象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

全てはアメリカの陰謀と罠だった?(20/1/28更新)〜イランの民間航空機撃墜の闇〜

2020年01月14日 02時12分44秒 | 戦争・歴史ドキュメント

 タイトルを変え(たと言っても逆にしただけですが(^^))、補足を再び加えます。

 イラン国営TVは、イラン軍がウクライナ航空機を誤ってミサイルで撃墜したと明らかにした。革命防衛隊の”機密上重要な軍施設”の近くを旅客機が飛行したため、”敵性標的”と誤認したという。
 因みに、乗員9人乗客167人全員が死亡。内訳は、イラン人が82人、カナダ人63人、ウクライナ11人、スウェーデン10人、アフガニスタン7人、イギリス3人であった。
 イランにとってきわめて重要なタイミングで、イランは重要な内容を認めた。
 これほどの悲劇的な間違いについて責任を認めるのは極めて異例な事だが、イランが今直面する危機も極めて異例だ。

 イランは西側との新たな舌戦を防ぐ為、そして、相次ぐ悲劇に見舞われる自国民の怒りや悲しみの増大を防ぐ為、この大惨事の責任を認める事にした。イラン政府が事態の沈静化を図ったのはまず間違いない。
 国内での反響や影響がどうなるかは、間もなく明らかになるだろう。イランの外相はすでに、”アメリカの冒険主義が引き起こした危機”が原因だと、責任の一端をアメリカに着せようとしている。

 しかし、いったい誰が?あんな時に、あの危険な空域に、民間旅客機のテヘラン出発を許可したのだろうか?それこそが何より疑問だ。
 イラン領空があれ程の非常事態にあったあの時に。それも、フライトプランと実際の飛行ルートは異なっていたのだ。
 以上BBCNewsJapanからでした。

 この悲劇のニュースを聞いた時、不思議と1915年の”ルシタニア号の悲劇”(要クリック)がダブって見えた。
 第一次世界大戦でドイツの潜水艦が撃沈した豪華客船は、実は数多くの兵器を積んでいた。しかし、イギリスは巧みな世論工作で事実を隠し、アメリカを対独参戦に導き、見事に勝利したのだ。
 歴史は繰り返すというが、今回のウクライナ旅客機の悲劇にも、何らかの工作が絡んでたのか。

 これこそが、”アメリカによるアメリカの為のアメリカの策謀”だとしたら?そう考えるのは私だけだろうか。いや、私の考え過ぎか。


追記1〜ソレイマニ殺害の真相

 トランプ大統領はソレイマニをテロリストと呼ぶが、ソレイマニは非常に貧しい環境で育ったにも関わらず祖国の再建に邁進する非常に優秀で宗教心の厚い指導者だった。
 イランの国民的英雄のソレイマニ司令官は1957年3月11日生まれで貧しい農家の出身である。父親は借金を重ね農業を営んでたが破綻し、ソレイマニは家計を助ける為、13歳から建設現場で働いた。
 21歳の時に革命防衛隊に加わり、最前線で戦った。8年続いた続いたイラン•イラク戦争でも大きな役割を果たした。

 でもなぜ?そんな母国愛と家族愛の強いソレイマニ氏が、バグダッドの飛行場でアメリカのドローンよって殺害されたのか?
 実はソレイマニは、対立するイランとサウジアラビアの仲介役を果たす為にイラン政府の調停案への回答文書を携え、バグダッドを訪問していたのだ。
 しかし、アメリカにとって”中東の火薬庫”イランと”中東の巨人”サウジに仲直りされたら、中東は安定し、サウジに軍事物資を売りこめなくなる。
 結局、トランプ政権を支える軍需産業は大きなビジネスを失う。だからソレイマニは殺された。
 以上、日刊現代デジタルから抜粋でした。

