三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

レガシィB4 修理顛末記(長文)

2010年01月31日 01時57分37秒 | 四輪
注:長文ですので興味のない方はスルーしてください。



3年前に新車で購入したスバル・レガシィB4ですが、購入後からとにかくトラブル続きで、あまりの酷さに表現すべき言葉も見つかりません。
ディーラーの対応もあまりにもお粗末で、さすが斜陽のスバルとしか言いようがありません。怒りを通り越して呆れ果てているというのが実情です。。

今回購入から丸3年が経過して最初の車検が終わったのですが、新車購入時から現在までのスバル側の対応がとても納得できるようなものではないので、敢えて過去の状況を詳しく書いて公表してみようと思い、このような顛末記を書くに至りました。


私は以前からスバルファンで、主として妻用にレガシーワゴン(BG5)、レガシィB4(BE5)と乗り継いでいます。また私個人用にインプレッサ(GDB)を所有しています。
妻用のレガシィB4(BE5)から、今回のレガシィB4、3.0スペックB/6MT(BLE-D)に乗り換えたのがちょうど3年前、2007年の1月でした。

私も妻もATがあまり好きではないので、当初からMTでの選択でしたが、2台続けて2リッターのターボ車だったということで、今回は価格も2リッターターボとほとんど変わらない3リッターのNAに決定しました。
この選択が後に大変な事になろうとはこの時点で知る由もありませんでした。





購入当初からほとんど9割方妻が乗っていたので、私はあまり気がつかなかったのですが、2000回転前後の低回転域でミスファイヤーのような現象がしばしば発生していたようです。
妻は自分の運転が下手なんだろうとずっと思っていたようですが、私が乗ってもはっきりミスファイヤーのような現象がわかりました。
他のブログなどで、ノッキングの様な症状が起きるという記事をいくつか見ましたが、
おそらく同じ原因なのではないかと思います。
私のシロート的所感としては、6気筒中の1気筒がミスファイヤーしているか、インジェクターの不良か何かで燃料がちゃんと行ってないのではないかな、という感覚でした。


6ヶ月点検時に担当の営業マンにこのことを伝え調べてもらった結果、イグニッションコイルの不良があったので6個中1個だけ交換したと言うことでした。
加えてこんな事を言われました。「今のモデルの3リッター車はかなりガソリンを薄くして燃焼させている関係上、点火プラグにカーボンがたまりやすいようで、とりあえず清掃しておきましたので、これで大丈夫でしょう」とのこと。
そんなにも車に詳しくない私としては、そう言われればなんとなくそうなのかなと、この時点では納得せざるを得ませんでした。


ところがその後もこのミスファイヤーのような現象はしばしば発生するのです。
そこで、どのような時にこの現象が起こるのか、あちこちをいろんな状況で走ってみて、ある一定の状況の時に起こる事がわかってきました。
2000回転前後からの加速時、若干負荷のかかる上り坂でよく発生するのです。
また大きな交差点などを曲がるときに、やはり2000回転前後からアクセルを踏み込むと同じ症状が起きました。
アクセル踏んでるのに、エンジンが息継ぎをして加速しないのは実に気持ち悪いものです。
これがATだったら、おそらくトルクコンバーターの滑りの部分でこのミスファイヤーのような現象は弱められて、わからないのではないかと思うのですが、MTでは直結なので微妙な変化もよくわかります。
前述のノッキングではないか、と思う方もATゆえにミスファイアーではなくてノッキングと思われたのではないでしょうか。


しばらくは騙し騙し乗っていたのですが、どうも気持ち悪いので1年の点検時にもう一度徹底的に調べてもらえるようにお願いしました。
加えて、他の営業所などで3リッター車に同じクレームがないのかも聞いてもらうようにお願いしました。


帰ってきた返答は「やはり低回転で運転するとカーボンがたまりやすいので、これが原因かもしれないので、できるだけ回転を上げて走って下さい」だって。
あのね~、サーキットでも走るのならタコメーター見ながら回転上げて走るけど、街中で回転上げて走ってどうするの・・・。
まして、ウチは妻が主に乗ってるんですよ、回転上げて走って下さいなんて言われて、それを間に受けてバリバリ走って事故でも起こしたらどうすんのよ・・・・。

そして毎回同じように「これでしばらく様子見てください」だって。
はっきり言って、この時点でもう怒りも頂点に達していました。
ま、それでも大の大人が営業マンに向かって悪態ついても仕方ないので、我慢しましたが・・・・。


