草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

読書のゴールデンウィーク

2012年05月02日 | 読書
目もいまいちお疲れだし、最近はほとんど本を読まないのだけど、パソコンに向かっているのも結構目が疲れるので、まぁテレビの見すぎが原因なのですが、、

テレビを控えめにして(^^ゞゆったりと、本を読んでみたくなった。

ちょうど安東氏の新作が2冊出たところで、一応宣伝も、、


「境界捜査」は生活安全特捜隊という部署の話、「草もち姫」の名付け親で北海道警察にお勤めの大学時代の仲間が、ちょうどその部署にいるとかで(^。^)y-.。o○びっくり!彼はまだ副隊長らしいけど、、、

身近な出来事だけど身につまされるものもあり、ペットブーム時代への警鐘もあり、一気に読めます。

前作の「越境捜査」の続編という位置づけですが、結構呼んでくださる方もいるようで、編集者からは早くも次を催促されているらしいけど、、面白い?事件を作るのもなかなか大変そう(^^ゞ

北海道警のH氏は以前「絶対言えないこともたくさんある職場で、墓場まで持っていかなきゃいけないことだらけだけど、、誰かに話してぇ」と言っていたことがあった(笑)

当時はまだ安東氏とはつながらなかったけど、彼もかなり文才のある人なので「ペンネームで書けばいいじゃん!」と言った覚えがある。

事実は小説以上ってことかもしれない。

久しぶりに探して読んでみたい本があった。

お笑い芸人の「ピース」の又吉直樹さんの「第2図書係補佐」という本だ。

FM横浜で紹介されていて知ったのだけど、ものすごい読書家の面目躍如の本で驚いた。

中学生のころ芥川龍之介や太宰治にはまったらしいから凄い、、

彼はサッカーの実力もかなりの物で、高校時代はサッカーの強豪校で活躍していたらしい。

売れない芸人時代お腹が空いて仕方がないので古本屋を回って本を探して読んだとか。

集中力があるということか?

ピースの芸はあまり覚えがなかったが、面白いのかな?

最近よくテレビに出ているようだが、彼は読書によってまた他の路も開けそうだし大したものだと思う。

読んでみたら、作品の紹介でもないし、感想というのとも違っているのだけど、一遍一編が気の利いたエッセイのようで楽しめた。これも一気に読んでしまった。

安東氏の最新版「12オクロックハイ」は「天空の死角」というタイトルで「Web小説中公」に掲載されていたものだけど、どうも連載は好きでなくて、いい加減に読んでいたけど、こうやって1冊のハードカバーになると、やはりすごいなぁと思う。


相変わらず、めいっぱい取材しているが、折々にメールや電話の中に出てきた事が作品になっていて面白い。

「「土木女」は(どぼじょ)どんな車に乗っているかなぁ?」とか、「都内で高いクレーンから脱走するんだけど、、どこが舞台ならありそう?」「この間清水建設の人とあって話したよ」「工事用のクレーンに乗せてもらった(^^♪

積み重ねた取材がこういうふうに作品になって行くんだなぁ、、ちょっと感動。

なんったって、クレーン車を操縦する若い女性が登場、高層ビルの屋上のクレーン車を占拠されて事件が始まるので、相当なハードボイルド(^^♪

欲を言ったら、ピースの又吉さんに安東作品を紹介してもらえると、、楽しいのにな(笑)




コメント
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