ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

採用の自由

2011年11月14日 23時22分48秒 | 労働法
三菱樹脂事件

採用の自由と思想、信条を理由とする拒否の無効について、判例は採用の自由を重視する立場のように見える。

これに批判しているのは、思想、信条の自由への制約が考慮されておらず、直ちに民法上の不法行為にあたらないことは明らかであり、としたことに対してであり、結論はあまり変わらないと思います。
この事件は、採用拒否の有効無効の請求であり、損害賠償請求ではないからです。


企業としても偏向した思想、信条を持つ方と持たない方があるなら、持たない方を採用したいと思うでしょう。


不況の時代に2人の募集に200人とかの応募があるのですから、いちいち理由を思想、信条によるなどとせずにただ、今回は御縁がありませんでしたと断るでしょう。
面接で良いインスピレーションが働かなかったから、とかでもいいと思います。


今後はこういう採用拒否内容が明るみになることは少ないのかもしれません。
買い手市場ですし。

企業側に特別な事情がない限り採用の義務はないと思います。


また、均等な機会を与えるだけでよく、採用の理由などは公開しない方向になるのではないでしょうか。


ただし、仮に明るみになれば、不法行為として損害賠償請求できる可能性は残っていますが、やはり難しいですね。

配転

2011年11月11日 23時24分23秒 | 労働法
引越しを伴う異動は大手企業の会社員には付き物です。


男女平等というならば、女性にも当然引越し又は単身赴任の転勤もすべきだと思います。

しかし、これを家庭責任を負っている女性の登用を妨げる効果を持っているとして、制約を加えることも検討すべき場合があるとする考えもあります。

これは逆差別じゃないのかな?


女性の社会進出はいいと思いますので、今まで男性メインであった、家族を養うことを交代する夫婦が出ても良いと思います。
もっと、男性を養うよ、という女性の声が大きくなってほしいです。

女性が社会進出してきているのに、甲斐性のある男性と結婚したいというのは矛盾ですよね。

夫婦共働きが理想かもしれませんが、不況時代に共働きも困難な場合もあるでしょう。
転勤があればなおさらです。

労働法始めました

2011年11月05日 01時01分13秒 | 労働法
労働法始めましたw

まずは歴史を読んでみて、かなり労働者は冷遇されてきたんだなぁと感じました。

そして、その変遷により現在も変化し続けているようです。


労働者の権利とか、使用者側の利益追求とかあると思いますが、日本は人件費が高いと言われています。

労働者の権利を守る、保護するということは結局は賃金に落ち着くような気もするのですが、賃金以外の部分で向上させるという方法もあるのだろうか。

例えば、給料は低いが残業は無し。福利厚生も厚い。
宴会補助、レクリエーション補助あり、などが充実すればいいのだろうか。


まだまだ疑問だらけです。

労働法

2011年11月03日 15時51分49秒 | 労働法
この前、新司合格者と話をする機会がありました。

そこで色々話をして聞いてみました。
選択科目は租税法がオススメだそうですが、教材が少ないため断念です。
労働法は教材が多いし、基本書と判例百選で戦えるということでやはり労働法にしました。

租税法は、暗記物が多いとかでちょっと敬遠。
知財法も揺れましたが、教材が少なさそうなので敬遠しました。

というわけで水町教授の労働法を読み始めます。