あんころ姉さんの中学時代のPTAで知り合った同じ名前のつくし野姫様。画廊などでお仕事をされているようで物腰も言葉づかいも優雅で知的な方でした。子供通しはずっと仲良くしていて時々「遅くなったから迎えに来て!」という時にあったり、にょろを連れて駅まで送迎に行って車で待っていると見つけて声を掛けてもらったりします。
先日久しぶりに駅前のコンビニで会って「久しぶり」と立ち話をしたのですが、先日達筆な封書が届いて「遠方ですがお時間あったらお出かけください」とのことで「村瀬治兵衛漆器展」のチラシと「呈茶券」とか言うのが2枚入っていた。
こういうことは佐保姫の担当(笑)と先日話をしたら「行けるなら裏千家の日が良いな」ということで法事の翌日だが月曜を予定していた。
なぜならこの週は火曜・木曜は楽天オープンのチケットを買ってあったのに加えてまたもG氏から「月曜・水曜のチケットありますよ」との連絡が来た!人間予定があるとアドリナリンが出る物です。行くと決めたらそれなりの行動をとれるものです。健康で元気なのは有り難い(*^_^*)
三越で待ち合わせは10時50分ということで9時半に出ればよかったのだけど昨晩から洗濯、法事のドタバタへの手紙を書いたり、持って行ったお土産や御仏前を詰め込んでパッキング、朝から宅急便を出したり大張りきり(笑)どこで間違ったか8時半に出発してしまった(-_-;)
渋谷辺りで気がついた、、あれっ?早すぎた(笑)って、日本橋三越で買う物などない人種なので以前から気になっていた「虎の門ヒルズ」に行ってみることに。「虎の門」で降りでとりあえず地上に上がってみた。
大通りを真っすぐに行くのだけど高いHILLSの手前に歴史のある呉服店、その横に100円コンビニ、その隣にお蕎麦屋さん、、この組み合わせが面白い。
今日は天気が良くて青空に近代ビルが映えます!周りは緑や水にあふれていて爽やかです。HILLSのシンボルはこの「トラんもん」らしく、触らないようにガードマンさんが立っています。化粧室の看板のマークもちょっとひとひねりしていて「うちは別格!」を主張しているみたい。
ロビーの椅子やテーブルも色々あって素敵!ゆったりしすぎて座りにくい(-_-;)面白そうだった本屋と喫茶とコンビニがある3階に行ってみた。「ムック本」はティーバッグ100種類だって(@_@;)珍しい紅茶、キャンベルの缶詰とか、、ここで買う人いるの?とか思いながらまぁ見た目都会っぽい?うーむキャンベル缶はアメリカの田舎のイメージだがなぁ
とかあれこれ思いながらきょろきょろ。めったにないことだけどここは座ってコーヒーを飲んでみることに。そうでもしないと歩き続けそうだから
来た時と反対側から出ると真っすぐ「虎の門駅」みたいです。ビルの向こうに見える東京タワー、、低い(-_-;)「カトリック芝教会」って百恵ちゃんの結婚式した場所?昨日巨人が優勝して三越もこれに乗っかっております。
本館6階はほとんど縁のない場所でこんなに工芸品や絵を見せているんだとびっくり。お値段も素晴らしい漆器の数々。おもにお茶の道具なので佐保姫の解説で拝見。「お呈茶」とはお茶をたてて頂戴するということで11時開始なので時間になったので部屋の角のそれっぽ場所に行ってみた。するとその辺にいたマダム達が一斉に並んだので「良かった」と思ったのだけど佐保姫によるとこの一番のお客になるは皆様謙虚に譲り合うという性質のものと聞いてびっくりしました。
なぜなら一番のお客様はその場のしつらえを(掛け軸とか、活けてある花とか、お道具とかを褒めたり、気のきいたご挨拶やお話をしなくちゃいけないとかで、、そんな物知らないから一番で待たなくて良かった!と単純に喜ぶ私(*^_^*)有閑、勇敢マダムは怖いものなしでございます(笑)
最初に栗のお菓子が運ばれて戴きました。お茶もないけどお菓子だけ平らげるってことらしいです。お茶と一緒にのはNGでお皿も片づけられてしまうのです。
ホッとしたのはベンチになっていて前でお茶をたてる方も椅子に座っておられます。写真撮りたかったけどそういう雰囲気じゃなくて終わってから取らせてもらったのだけど確かに1番と2番の私たちには目の前でお茶をたてて下さるのだけどそれ以外の方には奥でたてたお茶が運ばれてくるのです。しかもそのお茶碗も有名なものらしく、
さすがに行きがかりで一番に座ったけど直前に佐保姫にトップバッターを替っていただき、お手本をしてもらってまねしようと(笑)「2回回して飲めばいいから」ってことでしたので仰せの通りに。マイルドで美味しいです。瑞姫に戴いた道具で時々「なんちゃって茶道」しますけど全然違うな。
詳しい方がいてこの絵はどなたの?活けてあるお花も種類は何ですか?とかお釜は?お道具も色々褒めたり尋ねたり、こういう人が一番のお客さまってことなんだ。まっいいか。
これは抹茶をすくうおさじ?ですがまぁ色々あるんですな。お茶碗とかを入れる袋を触っていたら注意されてしまった(-_-;)ここにある物は上等なので触って確かめるなど「不届き千万」というスタンスか?つくし野姫様はいなかったけど同じような担当の方が色々説明して下さったがこういうことに造詣が深いってことかぁと今更納得しました。
佐保姫はさすがにお茶の事はよくご存じで説明してくれるのだけど専門用語が多くて「ちょっと、ちょっと、、日本語でお願いします」って感じでもあったな。つまり裏千家の歴代の「ざぼうおさい」だの「たんたんさい」だの意味不明な言葉やお道具もいちいち別の呼び名がついているので(笑)
茶道というのは場所のしつらえ、お道具、会話など含めての事なのかなとちょっとだけ納得した次第。こういう機会を頂けたつくし野姫様に感謝m(__)m