ちょうどこのすったもんだの最中に、営業、配達用に低燃費のホンダのフィットを購入したので、トラブル続きのこのレガシィに対する愛情も次第に希薄になって、あまり乗らないようになっていきました。
それでもたまに乗ると、必ずと言うほどこの嫌なミスファイヤー様の症状が出ます。

そこでたまりかねて、購入時から1年5ヶ月経った2008年の6月に「修理期間が長くなっても良いから徹底的に調べてくれ」とディーラーにお願いしました。
当初は長期の代車が確保できないので、しばらく待ってくれと言われたのですが、代車は特に必要ないからとにかく何とか対策をしてくれるようお願いして、徹底修理が始まったのでした。


最初はエンジンの状態を記録する装置をつけてしばらく走ってくれと言われました。
ミスファイヤー様の症状が出たらボタンを押すとその直前から都合何秒かのエンジンの状態が記録できるのだそうです。
仕事が終わってから夜中に地元の山中を走り回って、何度かこの装置のボタンを押して記録を完了、そのままディーラーへ入院となりました。

ところが記録には何も残っていなかったそうで、取り付けミスか設定ミスだったようです。
もう一度機械をつけ直して車を返すから、再度記録をしてくれとのこと。
そりゃぁあんた達のミスだろうよ。
別に私が運転しなくても、ディーラーのほうで実際に運転してみて記録を取ってくれ!と言って、受け取りを拒否して突き返しました。

このときにディーラーの奴は、私には何も言わないで、こっそり妻のほうに「ガソリンの入れ間違えとかあるんでないの・・・・」と問いただしたそうです。
そんな事思ってても言いますか!!
この時点で妻の怒りも頂点に達していました。
永年スバル車に乗って高いハイオク入れてるのに、今さら間違うわけないでしょうよ!
しかし、悲しいかなこれが怒りの頂点ではなかったのです。


これ以降、時系列で経過を書いてみます。


2008年6月20日(新車購入から1年5ヶ月後)。

ディーラーへの入院開始。
とりあえずは代車は不要だからとは言ったものの、この言葉は数日で帰ってくるだろうと思ったからこそ出たもので、まさか3ヶ月半もの長期入院になろうとは夢にも思いませんでした。
しかしその間、「代車が必要なら出しますよ」なんて言葉は一回も聞きませんでした。全くふざけた会社です。
たまに電話がかかってきても、「もうしばらくかかりますがいいですか」と言われるだけで、代車の話も修理の詳しい中間報告もありませんでした。

入院から3ヶ月以上経った10月に入ってようやく原因がわかったと連絡がありました。

排気ガスを再燃焼させるために吸気系へ戻すバルブ(EGRバルブ)とガソリンタンク内の蒸発ガスを吸気系に供給するバルブ(CPCバルブ)の動作タイミングが悪さをしているらしいということでした。
これをノッキングセンサーが感知して、燃料を制御するので、結果としてミスファイヤーと同じような状況になるのだそうです。
根本的な解決方法はというと、コンピューターのマップを書き換えてこのような現象が起こらなくするのだそうですが。

唯一の対策(解決ではなくて・・・)として、EGRバルブを機械的に閉じて(全閉ではないらしい)動かないようにして、対処療法を施すことぐらいしか無かったようです。
お前らなめトンのかっ!!
と思っても、仕方ありませんね。

電話で説明を聞いていても専門家ではない私にはいまいち理解できなかったので、経過をFAXしてくれるように言ったところ、ようやく数日後にこんな文面のFAXが送られてきました。
既に廃盤になると決定しているエンジンで(昨年のフルモデルチェンジで3リッターの6気筒は無くなりました)、さらにもう既にカタログ落ちしているMT車のために、今さらスバルがコンピューター制御の変更などそんな大変なことをするはずもなく、根本的な解決方法はありません。
1台の車のために、コンピューターのマップを書き換えることもできないそうです。
結局は完全に解決したわけではありません。

以下、FAXの内容を原文のまま記述します(句読点等もすべて原文のまま)



*******************************************************************************

○○ ○○様

                            北陸スバル自動車(株)
                            富山店 サービス課
                              ○○ ○○

