Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

午前中で船便完了!~とてもラクでした~帰国への道その3

2008-10-03 | アメリカ生活雑感
今日は、朝9時から船便の引越し作業。予想通り、9時前に3人の業者の方がいらした。少ない人数で、きめの細かいサービスをしてくれるこの引越し業者。通常もシカゴ店担当の3人で作業のすべてを行い、何かあると、他の支店から応援がくるという。

うちの担当者は、アラキさんという若くて、てきぱきした方。茶髪で、今風の若者だが、外見のイメージと違って、細かいところまで気を配ってくださって、とても心強い!この人にすべてお任せという感じ。

作業員到着時にまず、全部の部屋の船便にだす荷物を細かく確認。「(大事な物、たとえば)車関係の書類まで船便に入れてしまった!」「まだ、使っている洗ってない食器まで入れられてしまった!」などという失敗談を最近日本に帰国した友達からメールで聞いていたので、とても心配だった。この業者ならそんなことはないだろうと思っていたが、前日、「私の指示をまず聞いてから、梱包などを行ってください。」と電話で頼んだ。アラキさんにとりあえず、細かく、場所ごとに説明する。もう1人の日本人の方と2人で頭に入れてくれて、作業開始。

さて、荷物の荷だしと梱包が始まった。問題は、税関に提出するパッキングリストの作成だ。作成を終えている箱とそうでない箱がある。いくつかの箱を聞かれて、中身を書いた紙がどこかにいってしまい、こちらがあたふたする。うちは、本や資料が多い。その数を書いた紙がない。前もって、物を箱には積めているのだが、まだスペースが残っていると、箱を開けていて、リストも作成が終わっていない。ちゃんとやっておけばよかったと反省する。

大きな家具は、大人用の机、引き出し、イスのセットと子供たちの棚のみ。スパニッシュ系のベテランのチャレスさん(ニックネーム)が、この横長で思い棚を大きな透き通ったテープでぐるぐる巻きにしている。



なるほど、これだと引き出しがでてこないわけね!机などもしっかりとダンボールで梱包されている。チャレスさんは、目が合うと、ニコニコスマイルを私におくってくれ、物腰も柔らかで、日本人っぽい。13年もこの会社で働いているプロなんだそうだ。日本の引越し業者のしろうとっぽいバイトのお兄さんたちとは、月とすっぽん!かつて、日本で引越しをしたとき、洗濯機がうまく入らず、主人が出動して、指示しながら入れた経験がある。

もう1人のアラキさんの相棒の落ち着いた超ベテラン風日本人、スドウさんは、コワレモノのおみやげで買ったさまざまな置物を1つ1つ丁寧に梱包している。業者が作る箱は、みんな業者でリストを作ってくれるので、私たちは何もしなくていい。




下でアラキさんがダンボールを加工している。あっという間に船の形になった。これは、何に使うのか聞くと、なんとギターを入れる箱だという。即席できれいな形の梱包箱ができあがっている。感動!



みんなやることの手順が頭に入り、黙々と作業しているので、私たちはボーッと他でやることを探す。電話したり、パソコンでメールチェックしたり、はたまた、昨日のカブスがドジャーズにやられたプレイオフ1試合目の二ュースを見たり・・・それにしてもマミレスの野郎、よくもあんな低い球をすくいあげて大きなホームランにしてくれたわね!ドジャーズのユニフォーム似あわねえ。なんで、デンプスターが打たれるんや!昨日のシーンを何回も見て、むかつくこと、むかつくこと。

そうこうしている間に、あっという間に船便の荷物がでていき、大きなトラックにおさめられた。アラキさんから、もう一度部屋を全部確認するように言われる。全部きちんと出すべきものを出してくれている。パーフェクト・ジョッブ!外に置いてあるバカでかいスライドセットを解体してもらい、処理を頼む。ガレージの中もチェック。ガレージの中のいらないマットレスや紙のゴミまで引き取ってくれた。

しかし、肝心の私の仕事が残っていた。パッキングリストの物の価値価格を書かなくてはならない。今日の船便は全部で37箱。たった37箱だったなんて、ちょっと信じがたい。今月越していった会社の方は、船便は100箱だと言っていたから、驚いた。業者が違うので、箱の大きさも違うため、なんともいえないが、まあ主人から数えて7年も駐在したわりに少なめの船便なのか。見積もりのときより、かなり荷物を減らしているとのこと。あのときは、会社の規定より14箱オーバーだったので、思い切って処分しまくった。どんなに小さなものでも「ちりも積もれば山となる」なので、徹底的に排除した。これがきいたね。前の投稿で書いた「ガレージフリーセール」のおかげである。

しかし、それでも日本のマンションにこの荷物が入るのかどうかは疑問である。最後の船便と航空便で、100箱以内におさまりそうな気配らしいが、(日本からの船便は50箱だと記録があり、全部で100箱ぐらいだったと思う。ということは、日本からきたときと同じ量で帰国ということ)いったいどこに入れるんだろう。きっと、日本で日本に置いてある物と比べながら、また捨てまくることだろう。

船便の荷だしが終わって、ブログ用の写真を無理やり撮らせてもらい、大きなトラックにバイバイしたのが、11時半。2時間半という短い時間での綿密で的確な作業。少ない人数で、徹底的にすべてを把握するからミスも起こらないのであろう。スキルのある方たちのプロ中のプロのお仕事を拝見でき、私たちは楽でした。3人の方、本当にご苦労様でした。2便目もどうぞよろしく御願いします!


てきぱきと作業を進めてくれたアラキさんとチャレスさん、ありがとうございます!



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