20日に公開されたばかりの映画「剱岳 点の記」を昨日観てきました!
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さすが、あの名カメラマン木村大作さんの初監督作品ということで、素晴らしい映像でした。
新田次郎の原作も読んだことが有り(かなり前なので細かいストーリーは忘れていましたが・・・)、他にも観たい映画だらけの中で山好きの私達夫婦としてはまずこの映画は大画面で見ておかなければ~!と、出かけたわけです。
はい、私達にとっては期待を裏切らない「本物の山」(木村監督のこだわり)の映画でした!!
ただ、最近の「ありえんやろ~!?」というCG多用のアクションものや感動の涙涙のストーリーものと比べるとドラマチックな急展開がなく、ドキュメンタリー的でした。
でも、実際の映像が有るわけではない明治時代の出来事を細かい小道具まで、ドキュメンタリーのように本物に見せる努力は大変だったと思います。
最近、山では中高年のおじさん・おばさん登山者ばかり目立っていて、たまに若い女の子の「山女」には出会う事があっても以前のようなバリバリ無骨な大学山岳部とか若い男性のパーティーをあまり見かけません。
なんだか「草食系」とか言う軟弱男子が増えてるそうですが、この映画では良い意味での「日本男児」「山男」を見せてもらった気がします。
「剱岳」、実はまだ登ったことがない私達・・・アルペンルートの交通機関を使えば簡単に室堂まで行ける現在、立山連峰の他の山や雷鳥沢キャンプ場へは何度も行ってますが、剱!は一般登山ルートで行っても難しく日数も必要なので、今まで避けていました(ま、ダンナなら登れると思いますが私がいつもためらってしまって ^^;)。
今より体力のあった若い時でさえ二の足をふんでいたので、これからはもっと無理かなぁ・・・
なので、本当に剱岳や立山連峰に残雪期を含めて登って、映画を撮影された俳優さんたちやスタッフの人たちには敬意を表します。
まだ、これから観ようと思っておられる立山周辺の地理にあまり詳しくない方はぜひ、旅行ガイドで良いので、立山周辺や富山県側麓の集落の知名、山名や大雑把な山の位置関係などを調べてから行かれる事をおススメします。より楽しめると思いま~す。
これは、以前自分で撮ってきた立山のライチョウです。(GW時期、たぶん♀)→
映画にはライチョウも出演していましたヨ♪