ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

手続き

2015年04月26日 19時47分21秒 | 司法修習
新司法試験では、事実認定が大事だと言われ、司法修習でもメインは事実認定と言われます。

確かにその通りだと思うのですが、司法修習では訴訟手続きも同じぐらい大事です。


民訴法と民訴規則、刑訴法と刑訴規則はセットでたくさん覚えるべきことがあります。特に刑訴法と刑訴規則を使う刑事裁判では、手続きの重要性は半端なく、条文に根拠が無ければ訴訟指揮ができないことになっています。公判廷での厳格さもここからきているように思います。もちろん広く解釈して幅広く行える手続きもあり得ますが、原則条文の根拠を要します。


一方、民事系は、それほどでもありません。ほとんどは訴訟指揮の範疇ということのようです。

やっていけないことがひとつあります。それは「借金する」ということです。

2015年04月14日 22時57分45秒 | 司法修習
20代の司法修習生は…。
ほとんどが貸与を受け、300万円以上の借金がありますよ。

『ただし、やっていけないことがひとつあります。それは「借金する」ということです。』
『20歳代の人生は借金返済のために終わってしまいます。』

新社会人のひとりぐらし 20代の借金だけはNG



以下抜粋引用。

最近は、会社が独身寮を用意することも少なくなっており、ひとりぐらしする部屋は文字通り「自分の城」になります。仕事から疲れて帰ってきたら、そこは誰にも干渉されない自由な空間です。

もちろんその見返りとして、家事や洗濯も自分ひとりで行わなければなりません。また家賃を毎月きちんと払い、光熱費を払い、食費を捻出しなければならないのです。

つまり、ひとりぐらしは「楽しい」「自由」という側面と、「お金の自己責任」がセットです。そして、20歳代の家計は余裕があまりなく、苦しいことのほうが多いものです。まだまだ稼ぐ力が弱いため、年収はあまり高くありません。自由に使えるお金そのものが多くないわけです。

しかし、そうしたお金のやりくりを覚えていくのが20歳代のシングルライフのテーマなのです。


自分で稼いだお金を使っていく中で、買い物の失敗をすることもあるでしょう。「同じ過ちは次は繰り返さないぞ」というのも大事な勉強です。「これ以上お金をかけても満足度はあまり変わらないな」という境界線をみつけるのもお金の大事な勉強です。

ただし、やっていけないことがひとつあります。それは「借金する」ということです。

毎月1万円返済、年利18%のカードで30万円を借りたとしましょう。しかし、返済終了までには総額40万円(つまり40カ月!)のお金が必要なのです。その差額は相手の利益であり、あなたの苦労です。

お金がないのに消費の快楽を先に味わったことで、そのツケは何年もあなたを苦しめることになるのです。簡単に借りられるからこそ、むしろそれが危ないと心得てください。

お金のやりくりに苦労する経験もあっていいとはいえ、せいぜい借りるのは20万円くらいが上限でしょう。次のボーナスを全額使えば返しきれる程度の失敗にしておかないと、20歳代の人生は借金返済のために終わってしまいます。

有限期間である司法修習

2015年04月12日 21時28分14秒 | 司法修習
司法修習の期間は有限です。

今後、どんなことがあってもこの有限な期間はもう二度とやってきません。

司法修習を担当してくださる裁判官、検察官、弁護士の先生方は、自分たちも同じように司法修習時代にお世話になったからという理由と、自分たちが今後かかわる法曹の質を上げようという理由から、ほぼ何も隠さず全てオープンにして見せて、答えて、考えさせて、そして示してくださいます。


司法修習生に貸与させ、借金をしながら受けさせるという制度はおかしいとは思います。しかし、司法修習制度自体は素晴らしい制度であり、それを引き継いでいる方たちもそう思っているからこそ、担当して下さる方々、研究会、研究部、委員会を構成している皆様方は、一生懸命考え、努力して我々を成長させてくださっています。修習生がやりたいと思ったことは真剣に考えてくださり、できるだけそれを実現させようと配慮していただいています。これらは、今までの司法修習制度の流れがあってのことだと思います。

