も居るかもしれんが私は好きだ。
上の写真は1人分にカットした物で、ホールサイズで販売されてます。

↓保存かなり効くのも有難い。



んで約束通り連載の続きを上げました。(↓)

続きは暫くお待ち下さい…他のシリーズの続きも書こうと思うので。(汗)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君と一緒に(ゾロナミ編―その2―)

2011年02月06日 17時36分35秒 | 君と一緒に(ワンピ長編)






カラオケ店を出て右に数歩進むと十字路に突き当たる。
その手前の角の公園には蒸気機関車――略すとSLだな――が停留してて、近所のガキ共からは「汽車ぽっぽ公園」と呼ばれてるんだそうだ。
高層ビルの谷間に有るせいで何時も強い風が吹いてる、バイト帰りに夕涼みしてくにはもってこいの場所だ。
あの日も門の側のベンチに座って、缶ビールを呑んでいた。


――7/3の晩の事だ。


漸く日が沈み、外灯が点った公園には、蝉の声が響いてた。
てっきり明るい内だけ鳴くもんだと思ってたから驚いたっけな。
1本目のビールは即空になり、2本目を開栓した。
缶を傾ければ自然と視線も上向く、夜の帳に猫の目みてェな形の月が浮んでた。
あっという間に2本目も空になって残りは1本、名残惜しげに手の中で玩んでたのがいけなかったのか。

「月見酒?風流ね!」

いきなり背後から女の声がかかった――と思ったら、手の中の缶がスポン!と消失した。
とっさの事態に頭が回らず、水滴で濡れた手の平をじっと見詰めてたのは、今思い出すと間抜けだ。
振り返ると知らない女が俺の手から抜き取った500ml缶を、美味そうに一気呑みしてた。
プハッと満足気に息を吐いて女が微笑んだ、言葉通りの盗人猛々しさ、俺の目はさぞや恨めしそうだったに違いない。
それだけで飽き足らず女は俺の前に回り、隣に転がしてた空缶を後ろのゴミ箱にポイポイ放り捨てると、空いた席にちゃっかり座りやがった。

「誰だよ、てめェ?」
「今日って私の誕生日なんだ」

んな個人情報訊いてねェし。
ふと「こいつキ××イなんじゃね?」と不安を覚えた。
首から汗がドッと噴き出て、折り良く吹いた風に冷やされ、夏なのに寒気が襲う。
女とはいえ急に髪振り乱して迫って来たら恐ェ、密かに逃げる隙を窺ってたら、女がにんまり笑って缶を振った。

「だから、このビールは私へのプレゼント♪ね?」

なんだ、ただの自己中か…胸の内の警戒心が少しだけ緩んだ。
目の前で揺すられる缶はチャプンとも鳴らねェ、疾うに空だと知らされ肩が落ちた。
「他人様の『頑張った自分への御褒美』を己のプレゼントに摩り替える、てめェは一体何様だ!?」と怒鳴ってやろうとしたが、女は全く悪びれずに笑っていて、怒っている自分が阿呆らしく感じられた。
肩に届く柔らかそうなオレンジ色の髪と、茶色い挑発的な瞳と、両端が上向いてる小さな唇が、悪戯好きな仔猫を想像させる。
だが凸凹のはっきりした体が醸してるのは女豹の色気、呑みっぷりの良さからいって俺と同年代だろうと察しを付けた。
よもや女子高生だったとは……知ってたら手を出さなかったさ。


「おまえ…家族は居ねェの?」
「居るわよ」
「じゃ、独り暮らしか?」
「ううん、同居してる」
「だったらケーキとか買って、待っててくれてんじゃねェの?」
「うん、ケーキを焼いて、待ってるって」
「なら早く帰ってやれよ!」

腕時計で確認したら20時近い。
今頃は冷めちまった料理を前に、腹空かしてるだろうと想像したら、家族が不憫に思えて腹立った。
ケーキを焼いて待っててくれるなんて、今日び珍しいホカホカ家族じゃねェか、何の不満が有る?
探りを入れる積りで瞳をじっと見詰めたら、女は慌てて顔を横に背けた。

「言われなくったって帰るわよ。でも…」

ベンチにもたれて上向けば、月がさっきより高い位置に昇ってる。
女の着ているシャツが月光を反射して白く輝いてた。
凍る様に冷たい外灯に比べ、同じ白色でも月の光は暖かい。
手の中で空缶を玩びながら、女がポツリポツリと語る。
隣で同じ月を眺める俺は、大人しくそれを聞いて居た。