平素はスバル車をご愛用いただきましてありがとうございます。
このたびは大変長期間のお預かりとなってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
6月下旬にお預かりして以来、お返しまでに確認及び処置いたしました内容について概略を記します。


①試運転---症状確認。特に7%程度の上り坂での緩い加速時に顕著であった。

②各気筒の圧縮比測定---#6気筒が他より低いことを確認。燃焼室洗浄剤で燃焼室のカーボン除去。圧縮比はすべて正常になった。

③試運転---ドライバビリティは改善されたが症状は若干弱くなったが残っている。

④全気筒のインジェクター及びイグニッションコイルを交換

⑤試運転---改善見られず

⑥メーカーより発生時の各種データーを採って送付するように依頼された。

⑦何度かのやり取りで点火時期が一時的に変動しており、ノッキングが発生していると誤診断している可能性があるとのことでノックセンサーを交換。

⑧試運転---改善見られず

⑨メーカー技術者の出張による診断を要請。

⑩メーカーの技術者とデーターどり---ショック発生直前に燃料蒸発ガス(CPC)と、排気ガスの(EGR)吸気系への供給がほぼ同時に行われていることが判明。
コンピューター制御の変更により、供給タイミングを変更できないか検討してもらうことを依頼。

⑪CPC、EGRの影響を確認するためそれぞれのバルブを作動しないようにした状態での試験を依頼された。---(CPCをふさぐと若干は改善されるが不完全、EGRのコネクターを抜くと症状は改善されたが警告灯が点灯)

⑫メーカーよりEGRの作動不良も考えられるとのことなので両バルブを新品に交換してみるように指示あり。

⑬交換後の試運転でほとんど症状が出なくなったので、返却させていただくことをお願いした。なおコンピューター制御の変更については引き続き検討してくれるようメーカーに依頼した。




*******************************************************************************


2008年10月2日。

3ヶ月半ぶりにレガシィがわが家へ戻ってきました。
が、見てびっくり。
キャリーカーの後の柵にリアバンパーが当たって擦れて、見るも無惨なことになっています。
固定方法が不適切だったようですが、はっきり言ってプロ失格です。
ディーラーの掛けている保険で、全然本人の痛みもなく弁償できるようですが、いかにスバルの生温い体質が蔓延っているか、これを見れば一目瞭然です。
3ヶ月ぶりに見たレガシーの痛々しい姿に妻は絶句。この日はあまりにも腹が立って眠れなかったそうです。
当然、そのままお持ち帰りいただいて、バンパーその他は交換となりました。









2008年10月8日。

バンパーその他を交換修理して、今度こそレガシーが元気に帰ってきました。
積算計を見てびっくり、6月に修理に出した時からなんと2300キロも走ってあります・・・・2300キロですよ・・・・・・。
そんなに距離走ってみないと原因がわからないのかよ!
ひょっとして誰かの通勤に使ってたのじゃないの、と疑惑が頭をよぎりましたが、我慢我慢。
これで、例の症状が出なければいいねぇ、と妻と話しました。


2008年10月9日

妻はレガシィの調子を見るべく、営業・配達に乗っていきました。
が、しばらくして携帯に慌てた声で電話がかかりました。
「エンジンシステム点検」「無理な運転をせず販売店へ」という表示が出て消えないというのです。
ディーラーに電話すると、そのまま近くのスバル店まで徐行して行ってくれとのこと。
その店で代車を用意してもらって、無事帰宅できましたが、レガシィは戻ってきてたった1日で再び入院になりました。




2008年10月14日

エラー表示の原因は、EGRバルブを機械的に閉じた時に、電気的に制御するソケットをはずしたままにしておいたために起こったようです。
これで大丈夫だからという電話がかかってきましたが、こちらの気持ちがおさまりません。

新車時からのクレームが1年9ヶ月も経ってようやく原因がわかって、しかしそれも解決するわけではなく対処療法で済ませようという安易な考えでした。
挙げ句の果てに納車時にトラブルが2度続けて発生して、こんなひどい話はありません。
その間当然ローンは払い続けていますし、この時点で本当に怒りのピークに達しました。

新車に交換しろと言っても、もうこのスペックのMT車は廃版になって、AT車しか残っていません。
で、2リッターのターボ車に交換しろと言ったら、追金270万だと言いやがるんです。
「ふざけんなよ、そっちがが欠陥車を売っておいて人に長い間迷惑かけておいてどういう計算してるんだよ!」と言ったのですが、なかなか敵も然る者なかなか妥協点が見いだせません。