追記2〜アメリカの罠

 ”民間の旅客機を敵の巡航ミサイルと勘違いした”という説明には腑に落ちない点が多々あった。テヘランからウクライナの首都キエフに飛び立ったばかりの旅客機を、敵の巡航ミサイルと誤認するのは通常”あり得ない”。
 テヘランの空港上空にアメリカ軍機が数機飛行中であった事は、ペンタゴンのデータから読み取れる。これはウクライナ民間機が飛び立つのと同じ時間だ。
 しかも同時刻、イランのレーダーはサイバー攻撃を受け機能マヒに陥っていた。そのため民間機は、イランの軍施設に向かって飛来する戦闘機と誤認された可能性が高い。

 また、ウクライナ機のナビシステムもサイバー攻撃を受け、機体が突如Uターンする等の不可解な行動を取った。そのためイランの軍事基地に配備されていたロシア製迎撃ミサイルが自動的に発射された。
 これらはロシアの軍事専門サイトの分析であり、結論として”アメリカ軍の関与が濃厚”との事。実際、過去にもアメリカは同様の手口で敵の航空機の飛行をマヒさせてきた事例がいくつもある。
 つまり、アメリカ軍機がテヘラン上空で何らかの作戦を展開しようとしていたが、イラン軍のレーダー網に捕捉された為、その攻撃を回避するのに、たまたま飛び立ってきたウクライナの民間機を盾に使った疑いがあると。

 いずれにせよ、アメリカにとってもイランにとっても、”不都合な真実”に違いない。真相は闇夜に消え去る運命だろう。と、国際政治学社の浜田氏は締め括る。
 以上、これも日刊現代デジタルからでした。


最後に

 イランと敵対するイスラエルが今月10日に、シリア東部のイランが支援する民兵組織の軍事拠点を空爆したというニュースが飛び込んできました。
 イスラエルは、イランがイスラエルへの攻撃を目的にシリアに精密誘導ミサイルなどを移動させていると指摘し、自衛の為だとして越境攻撃を繰り返しています。
 また、こうしたミサイルの搬送はソレイマニが指揮してたとしています。
 つまり、対外工作活動を率いてきたソレイマニが殺害されたのをチャンスと捉え、イスラエルがイランを抑え込みにかかってると専門家は分析してます。
 しかし、ソレイマニ殺害もウクライナ機撃墜もアメリカの巧妙な罠である事がバレた以上、イスラエルの越境攻撃は正当化できなくなりました。
 以上はNHKWEBからですが、JBPressでもこの事は詳しく書かれてます。
 こうしてみると、ここに来て世界のメディアや世論は再びイランに傾きつつあります。

 以上、paulさんのコメントを参考に追記しましたが。何らかの”陰謀”があるとは絶対に思ってましたが、まさかアメリカによる”サイバーテロ”とは、流石に今回は私めも頭が下がります。
 “イランの政権交代”を意図するトランプ大統領は大喜びし、ツイッターで”イランの若者よ、自由の為に立ち上がれ”と叫んだ。夢に出てくる程に上機嫌だったのはその為だったのか。”真夜中の訪問者31”(要クリック)も参照です。 
 でも、全てはいい方向に考えよう。
 つまり戦争も起こらず、イランの古臭い体質が浄化され、この”サイバーテロ疑惑”でトランプが追放されれば、一石二鳥じゃないか。
 ウクライナ疑惑とウクライナ機疑惑でトランプが弾劾されれば、これ程の”世界の上機嫌”もない。以上、余計な補足でした。



11 コメント

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考え過ぎかな (paulkuroneko)
2020-01-14 06:26:47
イラン革命軍の暴走の線が
今の所一番強いみたいです。
ロウハニ大統領は軍の指揮権がないので
イラン国内の混乱を避ける為に
直ぐに謝罪したんでしょうか。

万が一、ルシタニア号の再現だとしたら
それこそ末恐ろしい事態ですが。
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paulさんへ (象が転んだ)
2020-01-14 13:41:14
そうみたいですね。
でもイランの単なるミス
という事であれば、芸なさすぎですが。

これも悲しいイランの歴史的運命なんでしょうか?それとも何か隠し玉でもあるのかな〜です。
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アメリカの罠? (paulkuroneko)
2020-01-20 19:57:03
らしいですよ。

