世界広しと言えど、例えそれが夢の中とは言え、ハリウッドのトップクラスの美人女優とエッチした経験のある人は、果たしてどれくらいいるのだろうか?
「ミッドナイトクロス」の後、「殺しのドレス」を借りた。勿論、ナンシー・アレンの娼婦姿に酔いしれる為だ。そして当然のごとく悦楽の底に、私めは埋没した。
それ以来、私の頭の中は彼女の事で一杯になっていた。
”数学は3千年経っても衰えない。しかし美人はたった3日で飽きる。娼婦は僅か3時間で飽きる。エロはほんの3分で飽きる”と(自分で勝手に)あるが、それが全然飽きないのだ。
夢に出てきたエリザベス・オルセン(その58)もソン・イェジン(その56)もトップクラスの美人女優だったが、今回登場したケイト・ベッキンセール程には、優しさも温もりもなかった。でも美しさで言えば、クレアデーンズ(その12)も眩かった。
過去、日本の女優を含め、有名なセレブ女優がしばし夢に出てきてくれたけど、その中で一線を越えたのは、松嶋菜々子と村井美樹と井上和香くらいだったろうか?(多分)
但し、飯島直子と池田エライザはエッチ程度でアッサリと終わった気がする。
特に、松嶋菜々子(その13)に関しては、挿入時のイ○モツの感触を今でも覚えてるほどだ。
黒いコルセットの女
夢の中で私はあるオフィスに一室にいた。
事務の女性に後ろから抱きつき、スカートを弄ろうとする。私の欲情は緩やかなカーブを描き上昇する筈だったが、その時に衝撃は起きた。
私の視線の先には、黒いコルセットをした女が横たわっている。
その女の顔を見た時、温もりつつあった心地良い悦楽は、驚きへと豹変する。何とその女とは、ハリウッド女優のケイト・ベッキンセールだったのだ。
私はすぐには近寄らなかった。
”あの女は何時からそこにいるのかな?”
獲物を横取りされた筈の事務の女だが、殆ど気にしない素振りこう答える。
”気になるんなら、声でも掛けてみれば?”
私は、恐る恐るコルセットの女に近づく。
女の目は開いてたが、眠ってるようでもある。確かに、映画「パールハーバー」で見たベッキンセール嬢だった。
少し歳食ってた風だったが、定規で図った様な精悍の美貌は健在である。
しかし、それ以上に驚いたのが女の身なりだ。黒いコルセットの右半分がはだけ、私の欲情を誘発するかの様に、右側の乳房が露わになっている。
女が起きてるのか?眠ったままなのか?は判らない。ただ、口の近くに耳を近づけると、しっかりとした息遣いが私の鼓動に火をつけた。
女の頬の温かい肌と柔らかな質感は、熱い血液が脈々と流れてるのが容易に想像できる程に臨場感がある。
私は、露わな様でむき出しになった方の乳房に手を触れると、底知れない熱い何かが躍動した。
疲れてるのだろうか?敢えて私を誘ってるのだろうか?しかし、なぜこんな所に居るのだろうか?という当り前の疑問は、不思議と消え去っていた。
つまり私は、このシチェーションを最初から望んでいたのだろうか。
無理して起こす事もないと考え、私は片方の乳房を際どく覆っているコルセットをも引っ張がすと、2つ生暖かい乳房が剥き出しになる。
つまり、目の前にいる白人女は既に私の全てを支配していたのだ。
私は我を忘れ、神様のご褒美を貪欲に揉みほぐした。いや、動物のように貪り食ったという表現が正しいか。
欲情は緩やかなカーブを描くというより、一気に頂点に上り詰める。
その時、夢の舞台が変わった。
もしそのまま舞台が変わらなければ、一線は確実に超えてたであろう。夢とは本当によく出来たものだ(残念)。
花火を見ながら
私とベッキンセールは二人並んで歩いていた。
夜道だったが、どこか見たような景色である。そう、我が自宅の表通りである。
左にはM商店があり、右にはN仏壇屋がある筈だ。しかし、その夜道の両側には全く何もない。
夜空には満月が映し出されていた。全身の欲望が月の引力に誘われる様に、私は彼女の背中に手を回した。すると彼女も私に身体を寄せる。
不思議と私は冷静だった。確かに彼女は、映画で見るベッキンセールだったが、そんな事は今更どうでもいい。
とにかく、満月の夜が横にいる彼女の存在以上に、とても心地よかったのだ。
私は彼女に声を掛ける。
”今夜は満月だけか、詰まんないな”
彼女は自然な感じで、優しく微笑む。
”そんな事ないわよ、私がいるじゃない”
するとその時、花火が打ち上がった。
私は、再び彼女に声を掛ける。
”昔はよく花火を見たもんだ。でも今どき珍しいな、花火って過去のものだと思ってた”
彼女は、少し微笑みながらこちらを向く。
”花火っていいもんよね。それに、満月に花火って最高の組み合わせだわ”
私も彼女を見た。
正真正銘のケイト・ベッキンセールだった。しかし、黒の魅惑的なコルセットではなく、普通の衣装だった。どんな衣装だったかは全く覚えてはいない。
”そうかな?もう花火って見飽きたよ。それにここは何もないド田舎だ”
私は少し吐き捨てるように言うと、彼女はまた笑った。
”そんな事ないわよ。楽しい事しましょ?”
