私の68期の司法修習時代は無給でした。
昔の人は有給でボーナスまで出たり,そのお金で旅行に行ったりしていました。
今は,自費で生活し,自費で飲み会に行き,自費で旅行をしたりしていました。
昔の人は,国家に育ててもらったという意識があるそうな。だから,手弁当でボランティアだとしても無料の法律相談とか,人助けとかをしようと思えるそうだ。
今の人は,国家に育ててもらったという意識はほぼないのだそうな。だから,ボランティアに対しても,なぜ?という意識があるそうな。
この国家に育ててもらったという意識は本当でしょうか。
私は,国家というよりも法曹の先輩方に育ててもらったという意識が強いです。
そして,仕事をしてそれなりにお金がもらえているのならば,ボランティアでも社会貢献に役立つことでもしたいと思っています。それは,修習時代にお金をもらっていたかではなく,働きはじめてお金に困っているかどうか,だと思います。
なので,上記のことは当てはまらないのでは?と思います。
昔の人で手弁当でボランティアに行っている/やっている人の収入を知りたいですね。修習時代に有給だったかどうかよりも,現在の収入に影響されるのではないでしょうか。
今の人(修習時代に無給)で手弁当でボランティアに行っている/やっている人の収入も知りたいですね。
どちらも収入が高いなら,現在の収入の問題。
昔の人の収入が低く,今の人が高いなら,昔の人は修習時代の恩の問題。
昔の人の収入が高く,今の人が低いなら,今の人の方が社会貢献したいという意識が高い人が多いという問題。
どちらも収入が低いなら,意識の問題。
これらの検証が必要ではないでしょうか。