日刊ゲンダイによると、
アメリカの軍用機がテヘラン上空で何らかの作戦を展開しようとしていたが、イラン軍のレーダー網に捕捉されたため為にその攻撃を回避するのにたまたま飛び立ってきたウクライナの民間機を盾に使った疑いがあるとの事。

過去にもアメリカは同様の手口で民間機や敵機の飛行をマヒさせた事例がいくつもあると、ロシア軍事専門サイトは語ってます。

転んだサンの洞察に座布団5枚です。
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paulさんへ (象が転んだ)
2020-01-20 21:00:45
そのようですね。

でもアメリカのサイバー攻撃だとは。
北朝鮮も中国も真っ青です。

でもCIAに1本取られましたかな。
という事で、
CIAに座布団5枚進呈で〜す(^^♪
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paulさんへ3 (象が転んだ)
2020-01-20 21:02:04
言い忘れました。
早速、補足しときます。
タイムリーなコメントどうもです。
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いいえ、コチラこそ (paulkuroneko)
2020-01-21 04:40:23
わざわざ気を遣って頂いて

でもこれでトランプが弾劾されれば
一石二鳥です。
そうなる事を全世界の民が思ってます。
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paulさんへ4 (象が転んだ)
2020-01-21 06:06:20
イエイエこちらこそです。
でもトランプはCIAに
一杯食わされた感じもしますね。
ある程度の情報は伝えてはいたでしょうが。

結局アメリカにとって
誰が大統領であろうと
アメリカに火の粉が
降り注がらなければいい訳です。

CIAにとってもペンタゴンにとっても
アメリカにとっても結局
トランプは邪魔だったんですかね。
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イスラエルとイランの新たな火種 (paulkuroneko)
2020-01-21 18:20:13
イランと敵対するイスラエルが今月10日に、シリア東部のイランが支援する民兵組織の軍事拠点を空爆したというニュースがつい先知らされました。

イスラエルはイランがイスラエルへの攻撃を目的にシリアに精密誘導ミサイルなどを移動させていると指摘し、自衛の為だとして越境攻撃を繰り返しています。
また、こうしたミサイルの搬送はソレイマニが指揮していたとしています。

対外工作活動を率いてきたソレイマニが殺害されたのをチャンスと捉え、イスラエルがイランを抑え込みにかかってると専門家は分析してます。

しかし、ソレイマニ殺害もウクライナ機撃墜もアメリカの巧妙な罠である事がバレた以上、イスラエルの越境攻撃は正当化できなくなりました。
以上NHKWEBからですが、JBPressでも詳しく書かれてます。

つまりこのイスラエルの越境攻撃のニュースが、10日以上経って流れたのはそのせいでしょうか。
こうしてみると、ここに来て世界のメディアや世論は再びイランに傾きつつあります。

トランプが精神的におかしくなるのも頷けます。
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paulさんへ5 (象が転んだ)
2020-01-21 21:06:51
イスラエルがやっちゃいましたか。
あたぁーですか。

”アメリカ解体のシナリオ”のブログでは、イランがイスラエルを攻撃しますが、その逆になりました。

でもお陰でイランにチャンス到来ですね。
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CIAに復讐か (tomas)
2020-01-28 18:27:24
早速、CIAに復讐ですか
CIAにサイバー攻撃を食らったイラン軍が
報復として情報機E11Aを撃墜したとしても
何ら不思議ではないですね。
タリバンはCIA職員ら全員が死亡したと伝え、
アメリカは墜落は認めるものの
撃墜は否定してます。

このボンバルディアE11A機は
情報収集用の機体で
通信中継システムも搭載できますから
イラン軍の航空レーダーを撹乱したとすれば
CIAのサイバー攻撃も合点がいきますね。
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tomasさんへ (象が転んだ)
2020-01-28 21:28:07
CIAのサイバー攻撃に対する
明らかな仕返しですね。
イランもタリバンのせいにするなど
手が込んできました。
これから先が面白いそうですよ。

この記事に関しては追記が増えそう〜
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