![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/50/3ead095d3773cbc24e577b726996f5db.jpg)
"リンドバーグが飛び、アル・カポネが暗礁し、ベーブ・ルースが打つ"と、1927年の"アメリカを変えた夏"のビル・ブライソンの名セリフはあまりにも有名ですが。
それに因んで今度は、
"北のミサイルが太平洋を横断し、トランプは暗礁し、大谷が投げて打つ”。まさに、2018年の”アメリカを日本を変えた夏”という事になるのか。
1918年、第二次世界大戦を制し、世界一の大国にのし上がったアメリカ。そしてボストンに、二刀流のベーブルースが誕生して以来、丁度区切りとなる百年。今度は若き日本の侍が、1世紀ぶりにアメリカを変えるのか。
因みに、ルースの二刀流のこの最初の年は、11本塁打(タイトル)&13勝であった。登板しない日は4番でレフトを守り、登板する時も9番を打った(その3参照ですよ)。
ルースは、”投手はやりたくない、両方はきつ過ぎる”と監督に訴えたが、風邪で10日間休んだだけで、フル回転した。この年は第二次大戦の影響で、21歳までと31歳以上の一握りの選手だけが残されたシーズンでもあった。
お陰でこの年は、各チームとも台所事情が厳しく、仕方なく二刀流になった経緯も忘れてはならない。ルースは登板する度、監督のエド・バローと対立した。
それでも、ルースはチームの原動力となり、ボストンを首位に押し上げ、ワールドシリーズでも投打で縦横無尽の活躍で世界一に導いた。この時のボストンの歓声は独立戦争のコンコードとレキシントンで英国軍を撃破した時よりも大きかったと言われる。
それに、もう一つトリビアです。この年のワールドシリーズの初戦の7回に、突然”星条旗よ永遠に”が流された。観客は発狂し、以降、この歌は国歌となり、必ず試合前に演奏される様になる。
しかし、この年は、既に他界してた母親に加え、親父が飲み屋の喧嘩に巻き込まれ、他界した。後で語ってるが、23歳のルースにとって一番辛い年でもあったのだ。
戦争の不安も個人の不幸も将来の不安も、ルースはバット一つで払拭した。ホント実に感動的ですな、泣けそうになります。これも“その3”参照ですよ(しつこいですな)。
この最も恐ろしい程の激しい輝きを放った百年前の黄金時代の最中のアメリカ。あの頃の眩いほどの豊饒なるベースボールが復活するのか。まさかとは思うが、期待はしたいもの。歴史は繰り返すとはよく言ったものです。
でも、正直オープン戦を見る限り、大谷の二刀流は夢物語だと思った。世の中そんなに甘くないぜと思った。そういう私も難題が転がり込んで落ち込んでた時だから、正直、大谷にももがき苦しめと思った。でも、今は違う。大谷に夢を託す自分がいる。
とにかく、何も考えずに突っ走る事。周りの事を考えた時点で終わり。自分の事だけ考えて、自己満足の為だけにプレーすれば、何とかなりそうかな。いや、そんなに甘くないか。
正直、私がブログを始めたのは、このベーブ・ルースを紹介する為だけであった。ルースこそが私の唯一無二のヒーローなんですね。他には要らないのです。
私はその中で、”あらゆる歴史上の事物や物語は、再現の可能性があるが。ルースは再現不可能だと思う。彼が残した記録もその存在も記憶も、その軌跡も再現不可能だ”と書いた。その気持ちは今も変わらない。
しかし、大谷がルース伝説を復活させる事は可能だ。いや、その雰囲気がプンプンと漂ってくる。打球の速度も180キロを超え、投打共に超の付くパフォーマンスだ。
全く、三試合連続本塁打は、ルース伝説の継承を期待させるに十分なご挨拶である。北斗神拳の一子相伝ではないが、ルースの伝説を受け継げるのは、世界広しと言えど、大谷だけなのか。
野茂が日本人で初めてメジャーのオールスターのマウンドに立ち、イチローが安打のメジャー記録を抜き去り、松井がWシリーズでMVPを獲得した時も、スタジアムはどよめき、全米中は湧いた?が(いや、湧いたと思いたいが)。投打で圧巻のパフォーマンスを見せ付けた大谷のどよめきは少し異質に異様に感じてしまう。
まるで、イーグルスの”ホテルカルフォルニア”が西海岸から東海岸へゆっくりと浸透し、全米いや全世界を圧巻したように。
大谷伝説は、まだまだ始まったばかり。ここまで来ると、ルースの影を全て大谷に被せてしまいたくなる。勝手だが、それが人情というものだ。
神はルースに野球の全てを与えた。そして、神となったルースは大谷に何を与えてくれるのか。ルースの伝説はそっくりそのまま大谷に乗り移り、これからも躍動し続けるのか。
たかがルース、されど大谷。このブログの連載が続く事を只々祈るだけである。
今日のピッチングの結果如何では、大谷がルース伝説を受け継げる存在であるかどうかの一応の目処がつきそうな気配ですが。
