アホと危機を見抜く目〜されどブログ”その２０”

　最近は､五輪中止ネタが多いせいか､アクセ数がどんどん目減りする。
　日本人の6割が五輪反対とされるが､お祭り好きで平和ボンボンな農耕島民は､内心では五輪開催を望んでるのではないか？本当は､五輪フィーバーで大騒ぎしたいのじゃないか？
　哀しいが､そんな風にも見えてきた。
　確かに､開催まで僅か1週間。今更､中止や打ち切りを叫んでも､”焼けIOCに水”なのは解っている。しかし､緊急事態宣言発令後も東京都のコロナ感染拡大に歯止めが掛からない。
　こんな状況下でも､無能な日本政府がオリンピックに埋没する姿は､戦時中の”人間魚雷”や”バンザイ攻撃”と瓜二つである。

　負けると300%と解っていながら敵地に飛び込む。これが日本島民の美学なら､私は日本人である事を恥と思う。私が書いてる五輪中止の記事が反日なら､私は日本政府を世界の恥だと思う。
　愛国心とは､世界に認められてこそパトリオティズム(祖国愛)であり､自分だけが自覚する愛国心はナショナリズム(自国利益主義)に過ぎない。
　五輪に突き進むその姿は自国の利益追究そのものであり､”世界中に夢と勇気と感動を与える”という聞こえの良いセリフは国民主義そのものでもある。　
　つまり､そこには祖国愛というものは全く存在しない。五輪開催は国民主義という惨敗覚悟の国家総動員法と全く同じである。

　
アホを識別する評価式

　元々過疎ブログだが､それかといって書きたい事は書きたいし､言いたい事は主張したい。ポチを頂く為だけの賛同を得る為だけの痴弱な”絵日記”にはしたくない。
　耳に痛い事でも､大衆の本意や時代の流れに逆行する事でも､たとえ大きな誤解を生んだとしても､まずは自分の脳裏に刻み込む特異なシナリオにしたいのだ。
　今の時代､本音でモノを言えば大半が誤解され､悪意のコメントに晒される。
　事実､そういった事を避けたい為か､(特に)Gooブログのテーマの殆どは､食事とペットと旅行の3つに限られてるようだ。　
　つまり､難しい議題は皆で避ければ怖くないって事。

　勉強が出来なくともブログは書ける。学がなくても知ったか振りは出来る。アホでも無能でもメールは打てるし､主張もできる。
　最悪なのは､勉強も学も知能もなくても一端の専門家や政治家になれるという現実だ。
　しかし意外に盲点なのが､専門家がどのレベルの無知なのか？政治家がどの次元の無能なのか？そうしたアホの次元を見抜く判別式が存在しない事だ。
　勿論そんなのがあれば､民主主義はここまで堕落したりはしない。　

　人の見た目とは不可思議なもんで､愚劣で無能ほど利口に有能に見える。
　政治家も同じで､選挙ポスターでは”エエ表情”してる人ほど､頭の中は空洞化し､腹の中は腐ってる。
　表情に無能さやアホ臭が露呈してれば､判断し易いが､プロの政治屋や専門家ってのは自らの無能さを暴露しないもんだ。
　特に､長く深くその座に棲み着く”害虫”ほど､腐った膿を腹と頭の中に溜め込んでるのだろう。
　昔は､悪徳政治家はその見た目で簡単に判別できた。だから腐敗も比較的容易に判別できた。しかし今の政治家は首相も含め､見た目では全く何者かは判別できない。
　事実､無能を晒した安倍元首相は､堕落したKPOPと同様に､未だオバサン連中には高い人気とカリスマを誇る。

　数学の世界では､どんな難解な方程式でも判別式が定義できれば､解の構造を調べる事で様々な特質を探る事は可能だ。
　野球の世界でも､優秀な強打者は”バレル率”(打球速度と角度)という尺度で簡単に判別できる。因みに､優秀な投手も脱三振率と四球率のたった2つの評価だけで判別できる。
　しかし､政治や世界は尺度がない。だからややこしい。勿論､政治家としての能力や才能を評価する判別式が作られれば､選挙時には役に立つであろうが。
　哀しいかな未だに､見た目と”アゴ”をあてにするしか他に方法はない。

