「ネタニヤフと右翼〜戦闘拡大のジレンマ」(NHKBS)では、ネタニヤフ政権を支える極右翼の2人の重要人物が紹介されていた。
”2国家共存”を改めて否定したネタニヤフ首相だが、ここに来て国際社会での孤立が際立つ。アメリカは”(イスラエル)と異なる見解を持っている”とし、英国のシャップス国防相は(今回の見解に)失望している”と述べた。また、国連グテーレス事務総長も”ネタニヤフ首相の考えは到底受け入れられない”とした上で”パレスチナの人々が国家を樹立する権利は認められてる”と強調する。
パレスチナ追放か?人質解放か?
ではなぜ、ネタニヤフは”2国家共存”を否定する姿勢を変えないのか?
理由は単に、自身の政治生命に直結するからだ。現在は戦時内閣が組まれてるイスラエルだが、ネタニヤフの右派政党リクードは元々パレスチナ人の追放を訴える極右政党などと連立政権を組んでいる。
NYタイムズは、”2国家共存”に強硬に反対する極右の2人の閣僚、スモトリッチ財務相とベングビール国家治安相に言及し、”仮にネタニヤフがパレスチナ国家の樹立を認めれば、2人は政権の連立解消に動くだろう”と専門家の話を伝えた。
以下、「ネタニヤフ首相、”2国家共存”を否定する理由」より一部抜粋です。
一方、イスラエル国民の間でも”2国家共存”を期待する声は年々小さくなり、2012年の調査では”共存”を支持するが61%で、支持しないは30%だった。だが、23年では支持するが25%、支持しないが65%と逆転する。
因みに、パレスチナ人の間でも2012年には支持するが59%、支持しないは40%だったが、ハマスによる襲撃前の23年7~9月の調査では、支持するは24%に、支持しないが72%に上昇した。
つまり、イスラエルがヨルダン川西岸地区への入植活動を続けると共に、イスラエルとハマスの武力衝突も断続的に起きる中、市民や若者の意識もこの10年変化してきたのだ。
従って、イスラエルが”共存”を拒否するが故に、ほぼ克服できない課題が存在する一方、交渉による解決の努力を怠れば、イスラエルとパレスチナ両国が何世代にも渡り、苦しみを味わう事になる。
EUが開いた会議でも、各国からイスラエルに対し2国家共存による和平を求める声が相次いたが、イスラエル国内でもネタニヤフ首相の強硬な姿勢に対する批判の声や人質解放を求める声が高まる。
事実、イスラエル議会には人質の家族や支援者が詰めかけ、”こんな時にふんぞり返ってる場合か”と、人質の解放に向けて直ちに行動するよう議員たちに訴えた。
更に、現在の戦時内閣の閣僚や政府関係者からも、人質を安全に取り戻すには”ハマスと交渉しかない”との声が上がる。
こうした中、イスラエルは人質全員の解放に向け、カタールやエジプトの仲介の下でハマス側に最長2か月の戦闘の休止を提案したとされる。だが、イスラエルは戦闘休止後には作戦を縮小するものの戦闘の終結には合意せず、”拘束する約6千人のパレスチナ人全員を釈放するつもりはない”としている。
以上、NHKWEBからでした。
思惑通りか?単なる狂気か?
確かに、イスラエルの若い世代には”入植”という意識は殆どなく、イスラエルの地に”パレスチナが勝手に割り込んでる”との勘違いしたイメージしかない(事実、割り込んできたのはイスラエルの方である)。故に、”2国家共存”に反対するのも理解できなくもない。
2国間の歴史は「パレスチナの歴史」や「ハマスの真実」でも書いたが、かなり複雑で歪んではいるが、ネタニヤフ政権が登場するまでは、”2国家共存”の基本理念は少なくとも守られては来た。
たがここに来て、その理念は何処かに吹っ飛び、ハマスが奇襲を仕掛け、ネタニヤフは暴走した。
そこで思うのが、ネタニヤフの暴走は想定内なのか?単なる狂気によるものか?それとも裏に何かが構えてるのか?