この日、北陸スバル自動車富山店の店長、工場長、担当者の3人がお詫びに来ましたが、相変わらず新車交換の話は進展無し。ユーザーをなめているとしか言いようがありません。
タダで交換しろとは言わないから、追金100万円以内なら交渉に応じる旨伝えて、お引き取り願いました。


2008年10月22日

担当者が、追金140万円の支払い案を持ってきました。
あくまでも追金は100万円までしか出さないと言ってはねつけたのですが、担当は稀少車でもあるし、何とかこのまま乗って欲しいと言います。
自分でも2リッターターボは2台、インプレッサも入れれば3台乗ってきたので、NA3リッターのMTは捨てがたい魅力があります。

結局「1回目の車検時までにまた同様の症状が出た場合、有無を言わせず追金140万円で新車交換すること」という条件で、このまま様子を見ながら乗ることをしぶしぶ承諾しました。


2008年10月28日

ようやく4ヶ月ぶりにレガシィが帰ってきました。
今度は万全を期したと見えて、試乗しても大丈夫そうです。
これで終わりにしたいな・・・・・と言うのははかない願望でした。

この後、確かに例のミスファイアー様の症状はほとんど出なくなりましたが、エンジンが暖まるまではやはり同様の症状が必ず出ます。
また極たま~にですが、当初と同じような症状が出ることがありました。
まぁしかし、実際走るのに不自由はないし、出現頻度が減っているので仕方ないかな、と半ばあきらめの気持ちが先に立つようになったのも事実です。


(この状態が続いて、約1年後。)
2009年11月29日

津軽三味線の大阪大会に、レガシィで行くことになりました。
1人ならばJRで行くのですが、同乗者がいたために車でいくことにしました。
無事大会も終了して帰り道、地元に戻って高速道路を降りて最初の大きい交差点を左折しているときに、またミスファイヤー様の状況が起きました。それも今回はちょっとひどい症状でした。
アクセル踏んでるのに失速するんです。下手すりゃ追突されますよ。
久々に嫌~な気分になって帰宅しました。
数日後、車検の手配を兼ねて担当者に電話をしてこの旨を伝えました。


2010年1月22日

購入から3年、最初の車検です。
ディーラーから例の症状が出る原因がわかったという連絡がありました。
最近の車のコンピューターには学習機能というのがあって、たまたま何らかの原因でノッキングセンサーが働くと、その時の回転数や燃料の濃度などの状況を記憶して、同じような状況時にこの症状を回避する機能があるそうです。
で、たまたまこのミスファイヤー様の状況が起きたときの状態をどんどん記憶していくので、これを回避しようとする回数も次第に増えていくのだそうです。
そこで、コンピューターをリセットしてやることで、この学習機能のデータを空にして回避する誤動作を少なくできることがわかった、という事でした。

凡人の私には想像もできないような高尚な事を、車単体でやってるんですね。
しかし、このリセットは、ユーザーが自分の意志ではできないのだそうで、必ずディーラーでコンピューターを接続してしかできないのだそうです。
毎回の点検時にコンピューターをリセットしますからとの説明でした。

でもそれって、100%対処療法でしょう。
病気になるのは仕方のないことで、病気にかかったら解熱の薬を出しますからっていうのと同じじゃないですか。それも売薬さんの薬じゃダメで、必ず医院へ来てくださいってことですよね。
担当者は原因がわかったのでホッとしたようですが、私は何だか納得できません。

でも1回目の車検を過ぎたので、「無条件で140万の追金で新車交換」という条件は消えてしまいました。

これからもこの欠陥車とずっと付き合って行かなくてはなりません。
何だかとんでもない高い買い物をしたのに、車への愛情もあまり湧かなくて、これで良かったのだろうかと、未だに納得が行かない私です。

スバルという会社の作る車、無骨な所も多々あるのですが、ずっと好きでした。
でもその会社の対応がこれでは、100年の恋も醒めてしまいますよね。
もう二度とスバル車は購入しないと思います。
トヨタ資本が入ってスバルらしさが無くなったというのもありますが、なんたって今回の対応で懲りました。

