秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷早春点描  暮らしの春

2012年02月29日 | Weblog
久保のさと春の日差しにかがやくもまだ雪消えぬ三嶺のたかね

ふりつみし星降るさとのみ雪とけ住みけむ翁のうれしき声きく

梅が香を住みけむ庵にふきこめし訪ふて来ませよやさしき春風

九鬼のさと春めきそむる庵とふに主の翁のいまだ帰らず


梅白し峠に座してとき刻む

白梅の咲きし二輪に驚喜せり

鶯やわが訪ふ庵に先駆けす

温もりの兆しは薄し二月かな

ふゆうぶつ

かなしみというよろこびといういかりという
あおいそらにくろくものそらにあめのそらに
わたしがいなくなるとせかいにきえてゆき

わたしがかえるとせかいからあらわれるように
このはのさえずりかかぜのうたごえかしらねど
よるになってもわたしをすてないのはこどく

もはやそらにかえることなくちにもぐることなく
わたしのかえるじかんもなくくうかんもなく
あるがままにただよいてしずかなよるのふゆうぶつ














テラオ兄さん写真 29日朝 7時ごろの祖谷川なごりの雪









































































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