
Gooブログのある記事に”ギネス認定〜世界で最も古い国は日本です”とあった。
「建国から約2700年?・・」によれば、世界には190を超える国があり、日本は建国以来2700年も続いてる一番古い国であるという。
現存する日本最古の歴史書「古事記」や「日本書紀」によれば、日本が建国されたのは紀元前660年2月11日(建国記念の日)で、約2600年前~2700年前とされる。
世界の歴史を遡れば、日本より古い国はあるが、既に滅びてる為、現存してる国の中では日本が最古の国となる。
ギリシャやエジプトも大きな文明が紀元前の頃から発展し、現在も存在はしている。がしかし、両国はローマやペルシアなどの外敵侵略により、一度は国家として途絶えている。
(アメリカの奴隷である)島国とか悪く言われる日本だが、その海のお陰で国家が保ってると言う事実は、満更悪い事ばかりではない気もする。
勿論、ただ古いからとて胸を晴れる訳もないが、”不思議な島国のニッポン”という点では世界共通の認識なのかもしれない。
因みに、日本(紀元前660年)の次に古いのがデンマーク(10世紀頃)で、イギリス(1066年)、アメリカ(1776年)、フランス(1789年)、イタリア(1947年)、大韓民国(1948年)、中華人民共和国(1949年)・・と続く。
事実、「世界史対照年表」(上図)を見ると、4世紀頃から本日に至るまで、日本の赤い帯だけが一番長く(途切れる事なく)続いてるのが解る。
しかし、古事記や日本書紀には神話伝承も多く含まれ、神武天皇の即位を鵜呑みにできないとの考えもあり、意見が分かれる。但し、考古学的な観点から日本の建国を見ると、短く見積もっても1700年前~2000年前頃には既に建国されてたと考えられている。
不思議な国のニッポン
結局、日本は世界最古の国と言われながら、”明確な建国の日付がわからない”という不思議な国のニッポンでもある。
事実、世界には正式に建国された日としての”建国記念日”や”独立記念日”や”解放記念日”というのはあるが、「建国記念の日」というのは日本だけである。
では、この2つはどう違うのか?
以下、「建国記念の日はいつ?建国記念日との違いとは?」から一部抜粋です。
”記念日”とは、歴史的事実として日付が確定してる日を記念するという意味があり、”記念の日”とは、日付は確定していないが、その事を記念する日という意味になると。
「建国記念の日」は、1966年に”建国をしのび、国を愛する心を養う日”として定められた国民の祝日。
元々は2月11日は「紀元節」といい、紀元前660年2月11日に即位した日本の初代天皇・神武天皇の即位日として、1873年(明治5年)から1948年(昭和23年)まで祭日でした。
しかし戦後、軍国主義の復活を恐れたGHQは皇室と神道の繋がりをなくす理由から、紀元節を含めた祭日を廃止してしまう。
その後、紀元節を復活する気運が高まり、建国を記念するための祝日を設ける事となり、”紀元節”から”建国記念の日”と名前を変え、1966年に国民の祝日として、翌年から適用された。
但し、”建国記念の日”を定める祝日法改正案は成立したが、日本の場合は建国の日付が明確ではない為に、この改正案では日付までは決められなかった。その為、その後の”建国記念の日となる日を定める政令”によって建国記念の日の日付は2月11日に定められた。
この様な経緯がある為、他の祝日は祝日法によって日付が定められてるのに対し、建国記念の日だけを”政令で定める日”となっている。
以上、日本文化研究クラブからでした。
最後に
紀元前660年から続く世界太古の国とは言え、(太平洋戦争で敗北し)無条件降伏を受け入れた日本を、一時的にアメリカのGHQの管理下に置かれた日本を、独立(自立)した国家として認めるのは如何なものだろうか。
また、戦後のアメリカの傀儡政権に近い日本を、戦前の日本と同じ国家とみなす事はできるのだろうか。