アホを見抜く目

　そういう私も､人を見抜く目はザルに近い。
　ただ､医者や専門家に限って言えば､上から視線の人は”ナンチャッテ”が多い気がする。
　逆に､”解らない”とか”知らない”とか､堂々と言える人は､凄腕が多い様な気がする。つまり､知ったかぶり程､無能でヤブ医者が多い。
　これは専門家や弁護士でも同じだろう。
　ワイドショーにも多くの著名な肩書だけは立派な専門家が多くを語ったが､コロナに関しては大半が外れていた。
　特に､高ピーな態度で語れられてた事は全てが外れていた。勿論､陰謀説はどんな専門家が語ろうが論外ではある。

　”医者と専門家は経歴ではなく学歴で判断する”というのが私の信条だが､現実は当たり外れが多かった。つまり､優秀な人は優秀で無能な人は無能である。
　いい例が分科会の尾身会長である。
　｢空砲に終った提言｣でも書いたが､”出来過ぎ”感のある経歴と見た目だけを見れば､大衆の期待を大きく膨らませてはくれた。しかし悲しいかな､最後には萎れてしまった。
　せめて､”最後の抵抗”を見たかったが､内閣や権力との癒着をまざまざと見せつけられただけである。

　経歴や学歴が当てにならない事は百も承知の筈だったが､専門家でもこうだから､無学の政治家の(詐欺に近い)弁舌や経歴や見かけなんて､その殆どが見抜ける筈もない。
　私の田舎にも､バ○丸出しの医者や弁護士や議員がゴマンといるが(いやそういうのしかいないが)､逆にそういう人種の方が人畜無害という点では安心かも知れない。　
　岸信介みたいな奇怪なエリートが暴走すると､我ら庶民の知能と体力では止める事は出来ない。しかし今では､バカほど暴走する。
　哀しいかな､こうした脊椎反射型バカを詳しく判別する評価式がないのが実情である。
　そのいい例が､厚労省のNo.1(田村憲久)とNo.2(三原じゅん子)である。
　共に無学と無能なのは､見た目だけでも明らかだが。哀しいかな我ら庶民は､2人を燃えるゴミとして処分する事すら出来ない。

安倍は嫌いじゃないが・・・

　”安倍は嫌いじゃないが”っていう日本人は結構多い。実はこうした日本人の柔な感性が安倍の長期政権を許したとも言えなくもない。
　安倍の｢反日発言｣も､”安倍は嫌いじゃないが､あの発言だけは許せない”という日本人はとても多いと思う。

　でも､果たしてそうだろうか？
　私は安倍の全てが許せない(但し､”8割削減”の発令だけは除く)。陳腐な権力により肥大化した安倍一族にふんぞり返る､あの含み笑いの態度が一向に気に食わない。
　それに比べれば､反日発言なんてカワイイもんだ。
　ただ､今回の安倍の反日発言で安倍を政界内から葬り去ろうという意識が､多くの日本人に芽生えたとしたら？いや､強くそう願いたいもんだ。

　反日という点では､安倍よりも彼が敬愛する岸信介は超弩級の反日であった筈だ。
　反日の血を引き継ぐ伝統の家系と言えばそれまでだが。それでも安倍はア○臭すぎた。
　失言という言い方も出来るが､ア○言の方が正しい。
　世界中にアホはゴマンといるが､日本政府のそれは農耕的島国の独自の変異性がある。つまり､やたら上からの権力に弱く､庶民には傲慢過ぎる変異株なのだ。
　勿論､そういう私も権力や脅しに弱い。特定の政治家を批判するなんて､とても怖くて出来ない(ウソ )。
　権力は腐った政権を守ってくれるが､弱い立場の大衆には苦痛と苦悩以外の何物でもない。

　評価式がないのなら､せめてアホと無能を見抜く目を持ちたいものだ。しかしそれが出来れば苦労はしない。
　ま､こういう記事ばっか書くから､過疎ブログに埋没するんだろうけど・・・