今年度、第5回目の妊夫講座を開催しましたので報告させていただきます
この講座のポイントは、妊婦ではなく、妊“夫”というところです。
妊娠中にお母さんだけでなく、お父さんも一緒に赤ちゃんを迎える準備ができるように日程やプログラムを組んでいます。
本日は、8組の妊婦さんと夫さんがご出席くださり、助産師3名・看護学生4名とともに、和気あいあいとした雰囲気の講座となりました
※ご参加いただいた皆様の許可を得て、写真を掲載させていただいております。
はじめは、恒例の予定日当てクイズ
数字を使わずにヒントを出しあいながらお互いの予定日を予測して、予定日順に並んでいきます。
今回、予定日が1日違いの方もいらっしゃいましたが、なんとパーフェクトでした
続いて自己紹介です
この講座に来られた目的や期待することなどをお聞かせいただきましたが、
お母さんからは、「夫に大変さをわかってほしい!」「沐浴担当はパパなので事前の練習のために!」 …
お父さんからは、「かっこいいパパになるために!」「わからないことだらけなので勉強しに来ました!」…
などなど理由はそれぞれですが、ここに来てくださった皆様がとても熱心に赤ちゃんのことや、パートナーさんのことを考えていらっしゃるのが伝わってきました
次に、今お腹の中にいる赤ちゃんと同じ位の大きさの胎児人形を抱っこ体験。
こんな重たい赤ちゃんを、お母さんはお腹の中で守っているんですね
そして、今困っていることや、旦那さんに伝えておきた事など、助産師がお答えしながら順番にお話しをお聞かせいただきました。
普段なかなか言えないことも、この場では言えたでしょうか?
お母さんの訴えに、思わず他のお母さんもうんうん頷く場面もありました。
陣痛のお話が終わった後は、陣痛中の痛みを緩和するマッサージの練習をしました
いざお産の時だけでなく、今から練習&妊娠中の腰痛緩和のため、さすってもらって気持ちのいい場所を見つけておくといいですね。
今日来て下さったお父さん方は、陣痛が来た時に何したらいいかな?と悩まずに、すっと手が腰にいくかもしれません
休憩を挟んで、次はいよいよ沐浴実習です
助産師会の妊夫講座で、お父さん全員に沐浴を体験して頂きます。
中には、沐浴はお父さんが担当と決めていらっしゃる方もいて、皆さん実際に赤ちゃんを入れる時のことを想定しながら質問もして下さり、とても丁寧に人形ちゃんを沐浴してくださいました
お母さんも、お父さんの頑張る姿を写真で撮ったり、一緒にイメージトレーニングしたり
妊娠中にこんな時間が持てることも大切ですよね。
沐浴の順番を待つ間に、妊婦ジャケットや抱っこ紐の体験もしていただきます
妊婦さんの身体がこんなに重たいなんて…階段が怖い、上向きが出来ない、などなど…お母さんの大変さを実感して頂けたのではないでしょうか
~ご参加いただいた皆様からのアンケートより~
・たくさんのパパママに会うことができて楽しかったです。妊婦体験、沐浴も、パパに楽しみながら体験してもらえて良かったです。出産・育児が更に楽しみになりました。
・主人に妊婦体験という貴重な経験をさせて頂いてよかった。又、エルゴや抱っこ紐の使い方が詳しく聞け、非常に役に立ちました。
・病院や役所(保健センター)ではききにくいことがたくさんあったけれど、詳しく答えて頂いて大変安心しました。もう少し時間があれば…!
・妊婦さんの身体の大変さがわかりました。特にしゃがむのがしんどいかなと思いました。手伝うのではなく、一緒にやっていきたいと思います。沐浴は赤ちゃんの重さがほんまにしんどいので自分がやろうと思います。これからすごく楽しみです。ありがとうございました。
・沐浴体験することで、必要なもの、行う場所がイメージできました。また相談できる場所だと思い、安心しました。これからも相談させてください。
・夫に妻の思いを代弁して下さったのが本当に良かったです。ありがとうございました。(実際に実体験できるのもすごく良いです。色々な月の方がおられてそれがまた良かったです。先生のお話がわかりやすくて、聞きやすかったです。15年後ラブラブかは今の時期に関わるとのお話が印象的でした。妻の思いをもっとわかってもらいたいので、「妊夫」というネーミングもいいですね。
ご参加下さった皆様、この講座で一つでも得たものがありましたでしょうか。
お子さんが生まれた後にも、ぜひ助産師会館に遊びに来てくださいね
次回の妊夫講座は、平成30年1月28日(日)13:30~15:30です。
http://kyoto-midwife.jp/papa20170507.pdf
(ホームページの申し込みフォームよりお申込みください)
ご来館を心よりお待ちしております。
男性講座担当 林