秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(ネエサンとアニサンと飛沫感染)

2012年02月09日 | Weblog
相変わらず、マイナスな祖谷山の日々。
通勤時間がもったいない…
英会話のCDでも購入して、英語ペラ~ペラ~でも目指そう…か?とふと、思うが
私は理数科と、英語は自信を持って苦手なので、
聞いて話せる…と言う理屈がわからない。

でも…祖谷の旦那様に、遠いところから嫁いだ嫁さん達は、なぜか何年もして
こってこっての
《祖谷弁》
になっているから、聞いて頭に入る?と言うのも、一理はあるのかも。

話しは、いつものように変わり…人の噂話しと言うものは、無責任である。わかってはおりますが…

高知の従姉妹の家に、祖谷のヴヴヴ星人の近所の方から、電話がかかった。

「ネエサンは、高知の施設に入ったって、聞いたんじゃけど、まことかえ~?
そこには、おらんのかえ~?」
※ここで 解説しますが、祖谷では、90才近くても ネエサンと呼びます。70近くても
〇〇の家のアニサンと呼びます。
髪がサラサラでなくても、ネエサン~!
髪がフサフサでなくても、アニサン~!
ここ、大事なので気をつけて下さいね。

…で、
ヴヴヴ星人は、もちろん、高知の娘のマンション(家賃・高い)
で、毎日、上げ膳据え膳で、ヌクヌクと南国暮らしを、やっております。
車で1時間半なのに、祖谷と高知の気候は、全く、違います。
空の色が、違います。イントロに、
「マルマルもりもり~みんな食べるよ~♪♪♪」
のテンションが、南国なら、
祖谷は、ホラー映画のラストシーンで、なんか終わり?…なんか…まだあるん…?
また出てくるん …?みたいな
なんのこっちゃあ~?みたいな 空の暗さ。
冬の空だからね。
雪の午後は、夜が明けないまま、一日が終わっているように、感じる日が、あります。

…で、話しはもとに戻り、
従姉妹は、答えました
『なんで~?母ちゃんを高知の施設に入れるくらいなら、友達のおる、祖谷の施設にあずけるわ~!
母ちゃんは、日に日に、帰る~!帰る~!って言いながら、私が引き止めとんよ~』

相手の方は、納得したみたいですが、
『施設に入所した』
と言いきった、発信源はどこなんだ?
従姉妹は、一生懸命、仕事でへとへとになりながらも、世話をしているのに…
施設なら、地元で、お願いしようと 思っているのに。
※予約イッパイで、無理かも知れないけれど

村人の噂話しは、いつもイッパイ、尾鰭がついて、火の気さえ、無理に起こされる?
みたいな 日常。
この直接、電話で確認して下さったおばちゃんみたいな人は、めちゃくちゃ貴重ですよ!
私も、聞いた話しが、曖昧な時は、心配して直接、聞く場合が、あります。
口は、誰かを褒めたい時や、
自分の気持ちを伝えたい時に、バンバン使うものです。
愚痴や、悪口は、
周りの耳が腐ります。
悪口や、噂話しが大好きな人の、お友達も…やっぱりおんなじ顔を、しています。
〈類は友を呼ぶ〉

価値観は、それぞれで当たり前ですが、なぜ
〈いいこと〉
が広まらない土地なのか…?
とつくづく、感じるワタシです。詳しくはてんご新聞を、読んで下さいね♪どこに…売りよるん…?

そして…インフルエンザに感染し、従姉妹は、5日間、ダウンしました。
ヴヴヴ星人を、別の部屋に隔離しようと、頑張っても、ヴヴヴ星人が、ゼンマイ仕掛けの
飼い犬のように、くっついてきます。そしてっ叫ぶ~

『イソゲエに、すなや~!なんで、あっちで、ご飯くわないかんのぞ~!』

従姉妹は、熱を堪えながら、言いました。

「母ちゃん~インフルエンザうつるがで~!母ちゃんに、ウツったら、母ちゃん、セコいがでぇ~!」

ヴヴヴ星人は、答えました。

……
……
『インフルエンザって、なんぞ…?』

お大事に 草…々










春雪