「私の両親事故で死んじゃってるんだけど…以来年の離れた姉が働いて育ててくれて、それが今年の春結婚して旦那も一緒に暮らすようになってさ…居辛いのよ」
「邪魔者扱いするとか、性的虐待されてるとかか?」

肉感的な体付きから、つい淫らな想像しちまう。

「んーん、姉より更に一回り年が離れてる人で、お父さんみたいに優しくしてくれる…今日だってプレゼント用意して待っててくれてるみたい。でも…」
「『デモ』ばっかだな。だから外が好きなのか?」
「でも、姉の『家族』で私の『家族』じゃない。…良い人なのに、こんな風に考える自分の冷血さが嫌になる。私に遠慮して子供を作る事も控えてるのに…それがまた重荷で、だから独り暮らしさせてくれって頼んだの」

俺の渾身の洒落もスルーし、女は独り言のように喋り続けた。
抱えた膝の上に頬杖をついて月を眺めている顔を横目に、もう2本ビールを買っときゃ良かったなと後悔する。

「勉強に集中する為だって説得して…でも反対されちゃった。女の子の独り暮らしは危ないからって。本当に実の父親みたく心配してくれてるの。でもやっぱり一緒に暮らすのは無理…悩んでて或る時閃いたの!私も姉みたいに男つくって一緒に暮らしちゃえば良いんだって!――ね、私をあんたの家に住まわせてくれない!?」
「――は??ちょ、ちょっと待て!黙って聞いてたら、話がとんでもない方向に転がってやしないか…?」
「好きな男が出来て家を出るんなら自然でしょ?名案だと思わない?」
「どこが名案だ!?通りすがりに捕まえた男に同棲持掛けるなんて非常識だろ!!そういう件は同性の親しい友人に当れ!!」
「実を言うと私…あんたに一目惚れしたの!もう離れたくない!だから傍に置いて!」
「嘘吐け!!てめェ俺を利用したいだけだろ!?よしんばマジでも、こっちは会ったばかりの素性も知れねェ女と暮らすなんて御免だ!!」
「呑みっぷりの良さからいって、あんた私と気が合いそう!ね、一緒に住もうよv」

甘えた声を出して取り縋る腕を、俺は何度となく振り払ったが、女も何度断られようと、しつこく食い下がった。
揉み合う内に女の手から零れた空缶が、地面をコロコロ転がって行き、月光を反射して銀色に光った。





「それで、根負けして一緒に暮らす事にしたのか」
「…直ぐにじゃねェ。3日後バイト帰りにここで待ち構えてて、ストーキングの果てに勝手に上がりこまれた。腹減ったっつうから仕方なく晩飯食わして…それが常習化して…つい手を出したら週1で泊まるようになって…今に至る」
「ゾロのアパート、ワンルームだろ?…せまいな」
「こたつの横に布団敷くのが精一杯だ」
「つまりなつかれたんだ、ゾロは」
「んっとに猫だぜ、あいつ…!」

抱えた頭を掻き毟る俺の横で、ルフィがぐびりとビールを呑む。
公園を照らしているのは、あの夜と同じ、白い外灯と猫目月。
正面に横向きで停留してる真っ黒なSLが、広場の半分を覆うように大きな影を落としている。
白と黒、明暗くっきりした静かな夜の公園内では、虫の声がやけに高く響いて聞えた。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



アホが酔い潰れた所で、月見(どの辺が月見だったんだ?)の宴はお開きになった。
バイクで来ていたウソップは店を出て家に直帰、自動的にアホを送る役目は俺とルフィに任された。
ルフィと俺は帰り道同じでカラオケ店から歩いて行ける距離だが、アホの家は逆方向かつ電車で1駅行った先に有る。
目と一緒に眉毛まで回した――ああ眉毛は元からか――アホを2人で肩に担ぎ、明りの消えた商店街の通りを引き摺って歩いた。

己の限度も見極めず無茶呑みしやがって、馬鹿が。
そもそも酒強くねェくせして参加してんな、阿呆が。
だから誘いたくねェのに誰だよ教えた奴?呆けが。
大体てめェは昔から格好付けに必死過ぎんだ、気障が。
結果実体バレて幻滅されてフラレてんのをいいかげん理解しろ、エロが。

当人が酩酊してんのを幸いにひたすら悪態吐いてたら、反対の肩を担いでるルフィが、物言いたげに見詰めてる事に気が付いた。
ああそうだよ、こいつを酔い潰したのも、誘った呆けも俺、今は反省してるさ。
何を切っ掛けに付き合い始めたんだったか…大昔の事なんで忘れちまった。