イスラエルの”最も危険な男”ネタニヤフの心の内が見えない限り、安易に答えを出すのは危険過ぎる様に思える。
以下、「イスラエルの”最も危険な男”を誰が止めるのか?」より大まかにまとめます。
まず、パレスチナのガザ地区に始まり、イスラエル北部からレバノン南部でのヒズボラ、更には中東の大国イランへと、イスラエル軍の作戦は日々拡大し続けている。
1年前、ハマスの急襲攻撃で多数の死者と人質を出し、失脚の淵に追い詰められたネタニヤフ首相だが見事に復活し、今や思い通りに事は進み、敵なしの状況にも思える。
ガザでのハマスとの戦いで、イスラエルは大量の地上軍を投入し、4万人以上のパレスチナ人の命を奪い、ハマスを壊滅に追い込んだ。その後、北の敵ヒズボラに対し、彼らが使用するポケベルを一斉に爆破するという奇策を講じ、最高指導者のナスララ師ら殆どの幹部の殺害にも成功。現在は、レバノンへの地上侵攻と首都ベイルートなどへの激しい空爆を続け、”第2のガザ”を標的としている。
これに対し、ハマスやヒズボラを裏で操るイランが、イスラエルに対しミサイル攻撃に踏み切った。イラン攻撃の口実を求めていたネタニヤフにしてみれば、まさに思うつぼだ。
事実、ハマス・ヒズボラ・イランという敵対勢力との戦いは、ネタニヤフの思惑通り進んでるかの様に思える。勿論、アメリカや国際社会は停戦の呼びかけを繰り返すも、ネタニヤフは全く聞く耳を持たない。
では、彼が戦線を拡大し続ける意図は何なのか?
ネタニヤフ首相はNYタイムズのインタビューの中で”ハマス、フーシ派、ヒズボラ、シリアとイラクのシーア派民兵を含む、より広範なイランのテロ枢軸に直面している”と語り、”それらの脅威を取り除く必要がある”と強調した。
また、イスラエルがかつて合意した”2国家解決案”についても、”パレスチナ人が全ての権限を持つパレスチナ国家が仮に誕生しても、軍事面はイスラエルが実権を握る不完全国家しか認めない”と、イスラエルによる軍事的支配を主張する。それは”パレスチナの地から軍事的権限を放棄すれば、イランの代理組織によるハマス奇襲の様な事が繰り返されるからだ”としている。
つまり、2国家共存案は”イランがイスラエルを攻撃してくる為に認めない”というのがネタニヤフの理屈である。更に、イスラエルの平和を実現するには、イランに属する全ての勢力を”軍事的に倒すしかない”と考えている。
従って、ネタニヤフの頭には、講話による平和的秩序の構築との考えは全くなく、”軍事的手段でしか平和は実現しない”との極めて単純な発想で戦線を拡大してるのだ。と同時に、彼の権力維持の手段でもある。
確かに、昨年10月のハマス奇襲はネタニヤフにとって屈辱的な事だったが、責任を取る事なく(逆にここぞと)戦時内閣を作り、ガザ侵攻に踏み切った。やがて、国民の間に恐怖心を煽り、戦闘を正当化していく。
その後、ガザの戦闘が落ち着くと新たにヒズボラという標的を作り出し、求心力を維持した。一方、連立政権のパートナーである極右勢力の(冒頭で述べた)2人を引きつけておく為に、彼らが主張する”停戦拒否”を受け入れ、ヨルダン川西岸の入植地拡大を続け、パレスチナ人に対する弾圧を緩めない。