当初こんな事は公にしないでおこうと思っていたのですが、たまたま私のブログには「どんな文字列で検索してこのブログへ来たか」ということがわかる機能があったのです。
その中に「レガシィエンジントラブル」とか「レガシィノッキング」などの文字列がかなりの頻度で出てくるのです。
そういうことならば、わが家のレガシィのトラブル遍歴をアップするのも人のためになるかな、と思い長文を作製した次第です。
ぜひレガシィオーナーの皆様の参考になれば幸いです。

長文失礼しました。
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米谷会新年会

2010年01月26日 01時23分15秒 | 民謡・尺八・笛
日曜日は米谷会の新年会に行ってきました。

認定試験、名取式と続いて、最後の締めくくりの新年会です。
師匠と師匠の奥さんと私の3人で、今回はJRで東京へ向かいました。

雪が降って電車が遅れるとまずいので、それだけが心配でしたが、日頃の行いが良いせいか日本海側は曇り、新潟から首都圏は快晴の良い天気でした。
いつもは悪天候を呼ぶ「超雨男」なのですが、どうしたことでしょうか。

東京はあまり詳しくない3人旅、東京駅では無事に中央線に乗り継いで、新宿へ向かいます。
新年会会場は、新宿の「京王プラザホテル」。
西口から徒歩5分と書いてあったので西口へと向かいますが、「西口」と「中央西口」があるじゃぁないですか・・・・そんなこと知らんよ!
中央西口ってところで駅員に聞いたら、ここから出れば行けるよ、言われたので、改札を出ます。
後は地下道を、看板だけを頼りに歩いて何とか無事にホテルに着くことができました。


今回の新年会では、宴会に先立って昨年の新名取りが300人を越える関係者の前で演奏を披露しなければなりません。
昨年の新名取りは、春秋2回の認定試験でたった5人。
その5人のうち、唄の名取りが3名、尺八の新名取りは私ともう1人のたった2名です。

師匠の話では、昔はもっともっとたくさん新名取りがいたらしいのですが、このところ少なくなったそうです。
もっとも他の会とは違って、とっても厳しい米谷会なので、仕方ないのかも知れませんが・・・・・。
でも尺八の名取りが年間2人って、ちょっと寂しいですね。

私の課題曲は「お立ち酒」、もう一人の新名取りのおじさんは「閖上大漁節」でした。
会場入りしてすぐリハーサルをするからと言われて、控え室に・・・・。
この日は朝から一回も尺八を吹いていないのに、大先生方の前でいきなり吹けといわれてもねぇぇ。
えらい緊張してすかすかの音のまま何とかリハ終了。
出だしの合図とか、間奏に入るタイミングとかもアドバイスを受けました。
しかし音が出なくてはまずいので、本番に備えてトイレでこっそりと音出しをしました。

本番は5人中最後です・・・何でトリやねん。。。。
私はセンターマイクで1人吹きますが、後方で私の師匠と本部の大先生2人、計3人がサポートして吹いてくださいます。
いくらサポートしてくれるとはいってもねぇ、300人以上の前では緊張しない方がおかしいです。
まぁそれでも何とか息絶え絶えになりながらも吹きました。
これで、一連の行事はすべて終了、何とか米谷の末席に加えていただけたようです。

この後は宴会へ突入。
本部の大先生の尺八で幕が開きました。




いつもテレビでよく見る方々ばかりです。
これだけ揃うと凄い迫力で、圧倒されます。




新婚の稲庭淳さん。
笛は米谷智さん、尺八は米谷和修さん。




ご存じ藤みち子さん。
尺八は米谷智さんと、米谷和修さん。




会主の小杉真貴子さん。
尺八は米谷智さんと、米谷和修さん。


テーブルは米谷会で古い人ほど、前より、中央よりだったそうで。
私の師匠は超古いほうなので、センターの2列目という良い場所に座ることができました。
米谷智さんと同じ頃に入門されたそうです。
師匠のおかげです、感謝感謝。


会がお開きになったあとは、来た道とは違う道を看板を頼りに新宿駅へ戻ります。
なんと外国人の多いことか、、、、すれ違う人の半分以上は外国語を喋っています(^^ゞ
上野駅へは総武線で秋葉原乗り換えが近いのでしょうが、乗り換えは面倒だという師匠の一言で、山手線でぐるっと回り上野へ向かいました。

帰りはこの3月で廃止になる寝台列車「北陸」です。
北陸方面からは、昼の特急列車+新幹線、さらに「北陸」号のB寝台が使えるお得な「首都圏フリーキップ」というのがあるので、かなり以前からよく使いました。




