Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

菊田俊介の渋谷クロコダイルでのライブで感じたシカゴ・スピリッツ!

2009-03-04 | スポーツ一般・娯楽
ブルースギタリスト菊田俊介氏の渋谷クロコダイルでのライブは、US新聞で詳しくリポートしたので、細かくこのブログには、書かないが、3月8日(日)の鹿児島でのライブが最後で、日本ツアーは残り4日間。シュンさんのブログの日本ツアーを読むと、日本全国で、さまざまなミュージシャンとセッションを精力的に行い、各地で感動の渦を巻き起こしている。

渋谷で、シュンさんの姿を見たとき、その場に「シカゴの風が吹いている!」と強烈に感じ、その風を竜巻のごとく吹き上げ、周りを巻き込みながら、日本縦断しているかのよう。日本にいる音楽ファンにとっても、私たちのようにシカゴ滞在していた人々にとっても、シュンさんの日本でのライブは、シカゴを強く思い出させる起爆剤となって、元気をもたらせてくれる。そんな風に強く思うほどの音楽を越えた次元のスピリッツを感じる。

取材してきて、またシュンさんの公式サイトなどを読みながら、びっくりしたのは、彼の華々しい今までの経歴だった。読めば読むほど、一流ブルースミュージシャンとして、トップを極めている世界的な第一人者ということがわかる。そんな日本人が、シカゴで身近にいたんだなあ。シカゴのライブハウスでは、そんなシュンさんがまじかで、いつでも見れる。なんという贅沢。「あ~あ、もっとシカゴ駐在の早い時期にライブに行っておけばよかった」と後悔の念。子供たちが小さかったので、そういう余裕がなかった。最後の年に少しでもシュンさんのライブが観れてよかったな。

クロコダイルでのライブのゲストとのセッションは、圧巻であった。ゲスト2人の名前が読み上げられ、あの鮫島秀樹さんが出てくる。ツイストで世良正則の隣でベースを弾いていたテレビではおなじみの方だ。キャップをかぶり、昔とまったく雰囲気は変わらない。ほとんど、顔を上げず、細身の体で、黙々とベース演奏に徹する。当時一世を風靡したツイストが思い出される。「あんたが・・・」と世良さんが、手を差し出した姿がなつかしい。(1977年の大ヒット曲「あんたのバラード」です)



そして、ギタリストのイチローさん。めちゃくちゃ、カッコいい!思わず身を乗り出して見入ってしまうほど。



イチローさんとシュンさんの強烈なバトル・セッションは、もうカッコよすぎて、言葉では表現できない。シュンさんのなんともいえないうれしそうな表情を写真でとらえられたので、私はそれだけで大満足!



イチローさんのソロも堪能。一瞬、シュンさんのライブであることを忘れるほどの迫力であった。イチローさんと鮫島さんは、The Sonsというバンドで活躍されている。

シュンさんの率いる「Shun Kikuta Band」もすごくよかった。やはり、オリジナル曲は、日本人の血と魂も込めているだろうから、日本人の気心が知れた仲間でやるのがベストなのだろうか。シカゴの日本人社会でも、いつかシュンさん自身のライブが開かれれば、サイコーに盛り上がるのではないだろうか。



それから、シュンさんのブログを読んでいて、ブルースの奥深さを私たち一般人にわかりやすく理解させてくれる力量に感動していた。音楽以外のことにも日米にわたって幅広く書かれていて、読んでいてついついさまざまなカテゴリーをクリックして、はまってしまうほどだ。アートの研ぎ澄まされた才能を持つ人というのは、その感性がますます研ぎ澄まされて、他の分野に対する感性も磨かれていくのだろう。

この項、写真を追加する予定です。(時間があればです)


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