Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

ノーザン・イリノイ大学でまたも射殺事件、5人死亡、犯人は自殺

2008-02-15 | 事件
子供のバスケットの練習から帰ってきたら、恐ろしいニュースが目に飛び込んできた。イリノイ州ノーザン・イリノイ大学のディカブ・キャンパスの講義講堂の地質学のクラスで、黒いスキー帽をかぶった黒づくめの男が、突然銃を発砲した。5人を射殺し、22人もの生徒たちが負傷したとWGNのニュースで報道している。犯人は、自殺。犠牲者のうち4人が女性、2人が男性。(男性のうちの一人が犯人)

100人ぐらいの学生たちが講義を受けていて、後10分で授業が終わるところに、いきなり舞台に立っている教授の後ろから発砲したと目撃者が言っている。大きな銃1丁とハンドガン2丁を持っていたという。警察の記者会見では、犯人の動機は何もわかっていないという。

学長の記者会見によると、犯人はこの大学の学生ではないらしい。大学のすべてのクラスはキャンセルになり、追って今後の処置を知らせると言う。

目撃者たちの話によると、みんな叫びながら、兵士のように腰をかがめて、なんとか逃げのびたという。

大学のクラスが終わったら、ボーイフレンドやガールフレンドと楽しい時間を過ごすはずだったバレンタインディーに、なんと悲しくショックな事件が起こったのだろうか。

今日は、私もハーパーカレッジで、「デッサン2」のクラスを受けに行っていた。教授のペリーが、みんなにドーナツを用意してくれていて、「今日はみんなバレンタインはどうするの?」とニコニコしながら聞いている。みんなクールに振舞いながらも、どことなくなごやかな雰囲気が漂っていた。

クラスが終わって、ペリーが「このクラスは、とてもいい雰囲気だ。」とうれしそうに言っていた。私が息子と作った手作りのチョコレートをあげたら、とても喜んでいた。「息子さんにあげたら?」と言ったら、「いーや!僕は、甘いのが大好きだから、僕が食べる!」と子供のように言っていた。横で、同じクラスのヒロミさんが、日本では女性から男性にチョコレートをあげ、お返しのホワイトディーがあるとの説明をすると、「ヘー!じゃ、3月14日にお返しにKuniに3個あげないとね。」とぶつぶつ言っていた。

そんな笑いがあふれるいい雰囲気のハーパーカレッジのアート・デパートメントにいたのが1時半頃だ。そこからそんなに離れていない同じイリノイ州のノーザン・イリノイ大学で忌まわしい射殺事件があったのが3時過ぎ。背筋がぞっとした。今頃ペリーや他の教授、学生たちもバレンタインディーの甘いひとときも吹き飛んで、凍っているかもしれない。

ついこの間、ルイジアナ工科大で、2人がやはり銃の犠牲になり、去年はバージニア工科大で33人もの将来ある人々が射殺された。こんなにあちこちの大学で射殺事件があるとは・・・いったい何が原因なのだろうか。

私も週に2回大学に通うパートタイムの学生なので、一刻も早く原因を究明してほしいと思う。WGNでは、ずっとこのニュースが流れている。また、詳しいことがわかったら、ブログで報告したい。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