もはや聞く耳を持たず・・・
勿論、こうしたネタニヤフの戦線拡大や権力維持に対する強い批判はある。
アメリカ政治史上、ユダヤ人最高位の上院院内総務に就いたシューマー議員は”イスラエルの最善の利益よりも優先させて道を見失った。ネタニヤフ首相が暴力の連鎖を断ち切り、2国家解決に取り組むと期待する人は誰もいない”と厳しく非難する。
また、イスラエルとの関係正常化を模索するサウジアラビアのサウード外相も”イスラエルの真の安全はパレスチナ人の正当な権利を認める事から生まれる。占領と恨みの土台の上に平和を築く事はできない”と語る。
だが、こうした真っ当な主張がネタニヤフの耳に届く事はなさそうだ。
一方で、1948年のイスラエル独立後、中東和平問題で大きな役割を果たしてきたのはアメリカである。1978年にはカーター大統領が動き、エジプトのサダト大統領とイスラエルのベギン首相が国交を結ぶ”キャンプデービッド合意”を締結した。
1993年にはクリントン大統領が間に入り、イスラエルのラビン首相とパレスチナ解放機構のアラファト議長が、イスラエル国家とパレスチナ自治政府を相互に認める”オスロ合意”を締結。が、これらも国際社会においてアメリカが圧倒的な力を持ってた時代だったからこそ実現した交渉だった。
一方で、アメリカの衰退と共にイスラエルに対する力も落ちていく。
残り任期僅かのバイデン大統領も、中東和平実現を政治的遺産とすべく積極的に動いては来たが、ネタニヤフはアメリカの要求を無視し、裏切り続けている。
ネタニヤフの首相在職は通算18年にも及び、これまで4人のアメリカ大統領と付き合ってきたが、彼はアメリカの要求を何度無視しても”イスラエル支持を変える事ができない”事を見切っている。
アメリカの歴代政権は(民主共和両党を問わず)イスラエルを支持し、ハマスやヒズボラをテロ組織に指定してきたし、イランに対しても経済制裁を続けている。更に、国民の多くはイスラエル支持を当然視してきた。
だが、仮にアメリカ政府がネタニヤフ首相を批判し、武器の提供を停止すれば、共和党は勿論民主党の中からも、そして多くの国民からも”イスラエルを見捨てテロ組織を支援するのか”などと批判されるのは避けられない。
まして今は、大統領選終盤という微妙なタイミングで、イスラエル批判が民主党のハリス副大統領に不利に働く事は明らかだ。その上アメリカは、イスラエルの戦線拡大を前に中東地域への米軍増派を進め、和平推進とは真逆の行動を強いられている。
では、次々と多くの犠牲者を出し続け、戦闘を継続するネタニヤフを誰が止める事が出来るのか?
いま、世界各地でネタニヤフ首相を批判するデモが繰り広げられてる。だが、ユダヤ人ホロコーストという歴史を抱えるドイツをはじめ欧州主要国は、イスラエル批判を鮮明に出来ないまま、身動きが取れずにいる。その上、ウクライナ戦争を巡り、欧米と中ロが決定的に対立する国連も機能不全に陥ったままだ。
結果、イランとの戦闘が本格化し、戦乱が湾岸諸国まで巻き込む事になれば、中東からの原油供給がストップするなど、世界経済が大混乱に陥る事は必至だろう。従って、ネタニヤフは自分の好きな様に中東の危機を演出し、権力を維持し続けるのか?