日本は資源も一時の経済力もないけど、個の力では世界と同等にいやそれ以上に戦える事を証明してほしいです。
でも、あまりプレッシャーを感じて欲しくもないし、周りは期待するしで。でも通訳のロン毛は気に食わんですね
惜しかったですな。でも、これくらいが丁度いいかな。ルース伝説継承には申し分ないパフォーマンスです。
ただ、郭泰源みたいな高速スライダーがあれば。でも、4シームは立派に通用しますね。ロン毛の通訳は髪切ってましたな。
”レキシントン”とまではいかなくとも、”大塩平八郎の乱”ほどの歓声は上がってました(笑)。
郭泰源ですか、随分と懐かしいです。
福岡の平和台球場で見た事あるんですが。オリエント超特急と称された速球とスライダーは抜群でした。
特にスライダーと速球の違いはミットの音を聞かないと判別できない程でした。
大谷も真横に曲がる高速のスライダーがあれば、鬼に金棒ですかね。
郭泰源を生で見たんですか、全く羨ましいですね。ロスオリンピックで、アジア人初の158キロを叩き出しました。それまで、アジアの速球王としては、昭和の怪物こと江川さんでしたが。
台湾の投手としては、ヤンキースの王建民の150キロ台のシンカーも凄かったですが。大谷の4シームの質も日本の頃よりも良くなってますね。初速を少し落とした分、伸びとキレがあるというか。
お酒と同じで、アルコールの度数よりも、のどごしやキレが大事なんですな。
大谷は好調が続いてますね。出来過ぎというか、怖いくらいですが。
チームも彼が出場した試合は9勝1敗とチームを一人で牽引してる様な。全くベーブルースと同じ道を辿ってるみたいで。
正直、ここまで上手く行くとは思ってもみませんでした。
逆にアメリカはシリア空爆で微妙な状況にあります。これまた大一次大戦が激化した1918年と全くダブってきます。
転んださんが言った様に、ミサイルが飛び、トランプが暗礁し、大谷が投げて売って勝つと。そうやって歴史は繰り返すのでしょうか。
死角がないといったら嘘ですが。それらを忘れさせる様な活躍です。ルースも入団当初は、パートタイム的な扱いで、期待は殆どされてなかったんですが。見事に大化けした。
人生、何がプラスになるかわかりませんが、確かに大谷は、時代の波に乗りつつありますね。それに、シリア空爆でトランプ政権が微妙な立場になった事も、大谷には追い風です。
”大谷に迫る危機、ルースとの違い”でブログを立てようと思ってんですが。少し様子見となりそうで、嬉しい誤算が続く事を祈るばかりです。
いよいよボストン戦です。メジャー一の強力打線を誇るボストンの豪打者をどう打ち取るのか、興味シンシンです。
ボストンといえば、ベーブルースの二刀流を育んだ街です。そのチームとやる訳ですから、大谷も結構緊張してるでしょう。本当の大谷の実力が問われそうな気もします。
象が転んださんは、この試合どう予想しますかね。聞きたい所です。
ボストン対大谷は見応え十分で、全米中の注目ですね。シリア空爆や米朝会談よりもずっとずっと盛り上がりそうです。
ルースの活躍が第一次大戦の不安を払拭したように、大谷もこのカードも、そういった諸々の不安を吹き飛ばす勢いです。
予想としては、序盤を乗り切れば、一気に大谷劇場となるかもですが。序盤に少しでも制球でもたつくと、ボストンの超強力打線に一気に粉砕されるかもです。
メジャーのバッターは不器用なのが多いから、最初は戸惑うも、一度慣れれば、大谷の速球も難なく打ち砕くでしょうか。何せ、日本選手でも打てる160キロですから。
結論としては、マー君と同じで、スプリットの制球が全てかもです。とにかく、この一戦で大谷のメジャー人生が決まると言えなくもないです。でも、ホームゲームだから、そこまで緊張感はないでしょうが。
大谷は少しやばくなってきましたね。象が転んださんが予想してた通り、ボストンには通用しなかった?
大谷の失速に釣られエンゼルスも3連敗です。メジャーは甘くないと思ってましたが、今のボストンこそが昔のメジャーのレベルなんでしょうね。
そもそも西海岸のチームは元はマイナーリーグですもの。本家本元と比べると、少しどころか大きく見劣りします。
ベーブルースへの挑戦は、所詮は儚い夢に過ぎなかったんでしょうか。沢木耕太郎さんの”一瞬の夏”を思い出しました。寂しいコメントで失礼します。
全く悪い方の予感が当ってしまいました。
でも、大谷にとってはメジャーの洗礼と考える事で、プラスに考えた方がいいかと。
それよりも、大谷コケたら皆コケたで、チームの方が深刻ですね。それに、ボストンは強すぎましたな。昔のメジャーはあれが普通だったんでしょうね。
しかし、打つ方は今日も2安打放ってるし、投げる方より才能があるかもです。ま、ルーキーだし、気長に観察しましょうか。