私たちはしばらく何もない夜道を歩いた。すると右側に古いお寺が見えてくる。
私は彼女をそのお寺に誘導すべく、右の小道へと折れた。
何をヤりたいかは、二人ともお見通しである。私のハートは、満月のオオカミ以上に獰猛になりつつあった。
ベッキンセール嬢との永遠の情事?
私たちは、ある石段の上に座った。
彼女は少し短めのタイトなスカートを履いてたが、横に座るとスカートが一気に捲れ上がり、両太ももが露わになった。細身ながら見事に引き締まった太腿だった。
私の視点は彼女の整いすぎた美貌から、スラリと伸びた両脚に集中する。
彼女は外人でありながら、珍しくパンストを履いていた。私は彼女の太ももの上に手のひらを重ねた。
パンストのザラつきと太ももの肉感が私の欲情の全てを覆い尽くす。
”これ、脱がないと出来ないわよ?”
私は悦楽の絶頂に達しつつあったが、冷静さを必死で保った。いやそのつもりだった。
”いやこのままでいいんだ。このままずっと触り続けていたいんだ”
彼女は再び微笑む。
”アナタって変な人ね”
私は笑えなかった。
”この方が興奮する。満月の光を浴びて、薄っすらと煌めくパンストに包まれた、この見事な太腿が神の賜物に思えるんだ”
女は少し真顔になる。
”本当にこのままでいいの?”
私は何も答えなかった。
そして、手のひらを両太腿の間に、パンストの上を滑る様に侵入させ、その勢いで秘密の入り口にまで一気に到達する。
パンストの上からでも、彼女の性器の質感と肉厚は十分に伝わった。
私は女のスカートを捲くりあげ、もっと強く手のひらを押し込んだ。そして、彼女の性器をいたずらにかつ強引に弄る。
彼女は、感じてる様で感じてない様にも見えた。丁度、黒いコルセットで現れた時のケイト・ベッキンセールの様に、目を開けたまま、ある種の恍惚に浸ってる様にも思える。
私は必死で(湧き上がりつつある)獰猛さを隠し、この時が永遠に続くのを静かに願った。満月の夜は私に味方したと思った。
しかし、夢も現実もそんなに甘くはない。
夢はそこで潰えたのだ。
最後に〜神様は存在する
ケイト・ベッキンセールはセクシー系というより、精密に整った美人タイプである。それでいて、オックスフォード大学でロシア文学とフランス文学を専攻してたと言うから、かなりのインテリである。
世界中の美女が集まるハリウッド界にて、デビュー時からイギリス系とアジア系の血が混じった美貌は、”絶世の美女”とか”ポスト・イングリッド・バーグマン”(米「ピープル」誌)とも呼ばれ、注目を集め続けた。
その端正な容姿と細身ながら引き締まった9頭身のプロポーションは、”ハリウッドビューティーNo.1”との呼び声も高い。”イングランドのNo.1美女”(2002)や”最もセクシーな女性”(2009)とも称賛される。
しかし、作品よりも常に自分の容姿が注目されてしまう事に抵抗を感じてるのも事実だ(Wiki)。
そんな信じ難い領域のハリウッド女優が夢に出てきたのだ。デビ夫人の様な不特定多数のどこにでもいる様な、腐ったセレブではない。勿論、メーガン妃でもない(笑)。
確かに、彼女は絶景の美人だった。しかし、それ以上に、ある種の”温もりと優しさ”を感じたのも事実だ。
彼女はその会話から見ても判る様に、非常に”奥行きと幅のある女性”にも思える。
私は、器量は良くなくていいから頭のいい女性が好きだ。常に先を見通す様な女性が好きだ。
夢の中のベッキンセール嬢も、私の全てを見通してる様にも思えた。私も彼女の先を見通そうと努めた。しかし、一緒にいた時間が短すぎた。
でもそれ以上に、フランス文学が好きな所は、私にピッタリじゃないか。
勿論、こんな超美人でインテリな女は世界広しと言えど、そうそういるもんじゃない。
まさに、現実ではありえない様な事が夢では起きたのだ。
正直言うと、「パールハーバー」(2001)の時の彼女は高ピー過ぎて好きじゃなかった。しかし「アンダーワールド」(2003)で魅せた裸体は見事だった。
”美人は3日で飽きる”筈だが、その後も彼女は様々な役柄で演技の幅を広げる。
そんな彼女を見る度に、”美人はいつ見ても美人なんだな”と観念する様になった。
ナンシー・アレンを夢見て、ケイト・ベッキンセールが夢に出てきたのだ。
壇蜜が夢に出てきて神様を恨んだ。そして、欧米メディアを騒がせたメーガン妃のアホ面を見て吐き気がした。しかし、今回の件で全てチャラにするとしよう。
生きるとは困難を巧みに回避し、夢を見続ける事で得られる創造物かもしれない。そんな事を教えられた気がする。
やはり神様は存在する。そう思う事にしよう。
裸になったのはその一作目でしたから、歳を食ってたとしても30前後ほどでしょう。一番うつくしい時でした。
でも、そこまでうつくしいと感じなかったのは、夜だったからでしょうか。満月の夜は女性が最も魅惑的に見えるはずですが、多分すっぴんだったとか?