つまり、今やネタニヤフは世界で”最も危険な男”の一人になりつつある。
以上、東洋経済から長々とでした。
最後に〜ネタニヤフという”最も危険な男”
自分なりにネット上で色々と検索し、キーとなる2つのコラムを参考に挙げましたが、ネタニヤフの暴走は、極右特有の狂気の理屈に近い事が判る。
正直、もう少し賢い政治家かなと見てたが、”やっぱりお前もか”って感じだ。
ネタニヤフの父は、祖父の思想を受け継いだシオニスト運動家で、コーネル大学でユダヤ史の教授をつとめ、ヘブライ・エンサイクロペディアの編集者でもあり、それが息子らの思想に大きく影響してきた。
兄弟は3人ともイスラエル国防軍のエリート部隊に所属し、ネタニヤフも第3次4次中東戦争を経験した。除隊後はMITで政治学を学び、イスラエルの国連大使を経て、現在の首相に至る。
因みに”シオニスト”とは、ユダヤ人国家としてのイスラエルの発展を支援する思想・理念で、民族主義的ナショナリズムの一形態とされるが、今や単なる極右思想に過ぎない。
つまり、”極右の子は極右”という悲しい家系とも言える。但し、ウィキでは”MITを優秀な成績で”と書かれてはいるが、工科系大学の政治学部にどれだけの人材が集まるのだろうか?今現在のネタニヤフを見てると、甚だ疑問にも映る。
一方で、ネタニヤフの長期政権のカラクリだが、イスラエルは一院制かつ(全国一区の)拘束名簿式完全比例代表制のみで、単独では無理でも総選挙の時だけ有力な政党を味方に付け、議席の過半数をとれば、政権を獲る事は可能だ(上図)。詳しくは、「ネタニヤフ政権はなぜ、ガザをここまで破壊するのか」を参照です。
故に、戦闘内閣にする事で、戦争を長引かせ、国民を脅し、国内世論をネタニヤフ政権の支配下に置く。
事実、ネタニヤフがやってる事は歴史上類まれなる”子どもの大虐殺”であり、”ハマスのテロを防ぎ、イスラエル国民を守る為に”との大義は大ウソである。
その上、ガザの”子ども大虐殺”を犯したイスラエル軍を動かすのは、極右のシオニズム勢力と、政権維持の為にシオニストの主張に沿って行動するネタニヤフだ。
故に、昨年10月のハマスの奇襲は、ネタニヤフにとって”奇禍”(1200人死亡+人質)に見えたが、実は政権維持の為の”奇貨”だったとも言える。
イスラエル軍事政権という”ならず者組織”の中に潜む”真のならず者”がネタニヤフである事は明らかだが、一方で”一刻も早い停戦を”という決死の主張は、子どもたちの命に関わる”命題”なのだ。つまり、この命題を無視しては、ネタニヤフという暴君を放し飼いにする様なものである。
今、イスラエルの”最も危険な男”を止める事が出来なければ、イスラエルはシオニズムという言葉と共に、”ならず者国家”として人類の歴史上に永久に刻まれ続ける(多分)。
そして、実験的国家であるアメリカもその”ならず者国家”支援し続けた”ならず者大国”というレッテルを貼られ、イスラエルという架空の国と共に、衰退し死滅するのだろうか。
つまり、時代と世の中はネタニヤフが考える程に単純ではない事は明らかだ。
頭のおかしい人物に権力を持たせると、とんでもないことになる、の典型ですね。
そして戦争は始めるのは簡単ですが、終わらせるのが難しい。
僕たちも、頭のおかしい人物に権力を握らせないようチェックしていかなくてはなりませんよね。
プーチンもネタニヤフも結局は、頭が狂った独裁者に過ぎませんでした。
こんなのが国民の上に立つと、極右と結びついて戦闘連立内閣を組み、世論を完璧に封じ込み大虐殺を重ねる。
そういう事が判っていながら、世界は狂った独裁者を捕まえる事も処刑する事も出来ない。
アメリカも昔みたいに力ないから、抑え込む事も出来ない。
今や世界の中心がバラつき、戦国時代の様相を示していますが、果たしてどんな国がアメリカに代わり、世界のリーダーになるのでしょうか。
いつもコメント有り難うです。
