山口容疑者(28)は一昨年、茨城県古河市の50代男性に”母がガンでお金を貸してほしい”などと嘘を言い、現金90万円をだまし取った疑いが持たれている。
警視庁によると、山口は2019年10月に都内の風俗店で客だった男性と出会い、メールなどでやりとりするようになった。その後、”将来を添い遂げるあなたにしかお願いできない”と結婚をほのめかしていた。
取調べに対し、山口は容疑を否認。警視庁は男性からあわせて2000万円近くをだまし取ったとみて調べている(ANNニュース)。
総額2000万の風俗女
ギャンブルが負ける事が前提で成り立つ様に、(基本的にはだが)歳食った親父は若い女に騙される様に出来ている。
50代のエロ親父からすれば、28歳の女は(風俗嬢とは言えど)若い魅惑的な娘に変わりはない。オッズこそ高いが、最初からエッジ(利益)のないギャンブルと同じだった。
一方で同情する声もあるが、贔屓目に見ても(ギャンブルの原則からすればだが)騙された方がやはり悪い(と思う)。特に相手が風俗嬢であれば、尚更リスクヘッジ(回避)は必要だったろう。
でも、騙された親父は悔しかったんだろうね。最初の90万でしっかりと相手の出自や素養を確かめなかったんだろうか。それとも、ウクライナ侵攻のプーチンみたいに、狂気に走り、暴走特急と化したのか?
”一生一緒に添い遂げる”
”残り少ない母との時間を助けてほしい。お金を貸してほしい”
”母親をホスピスへ入れる費用を貸してほしい”
”奨学金の返済でお金が足りない”
”母親の手術費用を貸してほしい”
こうした明らかに辻褄が合わない詐欺メールだけで、親父は女と交際してると思いこんでいたのだ。
それに、(こんな状況で)結婚をチラつけただけで2000万円を(何ら疑う事なく)用意出来るんだから、結構な金持ちか?ボンボンか?或いはバ◯か?
普通の金銭感覚であれば、風俗嬢にこれだけの額を貢ぐ愚かさにすぐに気付くだろう。
TVで見る限りだが、(マスク越しの女性は口と頬が隠れるから)実際よりもキレイには見える。でも贔屓目に見ても、総額2000万の女には見えそうにもない。勿論、30近い風俗嬢としてはベッピンさんに属するかもだが。
今の28歳の風俗嬢が、どんな感じなのかは私には解らない。
ただ、クラブやスナックなら25歳位が限界だろうし、それ以上になると、風俗やデリヘルに成り下がる(多分)。つまり、相当に好きモノでない限り、この手の女にのめり込む事も詐欺に引っかかる事もないだろう。
ただ、この歳で風俗嬢とは、(少し失礼な言い方だが)子持ちのシングルマザーも少なくないから、金ヅルが欲しかったのだろうか。他にも20代から60代の数人の男性から、同様の被害で騙し取ったというから、悪質な常習犯の可能性も高い。
(28+56)÷2=42
そこで、数学的思考で男女2人の錯綜した心理を探ってみる。
まず、被害にあった男の年齢を55歳と仮定する。女は28歳だから二人の年齢の平均は、(28+56)÷2=42となり、42歳どうしの男女が出会ったと、まずは仮定する。
もし相手が風俗嬢でない素人女でも、普通の恋愛で済みそうな所だが、42の男はもっと若い女を恋人にしたがるだろう。
それに42の風俗女を相手にする42のスケベ男が、そうそういる筈もない(多分)。
つまり、28歳女と56歳親父が故に起きた奇妙で不幸な出来事だったのだ。
女は親父とメールでやり取りする内に、42歳のキャリアレディの気分に浸り、親父も42歳の若く頼もしい男の幻想を自らに抱く。
(14の歳を食った分)女は狡猾に獰猛になり、(14歳若くなった分)親父は大胆に軽率になる。
これはホスト通いする婆さんが、気持ちだけは若くなり、大枚を叩くのと同じ現象である。
若い幻想に浸りきった55のエロ親父を騙すのは、28の悪賢い女にとっては簡単だった筈だ。見た目は28歳でも腹の中は42歳の狡猾な詐欺女である。逆に、親父は見た目は56のエロ爺だが、気分は41歳の(怖い者なしの)若人なのだ。
男が(所詮は)56歳のエロ爺という自覚を持ち合わせていれば、暴走する事もなかった。一方で、女も(峠を過ぎた)28の風俗女という自覚があれば、狂気に走る事もなかったろう。
女は簡単に騙せると思ってたし、親父は簡単に自分の伴侶になると信じていた。
しかし、28女から見れば56男はクソのつく爺である。私もたまに鏡に映った自分を見るが、正真正銘の血色の悪いジジイである(笑)。
逆に、56男からすれば28女は(風俗女だとしても)ビーナスである。
一方で、28女から42女を見れば、腹黒い意地悪な中年女である。56男から42男を見れば、若くて何者をも恐れぬ勇者である。
つまり、同じ落とし所である42歳でも、女と親父ではかくも(抱くイメージは)異なるのだ。
そういう事を(女は)最大限に利用した。女は意地悪で狡猾なクソ女に変異し、勇者の幻想に浸りきったエロ親父を一気に食いつぶした。
つまり、28の風俗女は最初から自分の醜さを理解していた。しかし、56のエロ爺は女に見とれて自分の醜さを忘れてしまう。