それでも途中の電柱に捨て置いたりせず、アホを家に届けた俺達は、Uターンして元居たカラオケ店の有る通りに戻って来た。
そこから数歩先の十字路に出た所で別れる積りだったが、横に件の公園を見付けたルフィから、「話の続きを聞かせろ」とせがまれ寄ってく事になった。
宴の〆がああだった事で呑み足りなくもあったしと、近くのコンビニで缶ビールを4本買ってく。
公園内は下と上とに分かれていて、SLは上段の方に停留している、あの夜と同じ横から見る位置のベンチにルフィと並んで腰掛け、カラオケ店では話さなかった「馴初め」を聞かせた。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「旅行っていつ行くんだ?」
「明日」
「明日ァ!?――だったら早く帰って持ってく物準備しなきゃいけねーじゃん!こんな所でおまえ何してんの!?」
「てめェが『話の続き聞かせろ』っつってここに連れて来たんだろが!…心配しなくても準備なら家の半ノラがやっといてくれてる。俺は朝それを運ぶだけだ」
「へー、便利だなー。俺もどーせーしようかな」
「便利でもあるが面倒でもある。やって貰った分、こちらは3倍にして返さねェと機嫌を悪くするからな」

本気で羨ましがってるルフィに、俺は曖昧な笑顔を返した。
呑み切った缶を捻り潰してから、後ろのゴミ箱目がけ放り投げる。
隣で見ていたルフィも真似て、缶をメンコ状になるまで潰してから投げた。
金属音の余韻が空気を震わす、間に置いといた缶にルフィが手を伸ばしたのを見て、俺は無言で手の平を差し出した。
「おごりじゃねーの?」とルフィの目が訴える、誰が奢るかアホ。
むしろ話を聞かせた分含めて徴収したいくらいだ。
ルフィが渋々財布から小銭を取り出す、2本目の代金まできっちり支払って貰ってから、俺は手を引っ込めた。

ビルを吹き降りる風が、公園に植わる桜と銀杏の木を、ざわざわと揺らす。
外灯に照らされた葉は、既に薄く色付いていた。
あの夜よりも肌寒い風に、ここでの夕涼みも終りだななんて考えてたら、再び質問された。

「どこ行くんだ?」
「長崎の『ハウステンボス』ってテーマパーク」
「遊園地か」
「オランダそっくりに造ったらしい」
「オランダのパクリか。なら本物のオランダ行けば良いのに」
「んな金有るか!第一、行きたいって申し込んだのは向うだ。行った友人から話を聞いて、憧れてたんだと」
「へー。彼女が行きたいって言ったから、連れてってやるのかー。優しいなー」

そう言うと、人の顔を見ながらニヤニヤ笑った。
澄ましてビールを呑む、直ぐに2本目も空になった。
さっきのように潰してゴミ箱に投げる、その後をルフィの缶が追う、底に溜まった空缶にぶつかり、けたたましい音が鳴った。

いきなりルフィがベンチから立ち上がり、正面の小山の形した滑り台へ向って駆けてった。
SLが作った闇の中を、影が猿の様に登ってく。
何をする積りかと、立ち上っておもむろに後を追った。

ガキから見たら富士山級の険しさだろうが、大人ならジャンプすれば天辺に手が届く。
側に垂れてる鎖を使わず素手で登り、先に登頂した猿の隣に腰掛けた。

「…あれ、昔は金網で囲ってなくて、中に入れたんだぜ」

暫く黙ってSLを見詰めていた猿が口を開く。

「走りはしなくても、運転席うばい合ってよく遊んだ…なんで入れなくしちまったんだろう?」

声には落胆と憤りが篭ってる。
巨体をすっぽり囲う白い金網は、動物園の檻を連想させた。
後ろを振り返れば砂場まで金網に囲われてる、結構広い公園だってのに、ブランコもシーソーも無ェ。
多分以前は有ったんだろう、最近はどうしてこうも安全に神経過敏なんだか…その内更地化すんじゃねェの、ここ?