日中戦争での旧日本陸軍の暴走が原因の1つとされるけど、当時のアメリカも基本は極右政権だったから、極右と極右が噛み合った戦争だったことだろう。
戦時内閣での極右って勢いも覚悟も半端ないから一気に世論を丸め込んでしまう。
何を言われようと何が起きようと、絶対にその方針を変えないし、多分死ぬまで変えない。
ネタニヤフなんかパレスチナと和平を結ぶくらいなら死んだ方がマシだとさえ思ってる。
それにネタニヤフの面構えって、人間離れした猛禽類の類で見てて、いつも吐き気がする。
見かけではなく人相で人物は簡単に判別できるけど、悪役商会みたいな単純な面構えも珍しい。
アメリカを実験的国家とするならば、イスラエルは試験的国家と言えます。
パレスチナに棲み付き、コロナウイルスの如く寄生し増殖する。
そして今や、軍事内閣と戦闘なくしては成り立たない極右国家に成り下がりました。
勿論、イスラエルには、いやユダヤ人にもそれなりの事情がある筈ですが、”やられたらやり返す”的シオニズムは大量虐殺をもたらすだけで、得るものは何もない。
つまり、隣人と普通に暮らせないのなら、アメリカ国内にでも生きていく為の土地を探せって事ですよ。
ネタニヤフは軍隊の力こそが平和をもたらすと、延18年間主張し続けてますが、彼ら極右政権がもたらしたものは、子供を含む無差別な大量殺戮に過ぎません。
世界の世論としては、ネタニヤフこそがテロリストであり、ネタニヤフ政権は”ならず者”政権であるというのが、定説となりつつある。
かつてアメリカのブッシュ政権は中東テロをならず者と呼びましたが、今ではその”ならず者”をアメリカ政府は支援しています。
アメリカが実験的国家ならば、イスラエルは試験的国家と言えるとの転んださんの結論には、強く同意するものがあります。
ネタニヤフからすれば、これまで4度の中東戦争でアメリカに多くを儲けさせたのに、今になって裏切るのかって所でしょうね。
勿論、イラン敵視政策ではアメリカもイスラエルも足並みを揃えてますが、最悪イスラエルとイランとの核戦争は避ける必要がある。
一方で、イランは核をチラつかせ、ネタニヤフ政権を煽るでしょうし、イスラエルはパレスチナを完全に排除しようと目論んでます。
両国の複雑に歪んだ歴史は同情に値しますが、ネタニヤフ政権及びアメリカ政府のやり方は汚さ過ぎますよね。
いつもコメント有り難うです。
キャノングローバルのコラムでは
人類は本能的に自由で平等であるという民主主義的な資質を持っているが、他方で独裁者と臆病な奴隷という悍しい資質も併せ持つと説く。
即ち、望ましい資質を伸ばし、悍しい資質を抑制する為必要があるという。
民主主義は一度油断すれば、内なる邪悪が頭をもたげ、独裁と隷属の時代がやって来る。
かつてのヒトラーやスターリン、今ではプーチンやネタニヤフがその邪悪な資質を持つ独裁者と言えるが、彼らだって表面上は自由と平等の精神を説く時もある。
戦争や暴力は脳が引き起こすのか、時代が引き起こすのか、人類社会のシステムが引き起こすのか。
哲学的に言えばだが、人類に潜む善と悪が対峙し、善が悪を駆逐すれば戦争や暴力を封じ込むことが可能だし、逆もまた真なりである。
著者は民主主義や基本的人権を高く評価する傾向にありますが、”おめでたなアメリカ中心主義的”でもあるし、暴力の定義が曖昧すぎる様に思えました。
それに、心理学者に統計や数学が理解できるのでしょうか?
人類が賢くなったから戦争や暴力が減ったという彼の説には、矛盾がある様に思えます。
事実、戦争や暴力はとても巧妙に高度化し、複雑多岐にかつ広範囲に及ぶようになりました。
正直言えば、人類は民主主義を実践するだけの生き物ではない様に思えます。
但し、人の脳には先天的に善と悪が備わってるとの説は正しいと思います。
つまり、”自由と平等”という善と、”独裁と隷属”という悪が常に対峙している。
ただ言える事は、数学が単純でない様に、戦争や暴力が起きる原因や背景も単純ではないという事でしょうか。
いつもコメント勉強になります。