CBR600RRをドナドナしてから約2ヶ月、ようやく次の旅の相棒が納車されました。
08年式のスズキDR650SEです。
以前所有していたGSX750F以来10数年ぶりの油冷エンジンです。
4年前にCBRを購入したときにも候補にあがっていたバイクなのですが、一度はスーパースポーツというバイクに乗ってみたいという欲求に負けて、結局CBRに軍配があがったのです。
以前の日記にも書きましたが、CBR600RRというバイクは大変素晴らしいバイクで、自分のテクニックが上達したのではないかと思うくらいのバイクでした。
しかし、それはあくまでも自分がバイクに乗せられているだけではないかと思い始め、結局CBRは3年でドナドナ、CBR購入時に対抗馬にあがっていたDR650SEの購入となったわけです。
前傾の攻撃的姿勢で峠を攻めるのはもうおしまいにして、ゆったりとバイク旅を楽しむ爺ィには最高の相棒ではないかと思います。
ただ、このDR650SE、海外では現在でも販売されていますが、09年以降排ガス規制の問題で、代理店を通じての輸入が終了しているらしく、新車での購入はまず不可だということでした。
そこで行きつけのバイク屋さんにお願いして、程度の良い中古があったら教えてもらうようにお願いしておきました。
7月の某日、某オークション会場で走行距離の少ない極上のDR650が出品されるという情報があったということで、現物が程度の良い美品なら即落札してもらうようにお願いしました。
海外のバイヤーとの競合で結構高値になったそうですが、無事落札していただきました。
海外ではこのクラスのバイクは人気があるのだそうです。
オークション会場からバイク屋さんに陸送されてきたということで、とりあえずご対面に。
身長164cm+短足の私には、ノーマル状態では全く足が地面に届きません。
で、前もって調べておいたローシート(ジェルシート)をアメリカスズキから直接取り寄せてもらうことにしました。
これで1.5インチのローダウンになるようで、これなら何とかなるだろうということでシートの到着を待ちました。
後日、到着したシートをバイクに装着して跨ってみました。
XR-Bajaよりも1~2センチ高いような感じですが、Bajaでも両足が同時に地面に着くことはないのに何とか乗っているので、DRも慣れれば何とか大丈夫だと思います。
ただ、Bajaでもそうなのですが、サイドスタンドを出したり入れたりするのが至難の業で、スタンドにかかとが引っかかるような突起を付けるか、何らかの方法を考えなくてはなりません。
うっかり右側に傾斜しているところでバイクを止めると、スタンドの出し入れに大変な目に遭うのです、短足人間の悩みですがわかるでしょうか・・・(笑)
サスペンションでのローダウンも可能なのだそうですが、ストロークが短くなるのでオフロードでは乗りにくくなるだろうとのことで、何とかこの高さで慣れることにしました。
あとはCBRからのETCやホットグリップなどの移植、マルチメーターの取り付け等々・・・
面倒なことばかり言って、バイク屋のにーちゃんにはほんとうに頭が下がります。
昨日バイク屋さんで納車手続きをして、自宅まで走ってきましたが、さすがBajaと比べるとパワーは雲泥の差、これで高速の移動なんかもストレス無くこなすことができそうです。
バイクの大きさは、Bajaより一回り大きいくらいなので全く違和感がありません。シェルパとかセローから乗り換えるとなるとちょっと大きさが違いすぎて大変かもしれませんが。
ただ重量感はさすがにありますね、帰りにガソリンを満タンにしてきたので一層感じました。Bajaに荷物を満載したくらいの感じです。
DRに荷物を満載した状態であまりダートには行きたくないですね。でもこれも慣れかもしれませんが・・・。
全景です。
前から見ると結構スリムです。
メーター回りはちょっと寂しい感じ。四角いのは後付のマルチメーターです。
タンクのデザインはすっきりとして良い感じです。
これで当分の間私の旅の相棒はこのDR650SEに決まりです。
軽量コンパクトだし、そこそこパワーもあるし、距離も走れるし、旅先でダートにも入れるし、荷物結構積めるし、申し分ありません。
来年の夏は何とか休みを取って、この相棒と6度目の北海道へ行きたいと企んでいます。