Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

高校受験の夏休みは個別塾20コマと進研ゼミでやってみるか!

2009-07-21 | 日本の教育一般
「彩の国進学フェア」の続きを書くべきなのだが、迷いに迷った夏休みの息子の受験対策の方向がやっと決まったのでご報告。というか、どう進めたらベストなのかは、結局はわからず、とりあえず進めてみようといったところ。何日間も資料と格闘し、さまざまな塾の室長の話を吟味し、息子の要望を聞き、予算と相談し、決めた。

日本に帰国してから、この経済危機の中、給料は減り、家計は火の車。(私が努力していないせいでもある、すまん!オット)いまさら、いくら息子が塾に行きたいと言っても予算に限界がある。それにしても、個別の塾は高い!セットのグループの夏期講習が一見高そうに見えてもお得で、すべてを網羅しているから、親は安心である。子供たちは、長時間勉強漬けにされても、安心料、保険料を払っている親の至上命令であるからして、従わらざるをえないのだ。しかし、他の多くの友達と違って、うちの息子は「絶対に個別がいい!」と言いはる。しかも、「1日3コマとりたい」とも言い出し、1ヶ月36コマだとテキスト代も入れると、軽く10万をこす。ぞっとしてしまうような額だ。今まで1円も塾にかけてこなかったうちとしては、まあこの夏ぐらいはいいのではないかと妥協もしたくなるのだが・・・

どうしたものかと思っていたら、ある個別の塾の方で、いい提案があった。うちの息子のような自分で勉強を進められる子なら、数学16コマと理科4コマ、たった20コマとればいいという。このコマ数で、この夏に数学と理科の3年生の範囲を終わらせる予定をたててもらう。国語、英語、社会は自分でできている部分もあるので、あとは、自分のペースで塾の問題集を使って、問題を解いていくこと。1日に入れるのは、たった1コマ70分。この4コマ単位で、1つの単元をやっつけていくことになった。私は、半信半疑ながら、この塾の室長が数学の先生で、その説得力に納得。去年、同じようなやり方で、県立浦和高校に受かった男の子がいるという。新しい単元を授業でやり、あとは自分で塾の問題集で演習をやる。そのほか、ネットを使ってやる教材も勧められたが、「そんなに一度にできない」と私は断った。塾は、これでもかこれでもかとさまざまなものを売りつける。友達の話によると、ふと気がつくと、1ヶ月10万請求がきているとか・・・みんな弱味につけこまれているようだ。本当に必要なものを親が見抜けないと、次から次へと脅されながら、高い買い物をさせられる。

私は、不安を見せながらも、うちは予算がないことを強調。おかげで、無理に勧められることもなかった。費用を確認しながら、体験学習の安い費用も利用し、値切ったし、それを払うのも夏期講習全部を一気に払わず、(本当は最初に全額払わなくてはいけないようだが)息子が塾になじむのを確かめるために、少しづつにしてもらった。こんなに要求をのんでくれるとは、やはり言ってみるものだ。

そして、授業をとらないほかの教科をどうしようかと思っていたら、昨日友達が、塾に行かず進研ゼミだけで何人かの友達が高校受験に成功していることをまた教えてくれた。ゼミの受験に関する情報もすごいらしい。よし、それじゃあ、この夏進研ゼミもお試しだ。息子も「やってみるか」と言っている。塾の室長に正直に言ったら、塾の問題集も在庫がなく、注文しなくてはいけないので、日数がかかるという。内容は、進研ゼミとそんなに変わらないと言う。ただ、難関校の問題が塾の問題集にはもっとあるという。進研ゼミを調べると、テキストは3日ぐらいで着くとある。塾の個別で数学だけを主にやり、後は進研ゼミでカバーできるのだろうか。半信半疑だが、息子の力を信じて、うちはわが道を行こう!

しかし、高校受験って頭使うのね~!もちろん、学校まわりで体力もだけど。高校と塾と業者テストのもたれあいのおかげで、親たちのお金は吸い取られていく。これから一番お世話になる塾だけど、あまりに金儲け主義に走っているので、どうしても不信感がまとわりついてしまう。皆さま、まわりの情報に振り回されずに、じっくり子供たちの道を見極めてくださいね!