「資料保存を建前に…変質者が隠れないよう、野良猫に糞されないよう、子供が怪我しないようする為の措置かもな」

皮肉を篭めた俺の説明を聞くルフィは、まるで憎い敵を前にしてるような厳しい表情だ。
同時に瞳の奥には寂しさを湛えていて、俺はつい弟を宥めるような口調になっちまう。

「時が経っても変らないものなんて、何処にも無ェさ」



――男のくせに、相変わらず弱いのね、ゾロ。



目蓋の裏に竹刀を構えた少女が浮んだ。

黒い髪を男の子みてェに短く切っていた。

ガキの頃剣道の道場に通ってた俺は、そこの師範の1人娘に毎日決闘を申し込んでいた。
女だてらに滅法強い、正体は男じゃねェかと、通う者の間では噂になっていた。
小学1年から6年まで勝負を挑み続け、0勝2001敗という清々しい対戦成績。
いっそ笑いが取れる負けっぷりだってのに、諦めず向ってった当時の不屈の精神を褒めてやりたい。

中学生に上る頃、俺は東京に引越し、対戦はストップした。
手紙や電話で連絡を取る手段も思い付いたが、思春期特有の照れ臭さが勝って出来ず、学校で剣道部入って大会出続けてりゃ何時か会えるだろうと、高校卒業まで青春の血汗を道着と竹刀に染込ませた。
だがかつてのライバルと会い見える事は1度も無く、目的を失った俺は参段を前に足踏み、最近ではすっぱり身を引く事を考えてる。
己の強さは他人の後追いから生じたものかと思うと情けないが、限界らしかった。





――パーッ!!パーッ!!と立て続けに大きな音が耳を劈いた。
横切ってく眩しい光に、公園脇の道路を走る車のクラクションだった事を理解する。

「こうはで売ってたゾロも結婚しちまうしな」

ルフィが歯をニッと剥き出してこっちを見ていた。

「まさかゾロが1番に結婚するなんてなァ、ちっとも思わなかったぞ」
「別に硬派で売っちゃいねェよ…」

眉毛が渦巻いてるアホと比較されるせいか、世間からとかく硬派の印象を受ける。
内実幼い頃の負けを引き摺り、止めるに止めれない優柔不断だってのに…と、言われる度に自嘲を漏らしてた。
んな風に卑屈で居る俺に気付いているのか否か、ルフィは小山を飛び降りると振り向きざまに言った。

「明日は早く出発すんだろ?俺帰るから、おまえももう帰れ!」

そうして1人さっさと公園の外へ向い、門の手前でもう1度振り返った。

「土産にうまいもんいっぱい買って来い!!結婚祝いにな!!」
「逆だアホォ!!結婚祝いなら、こっちが貰う立場だろうが!!」

無邪気に手を振る姿を外灯が照らす。
門を出た所でその姿は闇に消え、草葉の陰で鳴く虫の声が耳に戻った。

振っていた手を下ろし、小山の上に寝そべる。
ちと背中が冷たくて痛くて反るが、こうすればビルに邪魔される事無く夜空が観れた。

白々と輝く猫目月が、真上からじっと見詰めている。
道草食ってるのを咎められてるようで、やましい気持ちになった俺は、ルフィの言う通り駆け足で家に戻る事にした。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャの王国13

2011年02月05日 17時17分22秒 | ハウステンボス秋の旅行記
上げる写真にあまり人が写ってないのは、自分が「行く年来る年」のカメラマンの如く、極力人を避けて撮影してるからです。
実際にはこの日結構観光客が居たのよ~、レストランも団体さんが居なくなってから、撮影したもんだし。
そういや人払い発覚して以来、NHK撮影班は大勢の人で賑わう「行く年来る年」映像も流すようになりましたね。(笑)
どうでもいい言い訳はともかく前回の続きです。



ランチを食べた後ユトレヒトのカナルステーションから、カナルクルーザーに乗ってキンデルダイクに向いました。
丁度出航するってタイミング、(くじ運は無いが)運が良かった。
船の屋外席は駆けつけた小学生達に占拠された為、諦めて船内の席に着きました。
まぁ陽射しカンカン暑かったんで、クーラーの効いてる船内席の方が、居心地は良かったかも。
船内の運転席側にはやはりカボチャが飾られてました。(写真撮ってませんが)
シャボン玉を吐きながら、ゆっくり進むクルーザー。
日の光が当って虹色に輝くシャボン玉が綺麗だった。

10分少々の船旅を終え、クルーザーはキンデルダイク(ブルーケレン)のカナルステーションに到着。(↑)
降りてから陸の入出国口方面へ歩いて行き、ナイアンローデ城を観に行きました。



↑ナイアンローデ城内はテディベアの博物館、城の側にはテディベアショップ「リンダ」が建っている、テディ龍馬が可愛かったv



↑復活したナイアンローデ城前の庭園、テディのトピアリーも復活して欲しい。
あ、断っとくけど昔記事のパスポート情報なんかは、現在のものとは違うので鵜呑みにしないように。(汗)



