Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

メジャーリーグ、ベースボールカードの魅力

2008-05-11 | メジャーリーグ
今日は、下の息子と私は調子が悪い中、上の息子は朝から野球の試合。相手は、リーグ全勝中の超強敵エンジェルス。マイケル先発、そして息子が途中から登板及びクローザーという順だったが、2人とも打ち込まれた。エンジェルスは、ほとんどが14歳のいいプレーヤーで占められ、今までの4試合とも10点以上の差をつけて、すべてをコールド勝ちしているほどの恐ろしいチーム。うちも大差で5回のコールド負けをくらって、みんなうなだれた。

相手のピッチャーもすごかったらしいが、息子ともう1人のあのでかいケン君がきれいなヒットで気を吐いたらしい。チームメートの美形のデュランのお母さん、リサが、「このチーム(エンジェルス)は、すべての相手チームをことごとくslaughter(完全に打ちのめす)してるから、しかたないわね。」と冷静に言う。slaughterという言葉は、家畜をしたり、大量殺人という意味があるから、冷酷無慈悲に打ちのめされたというわけか!

午前中の家族がまたまた暗かったので、みんなで気を取り直して、必要なスポーツグッズを買いにディックスに行く。まず、レジ横のカブスの縞の本物っぽいほうの高いティーシャツをチェック。子供用も大人用も福留ティーシャツ一色。ちらほら、他の選手のシャツが混じる。福留選手、今日はホームランを打っているが、あいかわらず、すごい人気。

みんなが必要な買い物をしている間、ベースボールカードを物色。2008年度の分を4セットぐらい初めて買う。勿論、誰がはいっているかわからないので、いつもあけるときはドキドキだ。上の息子が、こちらで野球を始めた小学2年生ぐらいから、ずっとこつこつカードを集めている。チームごとに分けて、きれいに整理している。ときどき息子と2人で、その大事なコレクションを見ながら、息子の各選手の解説を受ける。

カードは、さまざまな選手のさまざまなプレーの瞬間をとらえていて、野球の醍醐味が伝わってくる。トレードでどんどんチームが変わるから、「おおっ、あの選手がxx(チーム)時代のだ!」と驚きながら、2人で悦に入っている。息子が「前の年にザコだと思っていた選手が、次の年にすごい成績を残して、大化けするからなあ。」と言うから、今どうでもいいサブの選手のカードでも、来年どうなるかわからないから、すべてのカードを捨てられないということになる。

いつだったか、今年の初め頃か、ディックスで、「TOPPS 2007 BASEBALL」という661枚もはいっている、おそらく2007年度のメジャー選手の7割ぐらいが入っている(息子談)カードボックスが売っていた。その箱の写真に松坂選手が映っている。2007年の松坂選手のデビューの年のカードだけは、息子のために(?自分のためか)絶対にほしい。これをのがしたら、もう2度と手に入らないかもしれない。よし、買おう。38ドルぐらいしただろうか。その長細い箱を大事にかかえて、息子に見せた。息子は狂喜して、すぐに日本人メジャーリーガー全員を並べたり、今まで持っていない主力選手を選んで、いちいち叫んでいた。

今日その箱をまたとりだし、息子と2人で整理しだした。私は、カブスのショートでいけめんのテリオを探してもらった。あった、あった。打った瞬間で、倒れこみそうな勢い。顔もきれいにでている。肝心の松坂選手は、目を細め、ただボーっと立っているだけ。カッコいいのは、カーディナルス時代の田口選手。打って、バットを落としながら、走り出している瞬間。田口選手は、ルックスがいいから、本当にカッコいい。

息子のために買っていたのだが、だんだん私もベースボールカードを集めるのが、趣味になってきた。メジャーリーグの試合を見続けているうちに、いろんな選手がわかるようになり、カードを見ても、ピンとくる選手が増えたせいだ。大昔若い頃、ニューヨークにいた頃は、メジャーリーグの中継の解説なんて、興味がなかったので、まったく聞き取れなかったのだけど、今では聞いているうちに、野球用語も英語で少しづつわかるようになり、アナウンサーが何を言っているかわかるようになってきた。このブログにメジャーリーグのことを書くためにも頑張って聞きます。

皆さん、そんなに高くないので、ベースボールカードをぜひアメリカで買っていってください!軽いので、おみやげにもお勧めです。

写真は、2007年度の、「TOPPS 2007 BASEBALL」から。下の左が松坂選手、下の右が田口選手、その真ん中の上がテリオ、その右上が岡島選手。その他は、全員カブスのデレク・リー、ケリー・ウッド、ラミレス、ソリアーノ、ゾンブラーノ。今年は、福留選手のカードは、レアものになるであろう。

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