先週末は2泊3日48時間の強行バスツアーでした。
近隣地域の民謡の会が3団体に、舞踊の団体、それに鳴り物の先生など、計50名の大所帯の旅行でした。
参加メンバーの約6割が65歳以上で、おそらく平均年齢は60歳後半だったのではないかと思います。
したがって私はこの年になっても超若手、何か変な感じでした。
ちなみに私より若い人はほんの2~3人でした。
行き先は伊豆方面、私の尺八の師匠が元観光バスの運転手だったこともあって、師匠が中心になってルートを設定して、バスや宿泊、食事の手配などもされたようです。
当初は40人の予定だったようですが、参加者が50人に増えたためになんと2階建てバスでのツアーでした。
3日金曜日の晩9時半に予定どおりに高岡を出発、7月に全線開通した東海北陸道を快適に走ります。
最初のトイレ休憩で某SAに止まった時にその事件が起きました。なんとバスが動かなくなってしまったのです。
どうも高速道路を走行中から電流計がプラスに振れなくて、バッテリーに充電されていなかったらしく、止まったら最後動かなくなってしまったようです。
原因はダイナモの寿命。結局夜中に高山からサービスが飛んできて交換作業になったのですが、なかなかダイナモの取り付けに手こずって、修理が終わったときはすでに予定より5時間遅れになっていました。
結局朝の6時に伊東の温泉に着いて朝食と入浴をするはずだったのに、その温泉に着いたのが11時、ようやく遅い朝食にありつけました。
この日は石廊崎巡りとか堂ヶ島の洞窟巡り遊覧船などが予定されていたのですが、5時間もの遅れのためすべてキャンセルになりました。
結局観光はというと下田ロープウェイに乗って寝姿山へ行っただけ。
今回キャンセルになった石廊崎から西伊豆方面は来年にでもバイクでリベンジします。
観光予定を大幅にキャンセルしたおかげで伊豆長岡温泉の宿には定刻に到着、一風呂浴びたあとに50名の大宴会になりました。
私には師匠から尺八と津軽三味線を持ってくるように至上命令が下っていたので、当然のお約束で温泉芸者と変身しました。
同じ会のお姐さんの唄で南部俵つみ唄のオープニング、さらに続いて某大先生の唄で津軽あいや節、さらに続いて別の某大先生の唄で秋田おばこ、秋田人形甚句、秋田大黒舞と続きます。結構飲んでいたのですが、まずは絶対に考えられない大先生方の伴奏をやらせていただいて大量の汗をかいて一気に酔いも醒めてしまいました。
そのあとはは西ものになり、いくら何でも大先生方を差し置いて西ものの三味線を弾くのは畏れ多かったので、三味線を某大先生にバトンタッチして私は尺八にチェンジ。
麦屋節、茶切り節、越中おわら節等々・・・で無事大宴会は終了しました。
大した津軽も弾いていないのですが、結構評判が良かったようで、先生方やおじちゃんおばちゃんの皆さんからたくさんお褒めの言葉を掛けていただきました。
じょんから節かよされ節でも唄ってくれる人がいればもっとしっかりと弾けて盛り上がったのに・・・・次回までに誰か唄い手さんを育成しなくては。
前日からほとんど寝ていなかったので夜は死んだように眠って、気がついたらすでに7時前でした。部屋の窓からは富士山のシルエットが見えていました。
この日は日本平のロープウェイに乗って、久能山東照宮への体力勝負の階段上り。そのあと掛川の花鳥園へ行きました。
この花鳥園が実に癒されるところで、時間に制約がなければずっとここでぼーっとしていたい気分でした。ま、少し画像をご覧下さい。
眼デジをもった兄さん達がたくさんいたのですが、私も負けじとコンデジで流し撮りに挑戦。でもこのあたりが限界のようです。
あとはひたすら帰るだけ、夕方から降り始めた雨の中無事に午後10時に高岡へ帰ってきました。
しかし、このバスツアーの48時間のうち、眠っていた時間を除いてほとんどビールか日本酒を飲んでいたような気がします。そんなにガバガバ飲んでいたわけではないのですが、両日ともに朝から少しずつ飲み続けていてさすがにしんどかったです。
おかげで一週間たった今でも体調は最悪、無理はいけません。