↑城内宿泊してると陸の入出国口近いナイアンローデ城まで出るのが億劫になる。
出国ゲート内の総合売店スキポールには、パークの土産がほぼ集合していて、観て廻るのも楽しいというのに。
ほんと、ハウステンボスを廻り切るには、最低でも3泊4日必要です。



↑ナイアンローデ城を撮影した後はキンデルダイクまで戻りました。
奥に見える大きな建物は場外のハウステンボスジェイアール全日空ホテルです。
ここも良いホテルだよ、パーク側の部屋に泊れば、ハウステンボス全景が見渡せるし、日帰り入浴可な温泉大浴場も有るし。



↑四季を通して綺麗な花が咲く風車通り、空模様が急に怪しくなったんで、昨日みたくにわか雨が降る事を危ぶんだけど、数時間後に晴れました。
良かった…しかし海の側に在るハウステンボスは天気が目まぐるしく変る、面倒でも傘は必需品なのです。
風車の前でカッチョ良くポーズを決めてる人に御注目あれ。(笑)



↑花畑の奥、緑のパラソルが差してある場所は、野外カフェ「CAFFEST(カフェスト)」。
花に囲まれ一息吐きたい時にどうぞ、直ぐ横はカナルステーション、行き交う船を眺めるのもまた楽し。



↑ちなみに花畑のストライプには2パターン有ります。
花畑は2月中旬位から春バージョンであるチューリップに移行すると思われ。
最近は場内のあちこちに庭園が造られ、少し影が薄くなって来たキンデルダイクの花畑、しかし3~4月はチューリップの波に覆われ、パークで最も輝くに違いない。

(ハウステンボスの主な庭園と、輝きの季節)
・キンデルダイク…3月~4月初め、10月~11月中頃、春のチューリップと秋のマリーゴールドが咲く季節が特に美しい。
・アートガーデン…5月、10月、11月末~3月初、初夏の薔薇と秋のダリアと冬のイルミネーション、チューリップは今年どうすんだろ?
・トロティネ横のフォレストガーデン…1年通して綺麗だけど、初夏~秋が特に綺麗、花だけでなく新緑と紅葉が素晴しい。
・パレスの前庭…初夏~秋、冬…初夏の新緑、真夏の深緑、秋の紅葉、冬のイルミネーション、春は今年どうするの?
・パレスのローズガーデン…初夏、秋、薔薇だけに。
・パレスの後庭…冬、光の宮殿を観ずしてハウステンボスは語れず。

…他にもバスチオンのチューリップ畑とか、ホテル・アムステルダムの中庭とか、運河まで含めたら数限りない、パーク全体が庭園とも言える場所だから、年中何処かしら輝いてるとお考え下さい。
光の王国改め輝きの王国、次代のテーマはブリリアント・キングダムで。

話を旅に戻そう(汗)、キンデルダイクの花畑を観た後は、アートガーデンへ戻って、駐輪場に停めといた自転車を取りに行きました。
借りといて午前中はほぼ徒歩での散歩、意味無ぇ~!(笑)
そしてキンデルダイクと言うかブルーケレンまで戻った。



↑対岸のキンデルダイクを望むブルーケレンの通りはグッド・サイクリング・ロード、薄が風に揺れて秋らしい風情でした。
団体客は大抵キンデルダイクの花畑通りを歩いてくので、割と穴場の散歩道でもある。
賑やかに過ぎてく小学生男子がSB帽被ってて、九州だなぁと感じた。



↑ビネンスタッドまでサイクリング、硝子雑貨屋「びーどろ」の前にはチョッパーマンバルーン、記念撮影場所として人気を呼んでいた。
その横のワールドバザールで開催されていたワンピースイベントの一環だったのですよ。
期間中ワンピースレストランだった「ダム」と、パサージュ内でグッズを販売していた「グランドライン」は、今年3月まで営業延長、いっそ永遠に延長してくれても構わないんだけど。



