日曜日は長い一日でした。
朝早くから藤本流の先生のおさらい会に出演、夕方から和倉温泉で民謡のステージに出演して帰宅したら日付が変わっていました。
結局一日中笛と尺八で、久しぶりに三味線を全く触らない一日でした。
藤本流の先生のおさらい会は、例年私の尺八の師匠がひとりで出演しておられたのですが、今年はさすがに体力的にも自信が無くなったのか、私にも出るようにと言われたのです。
朝8時集合と言うことで、早起きをして高岡市内の某ホテルへ向かいます。
何だかこのところ日曜日ごとに早起きしているような・・・・
師匠の私物のPA機器を会場まで運びセットしますが、今では年に一度使うか使わないかで、実にもったいない機器です。
写真撮影の後9時よりすぐにおさらい会がはじまり、全46曲休憩無しで吹き続けます。
先日のリハ同様途中で気を失うかと思いましたが、お昼過ぎに何とか無事終わりました。
おさらい会終了後すぐに宴会になりましたが、車で行ってるし夕方から和倉温泉へ行かなくてはならないので、私はアルコール抜きの宴会に。
飲んでいる人たちはそれはそれは大はしゃぎですが、私はというとノンアルコールのビールでは全くテンションも上がらず、早く中締めで宴会終了にならないか時計ばかり見てました。
ようやく解放され自宅へ一旦戻って、コーヒーを一杯飲んでから和倉温泉に向けて出発。
いつもの通りのスケジュールで、富山県民謡6曲の踊りの地方演奏です。
これまたいつもの事なのですが、なかなか三味線の調弦がしっくり来ません。
1尺8寸の「といちんさ」の後、2尺1寸の「福光めでた」だったのですが、はじめから少し高めかなと思っていた三味線の調子がだんだん上がっていって、いくら笛をカリ吹きしても追いつかないのです。
おさらい会レベルなら、一礼してステージから降りるのですがそうもいかず、必死になんとか合わせようと最後まで頑張りました・・・が無理でした。お客様には聞き苦しい演奏で申し訳ありませんでした。
三味線が低いのなら何とかメリ吹きで、半音ぐらいまで平気で追っかけることができますが、逆は絶対無理なのです。
この一曲でどっと疲れました。
このように三味線を高い調子から低い調子に変えるときは、単に糸巻きで音を下げただけだと200%音は上がっていきます。
一旦2尺3~5寸ぐらいまで下げてから巻上げて、なおかつ1~2回糸をしごいてやらないと絶対に音程は安定しません。
ペーペーの尺八吹きが大先輩方に苦言を呈するのも憚られたので、何も言いませんでしたが・・・
もしかして自分の笛のピッチが低いのではないかと、自宅に帰ってからしっかりチューナーでチェックしてみましたが、大丈夫ピッタリでした。
かくして私のストレス太りは終わりが見えないのでした。