28と56の間には28の差がある。その差が問題ではない。28と56の中間の42という落とし所に、女の方が早く近づいていた。
女は28と42の間を(交換則の如く)行き来し、バランスをとりながら、男を攻略した。
一方で、男は56から42へは下るものの、再び56に戻る事はなかった。
数学では、交換法則が成立する事を”可換”という。つまり、56歳の親父は”非可換”な人間だったが故に、財産を身ぐるみ剥がされてしまう。
28歳の風俗女が交換法則(可換則)を知ってたかは解らないが、数学の世界ではこの”可換”という性質が重要になるケースが多い。
最後に〜狂気と可換則
最後は理屈っぽくなりましたが。
結局は、28歳の風俗女が最初から落ち所を掴み、最後まで主導権を握り、56歳のエロ親父を掌の上で転がした。
もう少し親父が融通を利かせてたら、一本調子でなかったら、いや”可換則”を満たしてたら、異なった展開にはなってた筈だ(多分)。
脊椎反射という(可換則を満たさない)一方通行系人種ほど怖くて脆いものはない。それに脊椎反射系はやがて暴走と化す。
風俗女も一度甘い蜜を吸い、病みつきになり、やがて狂気を孕む。最後には詐欺という名の暴走を止められず、人生を大きく踏み外してしまう。
因みに、”客観的に見て故意があった”と認められる悪質な詐欺行為であれば、警察が逮捕に踏み切るという。
女はどんな言い逃れをするのだろうか。
再び同じ様な手口で、取調べ官を詐欺の海に沈めるのだろうか?
それとも、”人生にも数学と同じ様に、可換則が重要なのよ”って囁くのだろうか。
今後もよろしくお願いします。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
純愛に見かけも年齢もないと思いたいんですが、現実はどうなんでしょうね・・・
基本的にはですが
老いた男は若く美しい女に100%騙されますね。
男にはないものを女は全て持ってますから、理性など呆気なく吹っ飛んでしまう?
”ハニートラップ”の点でも、若く美しいという事は騙しの最高の武器ですかね。
勿論、若い男と裕福な中年女の組合せもあるし、ホスト通いに性を出すオバサマたちもいますから、一概には言えないかもです。
「ドライブ・マイ・カー」は小説よりも映画の方がよりリアルに仕上がってる気がしますが、現実に起こる事件は当り前の様で不可思議ですよね。
今回の事件も今更な感じで平凡にも映るんですが、狡猾な28女と愚かな50代親父の滑稽なドラマに映りました。
これを数学的に記述すれば?と何も考えずに記事にしましたが、人それぞれですので難しい所です。
ひょっとしたら「ドライブ・マイ・カー」はオスカーを獲得するかもですね。
それこそ奇怪な現実?
プーチンの侵攻も狂った現実?
こちらこそ、コメントとても勉強になりました。
夫が言います、そりゃ騙すつもりで手練手管の限りを尽くすからさ、と。また俺だっていい女を見れば・・・しかしそこは理性が働くしコントロールするさぁ、と。
今回のブログを拝読して
先日観た映画「ドライブ・マイ・カー」が思い出されました (劇中で30歳前後の男優役名高槻が50歳前後の女性脚本家、家福音と性関係を持ち?その結果破滅したこと~この映画で一番憐れ)
またあのプーチンが(69歳)新体操の妖精と言われたアリーナ・カバエワ(38歳)と事実上結婚しているらしいことが頭に浮かびました。(*英情報部がプーチンにハニートラップを仕掛ければよかったのに、なんて思ったりも)
私は所謂いい女もいい男も歳は余り関係ないように思いますが、しかしただ美しい、ただ格好良いは23~30歳位迄かな? でもこれも多種多様で好みかもね。
変換法則とエロ爺さんと何の関係もなく取り留めないコメントでご免なさい💦
28の女は、42との間を自在に行ったり来たりは出来るかもですが、
56の親父にとっては、42との間を自在に行き来出来ないんですよね。酷い特は28になりきってる。
そうなると(言われる通り)100%アウトです。
夢を追う気持ちも解るんですが、足下を見るのも夢を追う為には必要な事なんですよね。
とても勉強になります。
女性とって若さって美よりも尊いものかもです。
ワイドショーで某オバサマ教授を拝見したんですが、ボロ雑巾そのものですもん。
女房と畳は・・・とは今更ですが、考えさせられますね。
一方で”女とワインは古い方がいい”という仏の諺もあるから、どーなんでしょうか。
男は28歳の女とつき合おうとして28歳になろうとするが、実際、精神的に若返ることができるのは42歳まで。
女は28歳の心のままではとても56歳の男とはつき合えないので、自分の心を42歳にする。
ここで哀しいのは28歳になれると思った男の気持ちですよね……。
56歳の男性が馬鹿だったということは簡単ですが、若さを失った男性には、28歳は掛け値なしに魅力的だったんでしょう。
それだけ若さには、殊に女性の若さには値打ちがあるということなのだと思います。
悲しいけれど、それが現実!