昨夜の富山市某ホテルでのアトラクションは、某銀行本店の新年会でした。
100名ほどの宴会ですが、お客さんが隣の控えの部屋から宴会場に移動する5分ほどの間に「ウェルカム演奏」と称して、BGMのようにひとりで津軽三味線を弾いてくれという事で。
ステージ中央にぽつねんと座らされて、じょんから旧節(竹山)とよされ節の曲弾きを弾けば5~6分になるだろうと思い弾きはじめました。
しかし、なかなかまっすぐに席に着かない人が多くて、よされ節が終わった時点でもまだ席が埋まっていなくて、じょんから新節の曲弾きもやることに・・・。
席の埋まり具合を見ながら、いつもより長めに弾いていると、ようやく演奏終了のサインが出ました。結局10分程弾き続けていたようです。
「ウェルカム演奏」のあとは、唄と踊りも加わって、私は三味線を笛に持ち替えて「秋田大黒舞」と「こきりこ節」を演奏します。
踊りの方との打ち合わせのミスで曲順が逆になっていて、三味線の調子も違っていたので一瞬焦ったのですが、今回の三味線は私の尊敬する大先輩。平然と数秒で調子を合わせ直して、曲中でもずれることもなく、笛とピッタリ合って気持ちよく吹くことが出来ました。。
どこぞの会では考えられない事です、爪の垢でも飲ませてやって欲しいものです・・・。
この2曲の演奏は来賓挨拶の前、当然乾杯の前でして、皆さんシーンとして私どもの演奏と踊りに集中されていました。
大体宴会の席でのアトラクションというと、乾杯の後でざわざわした場の事がほとんどですが、100名の方がこんなにも真剣に聞いてくださると、さすがに緊張します。
良い経験でした。