ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

Bitcoin

2014年01月18日 22時25分55秒 | その他
Bitcoinという仮想通貨が流行っています。


Bitcoinは帳簿という概念があり、Bitcoin自体は存在しません。


アンダーグラウンドな闇サイトで、危険な情報(薬物売買)などがBitcoinでやり取りされたことから広がりました。

このBitcoinには発行者、管理主体というのは存在しませんし、税金もかかりません。
ただし、現金に直接変換するということはできず、掲示板を通して、個人と売買するしか方法はありません。


しかし、例えば、薬物売買などの危険な売買のやり取りは、Bitcoinのみで受け付けます、みたいなサイトで購入したい人たちは、Bitcoinを利用したいので、現金でBitcoinを購入するでしょう。
逆に、Bitcoinをたくさん持っているから現金に換えたい人もいるでしょうから、お互いに交換しあうことができるようになります。


Bitcoinも仮想通貨であり、取引ができる以上、何らかの規制が必要ですが、現状、仮想通貨への取り締まりは規制できないでしょうね。



国内にも似ている仮想通貨があり、モナーコインが存在する。

こういった最新技術、最新動向が理解できないと、刑事訴訟や民事訴訟の先端訴訟に付いていけないおそれがありますので、情報収集のためのアンテナを高く張る必要があるのでしょうね。

偽アプリ

2014年01月18日 11時14分45秒 | 刑法
ピザーラとマツキヨの偽アプリが出回っているらしい。

ピザーラもマツキヨも宅配や通販が出来るので中継して個人情報を抜かれるおそれがありそうです。


http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1401/16/news090.html


これは、何罪に当たるでしょうか?


詐欺っぽいですが、個人情報を財物といえるかが問題になりそうですね。


また、それ以前に実行行為も難ありそうです。

不特定多数の人がアプリをインストールするのを待つので、どの段階が予備か?実行行為か?

欺く行為は何になるか?


アプリを作って、アップして他人にインストールされるのを待つのは不作為なのか?

アップした段階で着手ありとするのか?

被害者の行為を介した間接正犯になるのか?



さらには、偽アプリを利用されて被害を受けた企業が被害者なら、偽計業務妨害なのか?


刑法的には問題点が多々ありそうです。