秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷早春点描  暮らしの春

2012年02月10日 | Weblog
2月11日といえば07年を思い出す

この年は珍しく雪の少ない年であったように思う
前年の12月も積雪らしい積雪はなくて
その傾向は明けて1月、2月、3月と

雪の量は少なく、ずいぶんと過ごしやすい冬であった

いつもは雪深い久保集落もお年よりが彼方此方に出て
雪のない畑で野良仕事に勤しんでいたものである

この日、テラオ兄さん、自分、かみさん、みつさん
浅い春を求めて赤道を散歩した

道すがら淡雪のなかから顔を出す福寿草は
曇りがちで時々小雪がちらつく寒い日とあって

咲ききってはなかったが春の息吹を
充分に感じたものだ

木々の間から望む集落はようやく冬ごもりから
解かれようとした明るさを覚えた

みつさんといえば、はなしぶりは実に面白いもので
ひとつ、ひとつ、のはなしは
それも、うき世ばなれしたもので

自身が出会った、体験ばなしだそうで?

元井の祖谷川に水晶の大きな塊を見つけたがクレーンで
なければ上がらない

お椀を伏せたような山、膳だなのふもとの
木の股に金のような物が光っていたが確かめに行きたい

などなど数しれず

自分は眉に唾を付けるのが忙しいくらいで

何処までがほんとで何処までが嘘か判らないほど
話術が巧みで自分を煙に巻いたものであった

今でも、機会があれば一度じっくり話してくれたものを
確かめたいと思っているわけである