Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

関ヶ原をへて、石田三成死す、直江兼続、義と愛の道へ進む~NHK大河ドラマ「天地人」

2009-09-22 | 日本生活雑感
注目のNHK大河ドラマ「天地人」がついに天下分け目の合戦、「関ヶ原」を終えた。優柔不断な小早川秀秋の裏切りをきっかけに、西軍は総崩れとなり、1日にして大敗。石田三成は、徳川家康に捕らえられ、斬首。関ヶ原の西軍の大敗を知って愕然とする我らが直江兼続だが、すぐに頭を切り替え、主君上杉景勝とともに、会津へ撤退していく。

小栗旬演ずる三成と妻夫木聡演ずる兼続の2人の盟友の熱い友情が、大きな柱となって、私たちに迫ってくる。先週のタイトルは、「三成の遺言」で、兼続に残す遺言という意味だ。三成が入れられている牢屋を訪れた裏切り者、小早川に対して、三成は恨み言を言わず、「兼続に伝えよ!」「なにとぞ生きて、我らの正義を後世に伝えよ!」と心の底からしぼりだすように叫ぶ。このときの小栗旬の目がいい!このドラマにでてきた最初の頃から、なまいきそうな鋭い目がいいと思っていたが。三成登場最後の回は、その目にくやしさと無念さがにじみでていた。

それを聞いた兼続は、呆然とし、「おぬしの志、しかと受け取ったぞ!わしは生きる。生きて後世に伝えるぞ。我らの正義を!」と強く誓う。そうよ!あのたぬきおやじのにっくき家康をしたたかに利用して、上杉家よ生き延びよ!と思わず言いたくなる。このドラマでは、松方弘樹演ずる家康は、徹底的にワルの役どころ。あの小栗旬演じる三成を殺した奴となれば、女性ファンは許しておかない。歴女には、最近三成ファンが多いというから、みんな先週はとても悲しかったろうなあ。私も「かわいそうで、見れないわ~」と言いながら、しかと見たのだ。

という具合に、私たちを歴史ドラマの真っ只中に誘ってくれる「天地人」であるが、クライマックスである関ヶ原が終わったとはいえ、兼続の活躍はこれからが本番である。苦闘の道のりからどうやって上杉家を守っていくのか、そして、彼の本当の意味の義と愛の道へ入っていくのか楽しみだわ!





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