つれづれに

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我が家の猫、救出されたけれど・・・

2008年02月02日 | Weblog
目下、我が家の猫は昨日から緊急入院中です。病院から電話がかかってこないので生きてはいるようです。
あることでショック状態に陥り、危険なので点滴を受けているのです。
たかがペットなれど、家族のようなものです。

事の起こりは、昨日の朝、2軒先の奥さんが「家の裏の溝に落ちて、出られないで弱っている猫がいるの、お宅の猫ではないかしら?」と。

慌てて行って見ると、わずか幅10センチ、深さ50センチあまりの溝に仰向けになったまま、動けなくなっている我が家の猫が震えているではありませんか。

そこから80センチくらい離れたところのコンクリートの壁と地面には血痕がありました。
何とか、頭と足は20センチくらいは持ち上がるのですが、胴体はびくともしません。
よじ登れなかった血痕の場所から、仰向けのまま必死に身をよじって来たものの、ついに動けなくなったようです。

この間どのくらいの時間がかかったのか、わかりませんがどれほど必死だったことか・・・。彼の味わった恐怖と苦痛を思うと言葉がありません。

呼びに来てくださった家のご夫妻が親切な方で、人力では引っ張り出せないとわかった時、ブロックを切ってもいいですよ」と言われました。
そして、工事中の現場の方に声をかけてくれたのです。実はコンクリーの壁の片側はその工事中の業者が最近つくっものでした。

隣の方が呼んでくれた警察のパトカーまで到着。騒ぎが大きくなりそうでしたが、何とかなりそうということで帰っていただきました。

工事現場の方も数人の職人さんが協力してくださり、ブロックを切ってやっと引っ張りあげて、救出されました。

この間1時間くらい。
私は皆さんにひたすら頭を下げて、猫を我が家に連れ帰りました。
どうしてわずか10センチばかりの溝に落ちたのだろうと思いつつ。

猫はいざる様にしか動けません、それに前足は両方とも親指のつめがなくなっています。
開院をまって、かかりつけの動物病院へ行きました。
血液検査の結果、心筋や筋肉が分解されていることを示す項目が振り切れており、ショック状態になっているとの事。
点滴で即入院となったのです。

無事、この危機を乗り越えられるかどうか? 何とか乗り越えて!!

それにしても、他人の猫一匹のために
力をかしてくださった人たちの行為に、どれほど励まされ、慰められたことか!

日本もまだまだ捨てたものではない・・・と思ったのでした。