20年ほど前、ちょうど独立して仕事を始めた頃に、講習を受けるために毎月1度、1年間東京へ通いましたが、その時は行き帰りともに「北陸」でした。
金曜日の仕事が終わってから夜に「北陸」に乗ります。
土曜日の早朝に上野へ着くので、しばらく東京駅の中にあるサウナで時間調整をしてから講習会場へ行ったものです。
土日の2日間みっちり講習を受けてから、日曜の夜に再び「北陸」に乗って帰ります。
翌月曜日はまた仕事なので、毎回こういうパターンでした。
あの頃はこんなハードスケジュールで全然平気だったんだけどなぁ・・・・。

という事など思い出しながら、最後の「北陸」の旅は終わりました。
無くなるのはちょっと残念ですね。

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東京日帰り。。。

2010年01月24日 02時21分46秒 | 民謡・尺八・笛
今日は東京日帰りです。

目的は尺八米谷会の新年会。
昨年目出度く米谷の名取りになったのですが、それに伴う一連の行事の締めくくりです。
名取り試験~名取式~新年会という流れです。

昨年の新名取りは、新年会の余興で蒼々たる諸先輩、来賓の皆様の前で一曲吹かなくてはいけないそうで・・・。
課題曲は「お立ち酒」。。。
何とかなるでしょう・・・・なんたてって楽観的なB型なので・・・・(^^ゞ
ま、1人で吹くわけではないので、あまりプレッシャーもかかってないのですが、とにかく東京まで行かなくてはなりません。

今日は朝9時過ぎに師匠と師匠の奥さんを連れて、JRで東京へ向かいます。
乗り継ぎが2回、雪で遅れたらアウトなので、JRさん頑張って走って下さいね。

帰りはこの3月で廃止になる寝台列車「北陸」です。
何かと便利なので若い頃からよく利用させていただきましたが、今回が乗り納めですね。
これからは強行日帰りの場合、高速バスしか選択肢がないことになります。

では一眠りしてから行ってきます(^^)V
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コピー機入れかえ

2010年01月21日 21時51分35秒 | しょーもない徒然日記

正月早々にコピー機がエラー表示をしたまま動かなくなりました。

休み中に楽譜のコピーなど、やらなければならないことがたくさんあったのに痛手でした。
キャノンのサポートに電話して聞いたところ、修理には3~4万かかるとのこと。

しかし、購入後18年も経っている機械に、ここで大枚つぎ込んで修理してもまた違うトラブルが出ないとも言えません。
ヤフオクで白黒コピー機を検索すると、事務用の割と新しい機種でも数万円で出ているし、とりあえず修理はパスして中古のコピー機をさがす方向にしました。




購入後18年、実に良く働いてくれました。


たまたま息子の知り合いの会社で、中古のコピー機をメンテナンス契約付き(トナー、保守修理代は無料)で出してもらえることになったので、ヤフオクよりはちょっと高かったのですがこちらに決定。
オーバーホールの後今日納入されました。

7~8年落ちですが、きれいな機械です。




まるで事務所ですわ。

これでコピー機が壊れているので・・・という言い訳ができなくなりました。
頑張って楽譜のコピーもしなくてはなりません。
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浅川マキさん

2010年01月19日 00時15分12秒 | 音楽一般
歌手の浅川マキさんが亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。


学生時代に、同じ下宿の先輩がよく聞いていたのが浅川マキでした。
何だか妙に大人の雰囲気のする彼女の音楽に惹かれて、レコードを買ってよく聞いたものです。
そういえばコンサートにも行きましたっけ。

地元に帰って就職した場所が、何故か彼女が生まれ育った石川県白山市(旧美川町)。
何かしらの縁だったのでしょうか。
でも地元で「美川って浅川マキの出身地なんやぜ~」と行っても知ってる人はほとんどいませんでした・・・・。

世の中がCDの時代になってしまってからは、アナログレコードを聞くこともなくなり、彼女のレコードは、学生時代にせっせと買ったジャズのレコード数十枚とともに、知り合いのジャズ喫茶の兄ちゃんに寄贈しました。
せめてデジタル変換してから寄贈すべきだったと、ちょっと後悔しています。

