さて、突然ですがこれは何でしょう?
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木製のビール瓶入れ?
木製の傘立て?
いえいえ違います。
答えは後半に・・・。
昨日はK先生のお仕事で、小矢部市の某所へ地区のリフレッシュ事業の一環の演奏に行ってきました。
地区の高齢者を対象にした催しのようです。
予定の1時間をはるかにオーバーして、16曲・1時間20分のステージでした。
食事後のステージだったのですが、長時間にわたり皆さん真剣に聞いてくださって、ありがたいことです。
終了後控え室まで来て感想を述べられる方もいらっしゃいまして、感激でした。
酒を呑んで大騒ぎしてろくにアトラクションも聞いてくれない最悪な宴会とは大違いです。
私はというと、いつもの如く16曲すべて出ずっぱりで、疲れ果てました。
おまけに津軽三味線も1曲弾けと言われまして、荷物も増えるし何かと大変でした。
メニューは次の通り、*は笛、無印は尺八。
・秋田大黒舞*
・真室川音頭*
・佐渡おけさ*
・隠岐祝い音頭
・こきりこ節*
・南部俵つみ唄
・津軽じょんから節独奏曲・・・津軽三味線
・貝殻節
・伊勢音頭*
・安里屋ユンタ*
・黒田節
・おてもやん*
・帆柱起し祝い唄*
・ソーラン節
・越中おわら節
こちらの会のお手伝いの時は、できるだけ笛を吹くようにしています。
尺八で吹くか、笛で吹くかは、曲の雰囲気や場の雰囲気などを考えて、私の独断で決めています。
笛で吹くと曲調が華やかになる反面、やや軽くなってしまうので、とりあえずは某国営放送局の番組などで諸先輩方がどちらで吹いているかなどを参考にして決めています。
さて、冒頭の写真の答えですが、実は「尺八スタンド」でした。
本業で木を加工する仕事をしておられる民謡仲間の某先輩に作ってもらいました。
狭い舞台等で尺八ケースを広げておくスペースがない時は、複数の尺八をじゃらじゃらと抱えていって床に置いたりしていたのですが、これは大変重宝します。
今までは樹脂製のゴミ箱にカバーをつけてこれに数本の尺八を入れて使っていましたが、あまり良い感じの光景ではないのと、尺八同士がぶつかって傷が付くので、無理矢理お願いして作ってもらった次第です。
譜面台タイプの尺八スタンドとかも市販されていますが、何故か異常に高価なのと、やはりスペースの問題もあって結局こういうスタイルになりました。
実際に使うときにはこのようになります。
9本入りますので、私の場合は1尺4寸~2尺1寸までの8本と笛を入れています。
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昨日のイベントの控え室で、K先生の奥さんに「箱に似顔絵を入れるといいよ・・・」と言われましたが、ちょっと抵抗があるのでしばらく考えようと思います。
米谷の家紋を入れるのも良いかなと思っています。
ちなみに掃除しやすいようにと、中の仕切りは取り外せるようになっています。
底にはフェルトが敷いてあったり、細かいところまで気配りされていて、驚きでした。
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とんでもない無理なお願いを文句も言わずに快く聞いていただいた先輩に感謝感謝です。
現役引退するまで大切に使わせていただきます。