このことは司法修習を受けた人で無いと分からないと思います。

私も最初はそれほど期待していませんでした。しかし、半分ほどクールが終わった現在、期待以上の内容であり、期待以上に自分に実力が付いているのが分かり、この修習制度が無ければ、これだけの成長は無かったであろうと思います。


「司法修習生だから」と言って、何でもさせていただける、失敗しても許される、成功したらものすごく驚かれる、こんな環境は今後一生無いと言っても過言ではありません。年齢が低いとか高いとか、大学がどこだとか、そんなことは関係がありません。おそらくですが、司法試験という共通の試験をくぐり抜け、司法修習という共通の修習を受け、最後の非常に苦しい二回試験に向けて勉強している修習生だった頃を、現在法曹になっている方々も重ねているのだろうと思います。同じ経験をし、同じ悩みを抱え、同じ努力をしてきた人に対する共感と期待なのだろうと思います。



そして、司法修習クラスの同期も同じであり、クールの時期のズレがあるにせよ、同じ民事・刑事裁判、弁護、検察修習を経験してきた/いく仲間であり、たくさんの話をし、たくさんの議論を行い、まさにともに切磋琢磨して法曹への階段を上っている同志です。様々な技術に長けている人、グルメに長けている人、金融に長けている人、理屈に長けている人、色々な特技や知識、中々できないような経験をしてきた人たちが存在し、クラスの仲間は今後かけがえの無い仲間になることは間違いないでしょう。

この仲間とともに、また素晴らしい諸先輩方の法曹の方々と過ごす司法修習は有限期間であり、あと残り7か月ほどになりましたが、一日も無駄にしないよう、体の健康管理にだけは非常に気を付けて過ごしていますし、今後も一日も休まないように心がけたいと思っています。

手続き

2015年04月10日 00時33分56秒 | 司法修習
色々な手続きは、実際に一度経験しておくと、次からは調べなくても良いので、スムーズにできますね。

何でもそうですが、経験しているのと初めてなのは全く異なります。


弁護士ともなれば、1年目でも10年目でもプロですから、甘えは許されません。私は手続きを知りませんでした。だから依頼者に損害を与えてしまいました。ゴメンナサイ!じゃ済まされず、ヘタをすれば弁護過誤で懲戒請求をされて懲戒処分を受けてしまいます。



修習生のうちにたくさんの手続きをできるだけやっておくのが良いと考えますので、多くのことに触れさせていただいています。

そのためには、自分から率先してやらせてもらうのが良いですね。ほとんどのことはやらせてもらえます。


経験すれば、こわいものはどんどんなくなります!

募集要項

2015年04月07日 20時34分07秒 | 将来
インハウスロイヤーの募集。

就職難だからといって、買い手市場ってのはこのことですね。


法務スタッフ募集


◆業務内容
法律知識に加え、業務の実情に精通していることやビジネス推進のための発想・センスが求められますので、知識だけでなく、コミュニケーション能力やバランス感覚を持った人を希望しています。
・社内稟議書の管理
・各種契約関連業務
・会議体のスケジュール準備と管理
・社内規程の立案・改訂
・法律相談、官公庁手続き
・立法・判例動向の調査、分析とビジネスへの適切なフィードバック


◆年収
350~400万円

◆必須要件
・企業法務・コンプライアンス業務経験(3年程度)



3年程度、企業法務やコンプライアンス業務などを専門的にしていた方が、年収400万円に転職するってあり得るのでしょうかね?



2015年4月9日追記
コメントをいただいたので、追記します。
法曹資格を要求していないので、三振法務博士やロースクールを卒業したけど、新司法試験を受けないで企業法務を経験した人たちを対象にしているかもしれません!!