楽しいお散歩

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 自然豊かな多摩地区、そこには歴史の宝庫の神社仏閣もありますね。

今日は、ここから出発です

2023-04-24 17:54:51 | 日記

しばらく休んだので、日を改めて前回の続きを歩くことにしました。

三鷹駅の南口を降りて少し行くと、

電車の線路に沿って、このような橋があります。「みたかばし」とありますね。

また、少し歩くと何やら記念碑らしきものがあります。「玉鹿石」とあります。この玉鹿石というのは、太宰治ゆかりの玉鹿石、津軽金木町産の大きな石です。井の頭公園から玉川上水に沿ってJR三鷹駅へ向って行く道は「風の散歩道」といいます。途中には門前に「路傍の石」が置かれた山本有三記念館もあって、その中ほどにあるむらさき橋を過ぎて三鷹方面へしばらく行くと、歩道の脇に玉鹿石(ぎょっかせき)という大きな石がポツンと置いてあるのに出会います。この石には、「青森県北津軽郡金木町産 1996年(平成8年)6月」と書かれたプレートが添えられているだけで、何の説明もありません。近くの玉川上水の畔で物憂げに流れに目をやる太宰治の写真が出ています。北津軽郡金木町(現五所川原市)は太宰治のふるさとですね。太宰は昭和23年(1948)に山崎富栄と玉川上水で入水心中して亡くなりました。その入水地点がこの石の近くなのだそうです。遺族への配慮から、詳しい説明を避けて、玉鹿石は太宰治を偲ぶ無名碑としてここに置かれているようです。

また、少し行くと、このようなむらさき橋由来の説明版とともに「むらさき橋」に到着しました。先ほどの説明とは逆の順で歩いています。

ほどなくして、人だかりのしている場所に来ました。どうやら、ここが山本有三記念館のようですね。

中へ入ると、やはりそのようです。

ところで、この記念館とは山本有三がそこに暮らし、『路傍の石』、『米百俵』などを執筆した洋館を再生して記念館としたのが始まりだそうです。実業家・清田龍之助の住宅として大正15年に建てられたレトロな洋館で、昭和11年に山本有三が購入し、三鷹村(現・三鷹市)下連雀に転居しました。建物の南側には有三記念公園があり、緑豊かな一画になっています。一帯は、大正8年の吉祥寺駅開業を機に開発され、関東大震災後の郊外移転ブームにのって開発された閑静な南井之頭田園住宅。山本有三は、売り出された洋館を昭和11年に購入し、進駐軍に接収される昭和21年まで、家族(母ナカ、妻はな、4人の子供)とともにここに暮らしていたそうです。館内は、往時の書斎などを復元し、山本有三の生涯と作品を紹介する記念館となっています。1階に長女の部屋、応接間、食堂、イングルヌック(暖炉と暖炉脇の空間)、テラス、2階に和室書斎、洋室書斎、書庫、長男の部屋、展示室、バルコニーがあります。建物の南側に広がる有三記念公園は、芝生が広がり、山本有三の愛した竹も植林されています。この地は、玉川上水に沿った立地で、すぐ近くには先ほど通って来た太宰治が昭和23年6月13日、愛人と入水した場所もありますね。

                        つづく

 



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