秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ〈雑草なお時間です〉

2011年09月10日 | Weblog
乾いた服を、無造作に着る…オッサン化した習慣が、仇となった。
お彼岸も近い
主が留守のお家に、お墓の掃除に出掛けた、相変わらず…ワタシええ奴…

ほんの数ヶ月、留守をしているだけなのに、雑草が陣取っていた。
お盆の前に、めちゃくちゃ頑張って、退治した雑草は、
どんな スペシャルドリンクを飲んでいるのか?
再び 復活を遂げていた…

『ワタシらは、歳じゃけん、次第おとりよ~長いことはないわ~先は短いわの~~』
と 言いながら、なぜか毎年元気になっていく、バアサン達に思えた…
バアサンは、ジイサンより…?なぜか、元気だ。
ジイサンは、一人になると、どんどん、ジイサンになっていくが
バアサンは、一人になると、どんどん、元気になっていく…?
この現象は なんなんだ…
男は、女が存在し、男でいられて、
女は、男の存在が、消えてから、妻と言う名の手錠が外され、
女を 謳歌出来るのか…?
それなら、
オッサン化した、女はどうすれば、
謳歌?出来るのだろう。
乾いた ジーパンと、黒いTシャツを無造作に、着るから、早い話しが、首と腕に
〈ヤブ蚊〉
の襲来を受けた。

この雑草に、占拠せられた、畑を見たら、
ヴヴヴ星人は、何と言って、悲鳴をあげるだろう…
悲鳴をあげる、元気があればまだマシで
多分…黙って畑を上から、見下ろし、ぽつんと呟くんだ…

『畑も人間と一緒じゃ…やわらいくわの…』
草だらけ…
茅だらけ…
の中心で、黙っているのは、並ぶ仏様達

仏様なのか
骨なのか?
墓石屋さんの、稼ぎの象徴なのか?
相変わらず、ワカラナイ わたし…

考えることは、大好きだから、ついでに、ふと、思い付いた、事がある。

あのね…
この先…
あなたが、壊れていって、記憶が全部、失くなっていくとして
神様が、あなたに、ひとつだけ、プレゼントしてくれるのよ。

『あなたが壊れてしまっても、一人の名前と顔だけ、あなたの脳に刻印してあげます』
って。

……
……

ね…
今、誰が浮かんだかな?
多分、今、浮かんだ人が、あなたの大切な、人なんだと、思うよ。
家族みんなの顔って、答えたい人が、ほとんどでは、ないだろうか?
そんな人達は、
ひとつのシーンだけに、絞ってみて下さい。
毎日、認知症の現場で、人間を見詰めながら、ふと、思い付いた
わたしの気まぐれな、お話でした。

本音を言うとね、
女性が、安心して、子供を産み、育てられる、
教育に、お金のかからない、理想の社会に、なぜ、ならないのか?なぜ
女の声に、国は鈍感なのか?
はたまた、女を馬鹿にしたままで、
女の意見に、蓋をしてないか?
と つくづく、思う私です。

女は、オッサン化出来ても、
男は、味噌汁の塩加減と、女の意図は、ヨメナイ…みたいな…

人間の尊厳と
未来への提言と
相変わらず、脳みその中は、ジレンマと言うヤブ蚊に、振り回されている
わたしで、ありました。
本日の二句

〈草刈りは
油断大敵 ケガのもと〉

〈羽ほしい
マジで飛びたい 主 泣く 〉

草 々