京都府委託「潜在助産師再就業促進事業」では、
年に三回の無料研修を行っています。
11月4日は第二回目でした。
一度現場を離れた助産師が活動を再開するとき、
行政の赤ちゃん訪問から始める方は多いのです。
赤ちゃんの発達が順調かはママたちにとっても気になるところ。
向き癖、寝返り、左右差…
何の根拠もなく「大丈夫ですよ~」なんて( ;´∀`)
その場だけママを安心させるようでは専門職なんて言えません。
聖ヨゼフ医療福祉センターの小児科部長である吉田菜穂子先生にお願いして、
助産師の必須能力である「発達のみかたと援助」についてのご講義を受けました。
赤ちゃんの動きたいモチベーションと、骨・筋肉・神経の連携した動き。
丁寧で細かいチェックが、疾患の早期発見につながったり
ママの接し方ひとつでその子の発達が伸びたり塞がれたりすることも、
正しい知識に基づいてママに伝え、必要な子には援助をつないでゆく。
ご自宅に伺って赤ちゃんとママの健康チェックをさせていただける、
その信頼を裏切らない助産師にならなければなりません。
アンケート結果も絶賛の声があふれていました!
第二弾やシリーズ化を要望する声、もっともっと学びたいとの声。
お産や訪問で出会った赤ちゃんが、どんな小学生や中学生になっていくのか、
昔の産婆さんならずっと追って行けたのが羨ましいです。
赤ちゃんの成長をママと一緒に丁寧に見守っていくことの責任を深く考えさせられた研修でした。
(文責:潜在助産師再就業促進事業担当 中川淑子)