仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

ほんとに誰でもいいのⅡ

2008年09月24日 15時39分15秒 | Weblog
そう言うとアキコはヒデオをそっと抱いた。耳にキッスするとヒデオのタートルネックのシャツを腰から引き上げた。頭のところまで引っ張って、顔が隠れたところで手を離した。
「フガ。」
と視界を遮られたヒデオが鼻を鳴らした。自分で続きを脱ごうとしているとアキコがヒデオの作業ズボンのベルトに手を掛けた。スッとズボンを脱がすと、ヒデオ自身がビキニパンツの上に顔をのぞかしていた。
「フフっ。」
とアキコは笑った。手に絡まったシャツをとろうとしているヒデオのパンツにアキコは手を掛けた。今度はゆっくりとパンツを下げた。ヒデオ自身が露わになった。アキコは人差し指でヒデオ自身をピンと弾いた。
「ウッ。」
ヒデオが呻いた。
「何考えているのよ。」
冗談ぽく言いながらアキコが続けた。
「入ってよー。」
とヒデオを押した。
シャワー室はヒデオの行くコインシャワーより一回り小さいくらいだった。隅の三角コーナーにはいろんな種類の石鹸やシャンプーが積まれていた。これを全部使い分けるのか・・・・とヒデオは思った。一番取りやすいところにあるシャンプーを取って洗い始めた。シャンプーの香料の臭いがきつかった。石鹸の香料もきつかった。自身は一瞬で萎えた。石鹸を落としてアコーデオン式のドアを開けるとアキコが裸でバスタオルを持っていた。ヒデオの頭に被せて、一言。
「アラッ。」
そう言うとヒデオの肩をポンと叩いて、シャワールームに消えた。ヒデオは赤面した。ヒデオはタオルを腰に巻いたまま、台所でアキコが出てくるのを待った。ドアが開いた。
「ねえ、後ろのバスタオルとってー。」
アキコが甘い声を出した。今度はヒデオがアキコにバスタオルを被せた。アキコから立ち上る石鹸の香料の臭いは気にならなかった。
「アキコ、臭いのしない石鹸ない。」
「どうして?。」
「なんか・・・。」
「あるけど、手洗い用のしかないよ。」
「それでいいよ。」
アキコが流し台から石鹸を取って手渡すとバスタオルを落とすようにして再びシャワー室に入った。アキコは下着をつけて、窓を開け、涼んだ。
「ふうー。」
ヒデオがドアを開けた。アキコはまた、バスタオルをもって立ち上がった。ヒデオは化粧も落ちて、薄い顔になったアキコが下着だけでバスタオルを持ってくるのを見た。ヒデオ自身が反応した。アキコも立ち止まった。ヒデオはアキコの胸の辺りを、アキコはヒデオ自身を見ていた。ヒデオ自身が徐々に大きくなっていった。アキコが噴きだした。
「なんだよー。」
ヒデオが思わず吼えた。
「だって、おかしいんだもん。」
「何が?。」
アキコはヒデオ自身を指差した。ヒデオはハッとして、自身が勃起しているのに気付き、手で覆った。