舞鶴市商工観光センターで、4日目の講座が開催されました。
北部講座としては、最終日になりました。
雪の心配もありましたが、この時期には珍しい快晴の舞鶴でした。
とても内容の充実した講座になりましたので、ご報告いたします。
*なお、掲載しております写真は、全てブログ掲載の同意をいただいております。
午前中の講座は、
【講座12】
「訪問活動を通した、地域の中でのちょっとしたお手伝い
~私たちにできるお母さんへのサポート~」
というテーマでお話しいただきました。
講師は、「京都生活協同組合 くらし助け合いの会」の皆さま。
本部コーディネーター川田ゆかり様、織原由美子様
事務局長 安永善文様、
福知山コーディネーター 花城マサ子様、小林香苗様
にお話しいただきました。
くらしの助け合いの会の活動についての具体的内容を詳しくお話しいただきました。
そして、その活動の中で、大切にしていること、活動の場で気をつけたいことを、わかりやすくお話していただきました。
実際に活動された方の「活動に入って得た経験・学びあい」の生の声も聞かせていただくことができました。
1986年からという長い活動経験の中で培われたことを惜しみなく共有していただき、
今後の前産後訪問支援の活動の場でも、真剣に聴講される姿が活用できる内容ばかりでした。
家庭の中に入って支援するとき「自分の物差しで相手をはからない」という言葉が印象的でした。
産前産後訪問支援の実際の事例についてもお話しいただき、イメージが付きやすくなりました。
参加者の皆さまからの質問も出て、より深い活動内容を聞いていただくことができました。
お昼休憩をはさんで、次の講座は、
【講座13】
「児童館、子育て広場など、地域でつながる楽しさを学ぶ」
~どのような形で一歩外へ踏み出せるか?~
というテーマでの講義でした。
講師は、
社会福祉法人京都福祉サービス協会 京都市立塔南の園児童館 館長 池田英郎先生です。
児童館運営のなかで、目指していること、思春期(中高生)までも見据えた子育て支援を考える、スタッフの役割と目標…など、
児童館の運営の実際について、スライドの映像を見ながらわかりやすくお話していただきました。
地域のなかでの子ども達の日常や、現代の中高生の様子や彼らが抱えるしんどさをどう受け止めるのか…
コミュニティの中での子育てに「伴走する」ような支援の在り方を考えさせる内容でした。
「子育て支援は、街づくり、地域づくりとリンクして構想していく」という言葉が印象的でした。
最後の講座は
【講座14】
「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る」
~今どきの子育て世代の心強い支援者になるために~パート2
(公社)京都府助産師会 のスタッフによる講義と、
事例を用いたグループワーク、沐浴と抱っこの実習・妊婦体験ワークをしました。
「わ~~~、こんな風にしてたっけ?」
「この抱き方、楽~~~!」と笑顔がこぼれます。
参加者さまのお子様も、モデルで参加。
やや緊張気味(!?)でもこのあと、満面の笑顔でしたよ。
スタッフ渾身のロールプレイング。
そして、グループでも、ロールプレイをしてみて感じたことをシェアします。
そして、ついに講座終了~~~。
おめでとうございます!!
修了証書の授与では、皆さん晴れやかな笑顔でした。
3月には、京都市内で合同研修があります。
そして、できるだけたくさんの母子の力になれる活動が、
府内各地に広がりますように…。
今後のご活躍に期待しています。
~参加者アンケートより~
・子育て世代支援の助け合いの買いがあるのを知り、自分たちの地域にあるのかわからなかったが、もっと知りたいと思いました。
・ロールプレイ、ワークでは、改めて支援者としてお母さんとの関わりの中で気を付けたい対応を知ることもできましたし、どのように共感するかなど、わかりやすかったです。
・児童館の活動の内容を教えていただいて、良かったです。
・妊婦体験、沐浴体験、抱っこ・おんぶ体験…又、良い復習になりました。ロールプレイは、実際に言葉を聞いたり、自分も実際にお母さん役、支援者役、オブザーバーをすることで、より、わかりやすく体験することができました。
(文責;丹後支部 東野)