Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

大学付属高校文化祭ミニレポート~後夜祭は紺碧や!

2011-10-31 | 日本の教育一般
秋たけなわハロウイン・ウィークエンドは、息子の通う大学附属の私立高校の文化祭。
私は風邪気味でしんどかったが、息子が踊りのパフォーマンスをするというのでビデオ片手にはるばる埼玉の最北端、本庄まで行ってきた。

なんせ遠いので、ほとんど教室は回れず、パフォーマンスを見たり、初めての噂の後夜祭も見たのだが、ものすごい盛り上がりで、この学校の結束力をまじかに見れた感じ。
お客さんも本庄周辺から関東各地からはるばるきてくださっている感じ。
受験生の数も半端じゃなく多いから、集客力が高い注目の高校文化祭の一つといえるだろう。



少し見たファッションショーはみんななかなか凝っていて素敵だった。
いまどきの奇抜なファッションセンスと高校生っぽさもでていて、いいバランスをかもしだしていました。
やっぱり頭のいい女子は、自分自身なにが一番似合うかわかっていますね。

ダンス同好会22人による本格的なダンスパフォーマンスは目がくぎづけに!
複雑な動きもピタッと決まっていて、観客からも驚きの声が続出。
24時間テレビのイベントのダンス大会(?)では400組中15番目に選ばれたほどの実力とあって、ほれぼれするほどでした。
ルックスもセクシーな衣装センスも動きもすべて気に入りました!
最後に3年生のリーダーが、先生たちを含めてみんなに対するお礼の言葉を誠実に述べたのも非常によかった。
今後の活躍が楽しみなグループです。

後夜祭では、本邦初の「イケメンコンテスト」にて、「Mr. 早稲田」が選ばれた。
投票で5人残り、それぞれ一発芸を見せて、こつこつ頑張って見せた3年男子が拍手で選ばれた。
私もこのがんばり男子に拍手しました。
空手のすご技を見せてくれた1年男子もカッコよかった。(この学校イケメン君や美形女子が多いんだよね)

その後、恒例の「一発芸コンテスト」の決勝に2年のクラス代表で息子と女子2人が出場。
土曜日の予選で勝ち残り、学年代表に。
前日と同じ黒の衣装で嵐「モンスター」とPerfumeのナンバーを踊り、後夜祭を盛り上げてました。
雨で床が濡れていて、息子も滑っていたが、松潤のパートの手足をついて足をける所作はしっかり決まっていた。
女子が嵐を踊り、男子がPerfumeをやるという男女混合の踊りも面白い。
メンバーの女子が、踊りの指導をしてくれて、短い練習時間ながらなんとか形になっていたのでよかった。
この女子の踊りが抜群にうまくて、今後もご指導願いたいです。
MCの盛り上げ方も終始上手で、ありがたかった。

その後の後夜祭の主役は、もちろん慶援部による圧巻の演技。
主将はアメリカの学校出身の帰国生。
この団長が一声吠えると、みんな「そうだ!」「そうだ!」の連呼。
薄暗い夕方の中庭にて、興奮の絶頂をむかえるとき、「紺碧の空」で気分は空のかなたへ。
2階から見ていたのだが、全員肩を組んで左右に揺れながら、紺碧を歌い上げるそのさまは早稲田そのものではないか!
団長の生徒全員を見事にまとめあげるその威厳に満ちたその姿は、ガクインの誇りでもある。
これ以上のことは書きたくても書けないが、団結力必至の学校である。

前日の一発芸予選のビデオを見た主人が、「みんなで(パフォーマンスを)盛り上げるいい雰囲気の学校だな・・」と一言。
生徒たちが自由に個性的な自己を表現できる環境。
それを一生懸命サポートする他の心優しい生徒たち。
多様な価値観を認め合う生徒たち。
このふところの大きなところがこの学校の特徴であり、生徒たちの居心地のよさであろう。
そして、いつも先生たちや後援してくれた人々への感謝の気持ちも忘れないところがこの学校の一番いい所だと痛感した。
充実した学生生活を送っている生徒たちのさわやかな笑顔や個性的なパフォーマンスを見れて、私も一人幸せな気分でした。