↑喉が渇いたんでその「ダム」に寄って樽入りコーラを飲みました、ポテトはとくとくチケットの特典で貰った物です。
この樽が重い!量も多い!(汗)ゾロよろしくトレーニングでもしろと言うのかって感じ。
ポテトは皮付きで結構美味しかったです。
んで休んでてふとカウンターの方見たら、ルフィとナミのコスプレした人が居た。 
樽ドリンク飲みながら海賊カレー食べてて、もうイメージそっくり!
ナミさんは髪オレンジ色に染めてるし、肩に刺青入れてるし、クリマタクト装備してるし、色白でスタイルも良かった。(ちなみに服装は胸に3が入ったあのミニスカ)
お近付きになりたい!――興奮を抑えつつチラチラ窺ってた、しかし何故か誰も騒がず、と思ったら近くに居たカップル1組が近付いてって、記念撮影を申し込んだ。
それを合図に女の子グループも一緒の撮影を申し込んだり、店員さんも快く写真を撮ってあげたりと、店内は一気に写真スタジオと化した。(笑)
あまり堂に入ってたもんで最初ハウステンボス側が頼んだプロのモデルかな?と思ったんだけど、2人とも女の子でキャラグッズいっぱい詰めた鞄を持ってたとこ見るとあくまでファンのコスプレイヤーでしょう。
しかし素晴しい!欲を言えばゾロウソップサンジビビカルーチョッパーロビンフランキーブルックさんも連れて来て欲しかった!
店を出てからも彼女達は記念撮影頼まれ捲りでした、イベントに呼ばれたショーマンかと思った方も大いに違いない。(笑)
私も写真申し込めば良かった…と未だに悔やんでる、撮ってもブログに載せられんしな~なんて躊躇したけど、顔隠して載せる事出来たんだよな、ああ勿体無い!
しかしイベント開催中、こんな風にコスプレイヤーが頻繁に訪れてたりしたんだろうか?ナイス盛上げ役!(笑)

ダムのメニューについてはまったりさんのブログが詳しいのでご参考下さい。

店を出た頃アレキサンダー広場ではパレードやってました。



↑がしかし自分は広場のスイーツ屋台でお茶してました、飲んだり食べたりばっかで御免。(汗)
写真が小さくて判り難いでしょうから↓に紹介しましょう。

・3種のミニマカロン ・オリーブオイルのブラマンジェ ・カヌレボルドレ ・長崎産巨峰のジュレ ・洋梨のコンポート白ワイン風味
・ビターチョコレートのプリン ・フロマージュブランのムース ・リヨン銘菓の揚げ菓子

飲物はホットコーヒー、ダージリン、アールグレイ、ホットチョコレートの4種から選べたんですが、既にホットチョコレートは売り切れでした。
んでアペリティフ屋台と同様、4品選んで千円だったんすが、流石にそこまでは無理!(汗)



↑スイーツ2品選んで、アールグレイ紅茶を頂きました。
紅茶はティーバッグだが、珈琲は豆から淹れてた事考えると、珈琲選んだ方が得だったかもしれん…と後で考えた。
ちなみに応対して下さった店員さんは、昨日アペリティフ屋台にいらっしゃった方でした――またお会いしましたね、おじさん。(照笑)



↑秋らしい巨峰のジュレ、雪の様に融けてく食感、程好くワインの効いた巨峰、正にプロの技です。



↑カヌレ・ボルドレ、噛締めるとじんわり蜜の味が広がる、カヌレ好きの自分には堪らなかった。

アペリティフ屋台と同じく提供してるのはホテル・ヨーロッパなんで不味い訳が無い。
美味しかった~、本当に美味しかった!三ツ星A級屋台グルメで御座いました。

食べ過ぎ飲み過ぎで疲れたんで(汗)、ホテルに戻る事にしました。
ホテルの玄関前には車が停まっており、スタッフが大量の荷物を中へ運んでるとこだった。
丁度チェックインタイム、今日も団体さんのお着き?ホテルの駐輪場には自転車が数台並んでたし、日が経つ毎に客が増えて行くなと…それもその筈、サンヴァンサン祭とガーデニングワールドカップが間近だもの、どちらも自分は観る事が出来なかったが。(悔)

部屋に戻ったら、綺麗に掃除されていた。
窓を開けて外の音を聞きながら、ゆっくり過す。
ショーの音楽、教会のカロヨン、下を通ってく馬車の足音…気が付いたら居眠りしてた。



↑起きて窓から外を見たら、午前中~昼間マウリッツ広場で営業してたナッシュマルクトが、アレキサンダー広場に移動して来たとこでした。
つまり17時位迄寝てたってわけだ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カボチャの王国12

2011年02月04日 19時46分37秒 | ハウステンボス秋の旅行記
前回「ジョーカーと言う店に入った覚えが無い」と書いたけど、よくよく思い起したら有ったわ。
初めてハウステンボスに訪れた時、タンテ・アニーの隣に在った室内ゲームやマジックアイテムなんかを売ってた店、多分あそこが「ジョーカー」だったんだろう。
当時はこんなにのめり込むと想像すらしてなかったから、写真なんて全く撮ってない。
今は心底後悔している…それはさて置き、運河巡りの旅後編を始めましょう。