ま、それでもベスト盤のCDは持ってますので、年に1回ぐらいは酒を飲んだときに、ふと思い出したように聞くことがあります。

今晩は彼女のお弔いですね。
酒を飲んでゆっくりと聞くことにします。

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連休顛末記

2010年01月13日 02時44分22秒 | 民謡・尺八・笛
10日はネットのバイク仲間毎年恒例の「ブリカニオフミ」を開催しました。

場所は、日本海側で持ち回りでやってますが、今年は地元氷見市の民宿です。

過去、新潟(寺泊近く)、能登(珠洲・輪島各一回)、福井(若狭高浜)などでオフミを開催しましたが、氷見市はこれが3回目です。
一度休むとおそらく消滅してしまうような気がするので、意地でも毎年続けています。

この詳細は後日改めて紹介しますが、バカなオヤジ達4人が集まっての飲み会は延々3時半まで続きました。




11日は富山市のオーバードホールで、新春民謡の祭典。

3時半まで飲んでいたのに、朝は妙にしゃきっと7時に目覚めて、一風呂浸かってから朝食後大慌てで氷見の民宿を出ます。
自宅に立ち寄って、楽器と衣装を積んでいざオーバードホールへ。

出番は3曲。

さんさ時雨(尺八)
こきりこ節(笛)
麦屋節(尺八)

2日酔いでの笛・尺八は調子が悪いと言うことは、何度も実証済みなのに、当然のことながらまたまた調子悪かったです。
それでも尺八は何とか無難に吹きましたが、笛が最悪でした。

こきりこ節は、女性の唄い手さんだったので、高さは1尺5寸。
笛は短いのは1尺6寸までしか持っていなかったので、尺八で吹く予定だったのですが、数日前のリハーサルの時に何とか笛で吹いてくれと言われました。
5度低い2尺の笛は持っていたので、2尺の「レ一」で裏吹きすれば、吹けないこともありません。
指使いは複雑になるし、音程もかなり不安定になるのですが、何とかこれで吹いてみました。

所定の1尺5寸管で吹けば全然問題なく楽勝で吹けるのですが、裏吹きの指使いは当然練習不足なので不確実です。
考えながら吹いているウチに訳がわからなくなること数回。
こうなると悪循環で、焦れば焦るほど今度は音がカスカスになったり・・・・
いゃぁ、参りました・・・・。
でもこれも良い教訓ですね。

今度同じ事があれば、即、1尺5寸の笛を買いに行こうと心に決めました。


昨日の朝、ぼーっと新聞を見てびっくり。
何だか自分の顔が写っているような・・・・
20数団体も出演していたのに、よりにもよって私の顔が出ているとは・・・。
それもどうしても未だに納得できていない、こきりこ節の時の写真だし・・・・。

ま、ご覧下さい。
1月12日付けの北日本新聞です。

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今年も活動開始。

2010年01月07日 04時11分41秒 | 民謡・尺八・笛

今年も活動開始です。

まずは昨日、某老人ホームの新年会ボランティア演奏でした。
これも派閥横断的の秘密の仲良しグループでの活動です。
デーサービスの人とと入居者あわせて60人ほどの観客で、熱気むんむん。
皆さん、結構楽しんでいただけたようです。

メニューは次の通り。

・花笠音頭
・真室川音頭
・といちんさ(以上尺八)
・こきりこ節(笛)
・南部俵つみ唄(津軽三味線伴奏)
・じょんから節曲弾き(津軽三味線)
・よされ節曲弾き(津軽三味線)
・津軽あいや節(津軽三味線伴奏)
・佐渡おけさ(笛)
・麦屋節(尺八)
・秋田大黒舞(尺八)

年末から正月は連日アルコール漬けで、ろくに三味線を触っていなかったので、これはまずいと思い、前日にみっちり2時間半ほど弾き込みました。
おかげで今年初の人前での曲弾きは、非常に上手く弾けました。
やっぱり毎日しっかり練習しないとだめですね、改めて実感しました。




この写真は、一緒に出演していただいた踊りの会のお姐さまたち。
フィナーレでおわらを踊っておられます。
デジカメを車の中に置き忘れたので、携帯で撮りました。

今日からはお弟子さん達のお稽古も開始です。
来月初めに師匠門下のおさらい会を開催することが決まったので、それに向けて猛特訓です。
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5年ぶりのスキー