勿論、「世界史対照年表」にもギネスでも認められてはいるが、何となくしっくりとは行かない自分がいる。
特に、安倍政権から岸田政権に続く日本の現状を考えると、(全てがアメリカの言いなりで)少なくとも自立した国家ではない事は明らかである。いや、純然たるアメリカの隷属国家とも言える。
故に、”神武天皇がどうの”と言う議論よりも”今の日本を純粋な独立(自立)国家として認めるべきか?”を議論すべき時だとも思う。つまり、日本がアメリカから自立して初めて国家と呼べるのではないだろうか。
しかし、世界がそんなに日本を不思議な島国と感じてる一方で、独立した国家とし正式に認めてる事も興味深い。
つまり、世界は(ごく一時期を除き)2700年の間も平和な時代の存続に成功したニッポンを”誇らしき最古の島国である”と思いたいのであろうか。
但し重要なのは、日本は平和ではなく”調和を重んじるべき島国”という事である。
平和はその脆さが故に長続きはしないが、調和はその数学的かつ論理的な確固さが故に、長続きが可能である(と思いたい)。
そう思えば、日本の2700年も続く調和の歴史は、世界に誇りうる(貧乏だが)贅沢な歴史とも言える。
”不思議な国のニッポン”が不思議ではなくなる時、真に自立した世界の規範となる調和国家となるのだろうか・・・
神武天皇というのは確かに神話の世界であって、純粋な歴史とは言い難いところもあります。が、それを言うと天皇制そのものに疑問詞がつくようになりますから、そういうことにしておいたほうがよいと思います。という私は、日本の天皇制を大切なものだと思っています。天皇制があるから国が一つにまとまっていると思っていますから。
アメリカの属国になっていることも一面の真理です。今回のコロナワクチンもそうらしいですが、精神薬もアメリカの不要になったものを買い取らされていると聞いたこともありますし。
また政治家もアメリカの言いなりにならなかった政治家は制裁を受けているとも聞きますし…。
日本が、お釈迦様の手のひらならず、アメリカの手のひらの上で遊ばされているのも事実なのだと思います。
コメント有り難うございます。
自民党派閥の政治家の多くは、隠れA級戦犯の子孫で占めてますから、”歴史に遡ってアンタらの祖先を処刑してもいいんだぜ”とアメリカに脅されれば、従うしかないでしょうね。
日本の天皇制も含め、世界の皇族制度は廃止する方向で進めた方がいいと思う。その代りに、内閣府傘下の嘱託扱いみたいな(税金が余り掛からない)地味な地位に落ち着かせるべきだと思います。
昨今の稚弱な皇族ゴッコにはウンザリですし、彼ら彼女らの存在がどれだけ平和に寄与してるかも不透明ですから・・・
しかし、ここら辺は世代間で意見や考えが大きく分かれるでしょうね。
ただ、言われる通り、日本から天皇制を排除したらどうなるのか?も不透明ですよね。
「建国起源が神話に置く国」は、
世界的に見てもレアケースだと思います。
また大和朝廷の支配地域は、
日本列島全域ではありませんでしたので
現在、僕らが暮らす国家スタイルは、
徳川幕府以降と言えるかもしれません。
今の日本は真の意味で独立国なのか?
その問いかけの答えは悩むところですね。
独立国としての要件は満たしていますが、
資源のない日本。
チェスプレイヤーにはなれず、
大国の駒として生きるしかありません。
国の指導者には駒の矜持を持って欲しい。
そう思います。
では、また。
日本が純粋な独立国としての象徴となったのが、江戸時代の鎖国でした。
以降、列強のアジア進出により、独立国としての日本の立場は大きく揺らいでいきます。
アヘン戦争の時、大英帝国海軍が日本を攻め落とさなかったのは、後の日英同盟を意識し、宿敵ロシアと戦わせる魂胆があったのかもです。事実、英国が描いたプラン通り、日本はロシアに曲りながらも勝利しました。
言われる通り、資源に乏しい日本はこうした同盟関係を上手く利用して生き延びるしかありません。
大国の駒としても、ものをハッキリと言える駒であって欲しいですね。