喉の渇きも癒えた事だしと、ミュージアムスタッド~ビネンスタッドとを繋ぐ、アカデミー橋の下から運河巡り再開。
記事上の写真がそのアカデミー橋下、前に架かる橋は第2ドーナツ橋(便宜上の呼び方)。(↑)
アカデミー橋の名の由来は…何でしょう?(汗)アカデミックな区画へと架かる橋だから?
そのアカデミックだった区画は、現在ホラーな区画に変身しちゃいましたが。(笑)



↑こちらは第2ドーナツ橋からアカデミー橋を望んだ写真、奥に見える建物はウィンズ佐世保です。
ちなみに、第2ドーナツ橋に立ってビネンスタッド方面向くと、建物の切れ目からドムトールンが観える。
(写真撮ってないけど)なかなかの眺めです。

第2ドーナツ橋から先はビネンスタッド橋、ウォーターゲート「スネーク」に突き当たる。
それ以上先へは行けない、海に出ちゃうから。



↑という訳でUターンして一旦階段を上がり、ジョーカー橋下に戻って運河巡りを再々開。
各橋の位置が今一掴めないと言う方、下手な地図で宜しければ参考にどうぞ。(汗)
ドーナツ橋の第1と第2が入れ替わってるとか細かい事は気にしないで、その時次第で順番適当に付けてるだけだから。(汗)

んで運河巡りの旅クライマックスは、ジョーカー橋からドムトールン方面へのコースでして。
前編で紹介したチョコラーテ橋、クリスタル橋なんかはトンネル無いから、突き当たった所で階段上がる事になる。
しかしこっから先3つの橋下には全てトンネルが設けてあり、潜ってユトレヒトのカナルステーションまで行けちゃうんですよ。(ジョーカー橋、アカデミー橋の場合、トンネルは無いが下を潜れるようになっている)



↑それではジョーカー橋下のトンネルを潜っていざ行かん、その先のハンスブリンカー橋へ。
ハンスブリンカーと言う名前の由来は、以前渡った先に在った同名のお菓子屋さん。
更に由来を辿ると、オランダの昔話に指1本で洪水を防いだという、少年の名前が「ハンスブリンカー」なんだそう。



↑ハンスブリンカー橋に着いたところで、ジョーカー橋を振り返って見た。



↑こちらがハンスブリンカー橋下のトンネル。
横に前回話した浮き輪が有りますね。



↑更に先へ進むと水面に眼鏡の様な姿を映すトールン橋に着く、そこから振り返ってハンスブリンカー橋を観た写真。
横に色鮮やかな何かが置かれてますが、カヌーです。



↑で、こちらがトールン橋下のトンネル。



↑その先に架かるシンゲル橋から、トールン橋を振り返った写真。
ハウステンボス場内に架かる眼鏡橋は2ヵ所、トールン橋とジョーカー橋。
夜になると影が更にくっきり映って趣きが増す。



↑こちらがシンゲル橋下のトンネル、潜れば旅の終点ドムトールン下の、ユトレヒト・カナルステーションに辿り着く。
ジョーカー~シンゲル橋までは、冬季中イルミネーションが灯され、「光の運河」となり輝きます。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/hikarinomachi2010/illuminated/)
初夏ならば薔薇の運河、散策するなら冬か初夏がベストって事で。



↑シンゲル橋を見上げての写真、何か派手な幟掲げてるなと思うでしょう?



↑トンネルを抜けたそこは佐世保グルメストリートでした。
佐世保市から人気店舗が出店して、名物を提供する屋台街です。
今回確認したら、新たに牡蠣焼き店が入ってた。
佐世保の冬の名物は牡蠣だからね~、この時季場内の他レストランでも、牡蠣を使った料理を出してます。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/gourmet/topics/eat/oysterfair.html)
残念ながら牡蠣は苦手なんで1度も食べた事無いが(汗)…精々牡蠣フライしか食べられない。

河縁にズラッと椅子&テーブルが並べられ、天気が良いせいか結構繁盛してましたよ。
テイクアウト可能なんで、持ち帰る人も多かった。
側には犬のリードを繋ぐ為の鉄棒が設置されてた、ペットを連れて食事をする事も出来る区画らしい。



