春立つとうき世のひとは訪ねれど祖谷の山べは雪に埋もれし
祖谷ひとは春たつらんと待ちたれど深雪かぶりて哀しかりけり
冬ごもり解かれし日々を待つおきな星降るさとにみ雪ふりつぐ
わが庵のまがきの隅に芽を出さん福寿草なり青き葉を見ゆ
久保のさと今より春は立つらんか山にかへりし老女を見まし
晩冬を見送りがたし春立ちぬ
寒明けの風の寒さや祖谷の宿
凍て雲の雨になりけり浅き春
怪我癒へて完治に近し二月かな
中旬ころまでは雪が降っては消えかけて降ってはの繰り返しがある
だんだんと雪質も湿っぽいはるゆきに変って厳しい冬を脱する
今よりは集落の庭の片隅にある日福寿草がほっこり顔を覗かせる
冬ごもりを解かれる里びとの笑顔がひとり、ひとり、と浮かんでくる
テラオ兄さん写真
祖谷ひとは春たつらんと待ちたれど深雪かぶりて哀しかりけり
冬ごもり解かれし日々を待つおきな星降るさとにみ雪ふりつぐ
わが庵のまがきの隅に芽を出さん福寿草なり青き葉を見ゆ
久保のさと今より春は立つらんか山にかへりし老女を見まし
晩冬を見送りがたし春立ちぬ
寒明けの風の寒さや祖谷の宿
凍て雲の雨になりけり浅き春
怪我癒へて完治に近し二月かな
中旬ころまでは雪が降っては消えかけて降ってはの繰り返しがある
だんだんと雪質も湿っぽいはるゆきに変って厳しい冬を脱する
今よりは集落の庭の片隅にある日福寿草がほっこり顔を覗かせる
冬ごもりを解かれる里びとの笑顔がひとり、ひとり、と浮かんでくる
テラオ兄さん写真