地獄の3日間の2日目です。
22日(日曜日)
午前中は藤本秀範雪会のおさらい会へ。
早朝より高岡市内の温泉ホテルへ向かいます。
尺八の師匠と二人で毎年お呼びいただいていまして、ありがたいことです。
昨年はとやま民謡万華鏡と日程が重なってしまい参加できなかったのですが、今年は民謡万華鏡と日程がずれたので大丈夫の筈でした・・・。
が、この日の午後のイベントのスタート時間を夕方だと思い込んでいたのが、実は午後1時と判明したため、藤本秀範雪会のおさらい会は途中で退席するという羽目になってしまいました。
とりあえずは時計と相談しながら退席時間を考えることにして、藤本流おきまりの「ひなぶり三番そう」からおさらい会スタート。
全部で40曲ありましたが、30曲吹いたところでタイムアウト。
残念ながら10曲を残して、後は師匠にお任せして早退することとなりました。
11時半に退席して、午後の予定の砺波市出町子供歌舞伎曳山会館へ向かいます。
高岡市の北の端から砺波市中心部へは結構時間がかかります。
時間との勝負なのですが、安全運転で慌てないで走ります。
去年に引き続き、演歌歌手の「やしまひろみ」さんのコンサートの前座です。
前座とは言っても9曲もやらなくてはならないので、立派なステージです。
無事に12時20分に会場到着。
そのまますぐ越中おわら節の音合わせへ・・・私はなぜか三味線なのです(^^ゞ
昨日のうちに三味線は会場控え室に持ってきてあって調弦も大体済ませてあるので、ケースから出してすぐにステージへ。
越中おわら節の四季踊りは会によって少しずつ違うので、この日に備えてしっかりと準備してきました。
なんだかんだで着物を着てスタンバイ出来たのが開演5分前。
冷や冷やの綱渡りのようでした。
第一部のメニューは以下の通り。
・越中おわら節四季踊り・・・三味線
・こきりこ唄・・・笛
・本荘追分・・・(miyu唄、私は尺八、三味線も私・・・?)
・津軽三下り・・・(谷口寛美さん唄、私は三味線)
・津軽よされ節独奏
・津軽じょんから節独奏
・麦屋節・・・(miyu唄、私は三味線)
・秋田船方節・・・尺八
・花笠音頭~ソーラン節~真室川音頭メドレー・・・尺八
でした。
本荘追分は、私の三味線でmiyuが唄う筈だったのですが、、、
本番直前に私が作った三味線伴奏のカラオケCDを再生して、それに合わせて私が生の尺八を吹くというとんでもない発想をする人がいて、この案が採用されぶっつけ本番でやることになりました。
尺八が入っていた方が太鼓と囃子が入りやすいし、繁盛だという理由です(^^ゞ
かくして私の三味線のカラオケに私が尺八を吹いて、miyuが唄うという前代未聞の珍プレーで本荘追分を演奏しました。
実は胡弓・三味線の笹川友和さんとは、一緒に演奏するのが初めてで・・・
北日本民謡舞踊連合会の固定伴奏では何度か一緒になってますが、私は尺八、彼は胡弓なので隣で演奏しているわけでも無く・・・。
それも特に打ち合わせも無くぶっつけ本番で大丈夫かと思いましたが、何のトラブルも無く無事に9曲の伴奏が終了しました。
さて麦屋節ですが、実は麦屋節の笠踊りの兼久勝さんは今年の五箇山麦屋祭の笠踊りコンクールで最優秀に輝いておられます。
つまり、今年の五箇山麦屋祭の、のど自慢最優秀のmiyuと、笠踊り最優秀の勝君の共演となったわけで、お客さんにはとても素晴らしい麦屋節を見ていただけたのではないかと思います。
伴奏の私どもが感動したのは言うまでもありませんが、笠踊りの勝君も感激して、ぜひまたmiyuとの共演をやりたいと言っておられました。
機会があれば、一度と言わず何度でも共演する場を作ってあげたいと思います。
残念ながら画像は無し。
誰かにデジカメを渡しておくべきだった・・・
やしまひろみショーは、ステージ袖から見学。
念願叶ってメジャーデビューされるそうで、これからも頑張っていただきたいです。
コンサート終了後は、太田まり子さんの店、「十五代 仁左衛門」にて反省会。
この日もノンアルコールで酔っ払った気分になって、楽しんできました。
かくして地獄の3日間の中日2日目は無事に終了。
長い一日でした。
地獄の3日間最終日に続く。