2010年01月05日 00時10分55秒 | しょーもない徒然日記

昨日は正月休み最終日。

息子夫婦と孫2人、そしで爺婆の6人でスキーに行ってきました。
スキーウェアの入っている衣装箱を引っ張り出してきたところ、最後にスキーに行った時の一日券の日付が2005年。
てことは、なんと5年ぶりのスキーです。

今回は孫のソリ遊びが主な目的なので、ソリ専用のゲレンデのあるスキー場ということで、立山山麓スキー場の一番奥にある粟巣野スキー場を選びました。
ソリやスキーの超初心者用に、歩く歩道のようなベルトコンベアーのリフトがありますので、超便利です。




こんな感じです。
孫の後方に見える歩道のようなのが、ベルトコンベアーです。


最初は今回スキー場デビューの、孫たちのソリ遊びに付き合ってましたが、いい加減疲れてきたので一滑りしようということで息子と山頂へ。

さすがに5年ぶりのスキー場で、いきなり山頂まで行くのは無謀なのか・・・。
自分はちゃんと滑っているつもりなのに全く体が付いていかずに転倒数回。
年を取るってほんとに情けないものですね、でも数本滑っているウチに少しずつ感覚が戻ってきて、疲れもピークに達した最後の1本は結構良い感じで滑ることができました。

なんだかんだ言いながら結構長い時間スキー場にいて、疲れ果てました。
あちこちが痛いです・・・・ってその日のウチに筋肉痛が出るのは若い証拠なのかも(笑)
今日から仕事なのにこりゃ大変です。

これから毎年シーズンには、孫のお守りを兼ねて、スキーに付き合わされそうです。
ま、望むところですが・・・(笑)

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秘密基地でカウントダウン

2010年01月04日 00時30分52秒 | 二輪
年末大晦日に家を空けるのは1999年~2000年以来です。
あのときは、かーちゃんと二人で聖飢魔Ⅱの解散カウントダウンライブに行って、インフルエンザをもらってきた苦い想い出があります。

今回はネットでのバイク仲間のカウントダウン忘年会に参加するために、四輪で東京を目指しました。
東京在住の仲間のご実家を勝手に秘密基地と称して集まることにしたのです。
参加はおっさんが4名、秘密基地のオーナー、大阪のあんちゃん、青森のおっさん、そして私、富山の爺です。

31日はあいにくの雪模様、それも半端な雪ではありません。
いきなり、国道8号で調子に乗って車線変更したら、わだちにハンドルを取られてほぼ横を向いてしまいました。
しかし、それは私にとっては想定内の挙動で、カウンターをあてて何事もなかったように走り続けましたが、後続車はその後かなりの車間距離を空けてましたけど・・・(笑)

北陸道も結構雪が積もってましたが、上信越道に入ると予想通り大変なことに・・・。
まるで雪の中です。



こんな具合です。

当然追い越し車線は除雪されていないのですが、そこを猛然と追い越していく富山○鉄観光のバス・・・あんた命知らずやねぇ、何か埋まってたらどうするの・・・。

というわけで、長野まで出るのにノロノロ渋滞で大変な目にあって、予定時間もかなりオーバーしたのですが、その後は快適に走って、18時過ぎに無事秘密基地に到着。
早速宴会モードに突入、カウントダウンも無事に全員で祝って寝たのが朝の5時でした。
やっぱり私たちはアホです。



豪華な宴会のおかず。
富山産、鱒のすし2段、蒲鉾3種
青森産、タコの刺身、アワビのソテー
その他いろいろ・・・

1日は午後に秘密基地を出発、上信越道の積雪と渋滞を考えると、距離はありますが中央道~東海環状~東海北陸道と走るのが空いていて良いのではないかと思い、中央道をひたすら走ります。
大阪のあんちゃんはJR~私鉄で東京へ来たのですが、帰りは不親切な人間ばかりの東京駅方面には絶対行きたくないというので、途中の中央線沿線の駅まで乗せていくことにしました。
恵那駅がICから一番近そうだというので、恵那ICで一旦高速を降りて、中央線恵那駅まで送り届けます。
その後は東海環状~東海北陸道と走りますが、郡上あたりからまた雪の中の世界に突入します。

郡上から富山まではずっと雪道が続きますが、上信越道に比べて交通量が少ないので、渋滞もなく無事に午後10時に自宅に帰還しました。

正月からバカみたいに1000キロ以上も走ってしまいました。
今年はこんな調子で始まりましたので、先が心配です(^^ゞ


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