夢の中であっても、そういうリアルな体験ができるのは、現実世界での数え切れないほどの体験のせいでしょうね。
それにしても、最初にエッチしようとしていた相手の女性が転象さんが別の女性に興味を抱いたのを見て「獲物を取られた」と思うほど転象さんはモテ男なのですね。なんだか村上春樹ワールドのような感も?😅
黒いコルセットに満月の夜に花火に
夢にしても少し出来過ぎじゃ〜ないですか
てっきりパールハーバーの白い看護婦姿をイメージしてたんですが
アンダーワールドの彼女だとしたら、夢に出てきた女も吸血鬼ということか
そして狼男に襲われそうになった所を転んだサンのところへ逃げ込んだ
でも満月の夜だから、吸血鬼に豹変するベッキンセール嬢に噛まれてたかもですよ
そのまま情事が続いてたら、それこそ<危険な情事>になるとこでしたね
ハワード・ヒューズ役のレオナルド・ディカプリオもベストで、『レヴェナント』をレンタルで観たとき(そう、レンタルです。映画館で観る気にはなれませんでした)、「レオは『アヴィエイター』のときにオスカー獲らせてあげるべきだった」としか思えませんでした。
とにかく、本物のエヴァ以上に毛糸姫、完璧の美貌でした。それはもうレオに24時間盗聴監視されるはず、です。
転象さんはバルザックがお好きですよね。私はバルザックのラスティニャックはディカプリオに演じてほしいと思っていました。
私も二十歳のころ少しフランス語を齧って、ユルスナールの散文詩を一生懸命読み下していました。懐かしいなぁ。
そんなに美しいとも思えなかったんですが、とても魅惑的な雰囲気でした。
でも30前後というよりもう少し上かだったかな?でも独特の日本人にはない色気がプンプンでしたね。
若い頃はこういった夢を見るとすぐに明晰夢とわかったんですが、今ではそのまま何の抵抗なく夢の世界に突入します。
でも最初に抱いた女性の顔は殆ど覚えてません。もういきなりでしたから。
村上春樹のパラレルワールドみたいな感じもしますが。田舎の満月の夜は、実に神秘的で幻想的だったですね。
そう考えれば辻褄がピタリと合いますね。さすが長い付き合いです。全てを見抜いてらっしゃる。
この夢の続編を見たいですね。私が吸血鬼に変身したベッキンセール嬢に噛まれ、私も吸血鬼になる。
そして私は誰を噛めばいいんだろ・・・
私的には「ホワイトアウト」の普通的な彼女が好きでした。
バルザックですが、本当は余り好きでもないんですよ(笑)。でも登場人物が大好きでして、リュシアンにダルデス(共に「幻滅」)やゴブセック老なんて最高ですね。
毛糸姫、ふたりいましたね。ケイトって簡単な響きですが、「純粋」が語源の、いい名前です。
私は悪趣味なので『従妹ベット』の救いのなさが好きです。バルザックはちょっと西鶴に似ていて、双方ありあまる才能に、読み手はゲップが出そうになりますね。
ケイト繋がりで言えば、ケイト・マラという女優さんも好きですね。
またまたバルザックですが、Sキングと同じで長編になるとダレちゃうんですよ。短編や中編ならピカイチなんですが。事実バルザックは戯曲家になりたがってて、でも仕方なく小説書いてたんですね。
バルザックの短編を映画化したらとても面白いと思うけど・・・
彼女は狼男から命からがら逃げ去り
転んだサンの所へ何とか逃げ込んだ。
今度は彼女が満月の夜に転んださんを誘う。
彼女が優しいのも当然だ。
彼女は情事に紛れこみ喉元に噛みつき、転んださんは吸血鬼になる。
その後、転んだサンは彼女よりも強力な吸血鬼と化し、彼女を襲った狼男と対峙する。
hitmanさん言うように続編を見てみたいです。
普通はハチャメチャな展開が多いんですが、私が見る夢は不思議と”リアル”があるんですよね。
でもこの夢の続編?は#73で記事にしたんですが、全く繋がりはなかったです。
ただ、ケイトベッキンセールはもう十分って感じです。