↑また、店の前には「チョッパーわたあめ」のコーナーが設けられていた。
以前この記事で「わたあめ売ってない」って書いたけど、御免有った。(汗)
いや記事書いた後で販売するようになったんだわ。(汗)
きっとスタッフの中のワンピースファンが、「わたあめは必須ですよ!!」と提言したに違いない。(笑)
ちなみに色はキャライメージ通りのピンク、小学生の遠足グループに大人気でしたよ。
写真を撮ってたら、気を利かせて退いてくれまして…御免、気を遣わせるような駄目な大人で。(汗)



↑お腹が空いたな~と思って時計を見たら丁度昼時、ドムトールン下1階のロードレーウでランチにしました。
昼はハンバーグ、夜はステーキがメインの洋食レストラン。
内装が高級な割りに、お値段そんな高くない、特にランチは。
以前は国内唯一オランダ料理レストランだったんすよ。
内装は16世紀オランダの老舗レストランをモデルにしたそうで。
しかしオランダ料理じゃマイナーだと考えたのか、単純に縛られるのがやり難かったのか、現在の姿に変ってしまったのです。
本音オランダ料理専門店に戻って欲しいけど、その方が特色出せてたと思うし。
洋食屋に変っても、人気が高かったチーズフォンデュ、スープ等残してあるのは嬉しい。



↑とくとくチケットの特典利用して、ドリンクはオレンジジュースを頼みました。



↑そして料理は佐世保名物レモンステーキを注文!
1度食べたかったんだ~これ!
注文後暫くして、奥の厨房からジュワジュワと焼く音が聞え、台車に運ばれて来た時の感動を何と表現しよう?
カレー屋等で良く見かける、ランプに似た形の銀の器に入れられたソースを、目の前で牛肉の上にかけて下さる。
ジュワッと立ち昇る美味そうな湯気、かけるソースは店舗によって違うそうだけど、ニンニク・醤油・レモン汁を調合するのが基本らしい。
米軍基地のアメリカ兵から好評を得、土地に受け継がれた料理だそうな。
付け合せはカリフラワーにポテトにスイートポテトに大根、肉の下にはスライスして炒めたオニオンが敷いてあった。
レモンと一緒に肉を食べるとメチャ美味い!酸味が肉の臭味油っぽさを消して、さっぱり頂けるのですよ。
成る程名物になるのも道理、つか焼きレモン自体が美味いと感じた。(笑)



↑食後のデザートはブラックチェリーパイを注文した。
ええ勿論最初からこれも狙いです。(笑)
原作とはスケール違うけど、ここはハイソ風なレストラン、お上品に飾ったチェリーパイだって良いじゃない。



↑皿にはちゃんと黒ヒゲのマークが描かれてます。
温かいパイの中にはカスタードソース、ブラックチェリーが詰められ、バニラアイスとパイの帽子が載せられてる。
ブラックチェリーのシロップ煮が物凄く美味しくて感動した!缶詰じゃないぞこの味!
これまで食べたワンピデザートの中でも、1番美味しいと感じたです。

↓ちなみに自分が去年秋までに食べたワンピデザートの数々。

・カフェデリ・プリュの「チョッパーの帽子」ケーキ
・カフェデリ・プリュの「キャプテーン・ウソップ!」マカロンアイス
・花の家の「チョッパーマン豆腐ババロア」
・ピノキオの「麦わらサンデー」
・屋台の「ベルメールさんのみかんシャーベット」
・屋台の「麦わらカキ氷」
・プッチーニの「サニー号パフェ」
・ロードレーウの「ブラックチェリーパイ」

…結構食べたな~(汗)、名前なんかは適当なんで、間違っててもご容赦を。(汗)
全部美味しかったんですが、敢えてこの中で3位まで選ぶなら、

1位…ブラックチェリーパイ
2位…ベルメールさんのみかんシャーベット
3位…サニー号パフェ

こんな感じになります。
個人的に甘さ控え目なデザートが気に入りました。
各デザート(今風に呼ぶならスイーツか)についてはレポを上げてます。
宜しければ探してお読み下さい。(リンク貼ろうかと思ったけど、文字数の限界で無理)(汗)



↑精算時、レジでくじ引きをして貰った龍馬珈琲。
サービス期間は切れてたんだけど、余ってたからってくじ引きさせて頂いたのだ。
ところがくじを2度3度引いても当たりが出ない。

店の人「おかしいですねぇ、まだ20個は残ってる筈なのに(汗)」

結局最後まで外れだったのに、どうせ余り物だからと言って、特別に頂いた。
諸星あたる並の運の悪さだな~、我ながら。(笑)
家に帰って家族で飲んだ、美味しかったですv

ロードレーウのメニューについては、まったりさんのブログが詳しいので御覧下さい。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする