象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

便利さには、もう飽きた〜PayPayは孫のツルっ禿頭に卵を生む?〜

2019年12月21日 05時57分32秒 | お題

 ”PayPay”なんて言葉を聞くと吐き気がする。最近は、やたらこの言葉がネットやメールを賑わしてる様だ。直訳すれば、”払え払え”となる。こんなゲスな言葉もない。


クレジット決済の黒い闇

 でもそういえば、いつもお世話になってる”薬のオオサカ堂”は、数年前からクレジット決済をやめた。最初は、面倒臭いし手数料もとられるし、イライラしたが。今になって思うと大正解だった様に思う。
 クレジット全盛の頃だっただけに、とても勇気のいる決断だったと思う。21年の実績ある個人輸入の大手老舗サイトだけに、この稀有の決断は死活問題だったろう。
 しかし銀行決済のみにしてからは、割引やキャンペーンも大幅に増え、無駄買いも減ったから、逆に良かったかなと思う。因みに、クレジットカードを所有すると消費が2割ほど増えというデータもある。
 表向きの理由は、”セキュリティと安全性を考慮”した結果とあるが、一方で度重なるクレジット被害に対応できなかったからという黒い噂もある。

 とにかく、多少不便になる事で、”セキュリティや安全”に余計な神経と労力と資金を払う必要がなくなったというのは、経営面でもコスト面でも非常に有利な側面があると思う。 
 というのも、年々クレジット被害は高度に緻密に巧妙化&奇抜化してる。それに対応し、セキュリティ予算も高騰する。運営側はセキュリティにばかり気を取られ、肝心の顧客サービスやクレームの対応、商品の質や価格の管理などに力を十分に注ぐ事が出来ないでいる。
 つまり、セキュリティに絶対はない。いくら高度な”デジタルの壁”を開発しても、それを破るハッカーは常に現れる。スノーデンが語ってる様に、日本のセキュリティシステムは”裏窓”がガラ空きなのだ(”スノーデン”を参照)。
 ”悪貨は良貨を駆逐する”のは、セキュリティの世界でも同じである。


便利さとイカサマと粗大ごみと

 一昔前は、”便利っていいな”と思ってた。便利になったら、どれだけ世の中が変わるんだろ?って、そんな夢ばかり見てた。
 自宅に居ながら仕事が出来て、買い物が出来て、車は自動運転で、食事も自動でできちゃう。選択やお掃除もロボットがしてくれる。スケベも自動ならもっといいんだが(笑)。まるで、SF映画に出てくる様な事ばかり考えていた。
 しかし蓋を開けてみると、便利というものが如何にペテンというものかがよーく理解できた。ネットショップが全てペテンだとは言わないが、個人情報を盗むという点ではイカサマよりも質が悪い。クレジット決済も、特に”1クリック”決済なんて詐欺そのものだ。
 以降、クレジット決済は全て辞め、クレジット情報も全て消去した。偶にクレジット決済を使うが、一々カード番号を叩く様にしてる。しかし、入力情報はしっかりとスマホに残るので全て消去する。学習情報も消され、多少不便になるが、安心には変えられない。
 
 お陰で、買い物が極端に少なくなった。外に出ても買い物をしなくなった。お金を一々ATMから下ろすのが億劫になったからだ。
 ネットショップに凝ってた時は、便利という魔物に取り憑かれ、ガラクタばかり買ってたように思う。事実、95%はポンコツだった。耐久消費財という名のガラクタの中で、我らは生きてる事を思い知らされた。
 それでも街中には、モノとゴミで溢れてる。そういう私もサピエンスという名の粗大ゴミだ。個人情報を曝け出し、粗大ゴミを買い漁る。ハイテクというガラクタに踊らされ、自らもポンコツと化す。これほどお目出度い事もない。

 因みに、地球上で生産される消費財で、人類の生活に本当の意味で必要とされてる割合はどれくらいだろう?
 正確な数字を弾き出し、本当に必要とされるモノを必要なだけ生産すれば、GDPは極減するかもだが、地球温暖化には大きく貢献するだろう。
 目先の金か?環境か?俺なら環境を選ぶ。金は盗めばいくらでも手に入るし、複製もクローンも再現も自由自在だ。バレれば違法だが、バレなければ合法だ。
 しかし、環境は盗む事も再現する事も出来ない。つまり、コピーもクローンも不可能なのだ。

 CO2排出量を制限するよりもずっと効果的だろう。COP25では、そういう事を提案してほしかった。それに、ガキのケツを叩いて”温暖化デモ”を促すよりもずっと効率がいいし、地球に優しいはずだ。


電子マネーが地球を覆い尽くす

 PayPayの話題に戻るが、今の勢いからすれば、電子マネーが一気に地球上を覆い尽くすのは時間の問題だ。よほど有能なハッカー集団が現れない限り、電子マネー全盛の時代が来るだろう。
 そういう私も、プリペイド式のマネーカードを数枚持ってたが、すぐに失くしてしまった。それ以来、超の付く現金主義者となった。
 貴重なものを失くす致命的な癖がある私は、貴重品は持ち歩かない様にしてる。スマホも財布もだ。お陰で出費が極端に減った。金がなければモノは買えないからだ。
 例えば、店に入り欲しいモノがあったとする。ポケットには千円しか入ってない。わざわざATMでお金を下ろしてまで買う代物か?を頭の中で冷静に判定する。当然、答えはNOだ。
 ケチと言えばそれまでだが、これが私の生き方なのだ。地球温暖化対策に貢献してると思えば、まんざら悪い気もしない。

 これから世界はどんどん便利になり、グローバル化し、どんどん貧乏になる。極々一部の”勝ち逃げ”だけが裕福になり、99%の民はみな、超は付かないが”節約すれば何とか生きていける”レヴェルの貧困層となるだろう。
 そんな中、電子マネーが世界中に繁殖し、ハッカーも増殖し、ごく一部のイカサマ野郎はボロ儲けする。孫のツルっ禿は何を企んでるのか?
 ”PayしたくてもPay出来ない”時代がやって来るのだろうか?いや、もうすぐそこまで来てるのかも知れない。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たかが電子マネーされど (paulkuroneko)
2019-12-21 12:37:49
paypayも色々と問題あるみたいです。
セキュリティとハッカーって今や延々と続くイタチごっこです。

結局、セキュリティ費用がかさみ過ぎて維持費がバカにならない。そういう方向から崩壊しそうな気がします。
返信する
paulさんへ (象が転んだ)
2019-12-21 14:06:16
ハッカーにとっては遊びのつもりでも、運営側にとっては死活問題ですから、掛かる費用と労力は半端ないですかね。
それに、IT技術者の質も落ちてるし、有能なハッカーは生き残り、デジタル上の便利さは淘汰される。結局は昔に戻るのかな。
返信する

コメントを投稿